「ロックンロールの歴史の勉強になった。」リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
ロックンロールの歴史の勉強になった。
リトル・リチャードを私は殆ど知らない。私が映画鑑賞の目安とする週刊文春の評価が高かったので鑑賞してみた。
「のっぽのサリー」が彼のヒット曲だったのを初めて知った。この曲はビートルズがカバーしているので覚えていた。本人の顔は初めて見た。とにかく型破りの人で、常識レベルでは測れない。時代を先取りした歌手で、その後のビートルズやストーンズ、エルトン・ジョン、デビット・ボウイらに影響を与えたことがよく分かる。
ただ、彼の人格が余りにも特異なので、共感は出来なかった。口は悪いが根は良い人だとはわかる。何度も「クエリー」と出てくるが、正直に何のことかわからなかった。黒人で同性愛者のこと?
変人過ぎているが、ロックンロールの始祖・革命者には相応しい性格だ。
「ボヘミアン・ラプソディ」以後、2匹目の泥鰌を狙って、昔のスーパースターを題材にした映画がいっぱい作られている。が、優れた作品は数少ない。その中でこの作品は良い方だ。洋楽が好きな人に勧めたい。
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