「お黙り!」リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング うんこたれぞうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5お黙り!

2024年3月8日
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鑑賞方法:映画館

近田春夫をご存知だろうか⁉

何年か前まで、週刊文春で「考えるヒット」という音楽コラムを連載していた音楽家で「爽健美茶←ソ~ケンビチャ♪」や「チョコボール←クエッ!クエッ!クエ~♪」 のCM曲が一般的には有名だろうか!?

その近田氏が、YouTubeでこの作品を紹介していたので、悪天候のなか横浜のムービルまでレッツ!GO💨(ムービルは只今会員価格毎日¥1300ポッキリ)

近田春夫を初めて認識したのは小学3年生のとき、ベストテンで見たジューシー・フルーツの「ジェニーはご機嫌ななめ」のプロデューサーとして

1980年当時でテクノ歌謡(Perfumeの元祖!)というメチャクチ斬新な曲で、9歳の自分は「オモシロイケド変な歌ダナ~」くらいの認識(翌年の矢野顕子の春咲小紅とあまり区別がついていなかったかも⁉)

当然自分の親世代は全くこの曲を理解できていなかった! ナンダ!コノウタ!?

で、漫才ブームが吹き荒れる渦中、ザ・ぼんち「恋のぼんちシート」である

この曲、当時異常にヒットして、全国の小学生が「A地点から~B地点まで~♪」と登下校時口ずさんでイタノデスヨ(この曲が近田氏の一番のヒットに)

他には、自分が高校生のときの、小泉今日子のハウスミュージック「フェイドアウト」

当時の自分はメタルしか聞いてないボンクラ学生で、この曲を「今度のKyon²の新曲、地味ダナ~」くらいの感想← ザンネンナヤツ!(今聞くとカッコイイ🎵)

と、当時タレント活動もしていた(浅草橋ヤング洋品店にも出ていたくらいのタレント性)近田春夫はリトル・リチャードに自分を重ねたらしい

他人に提供した曲が売れ、自分より他人が評価される葛藤

後年、グラミー賞やミュージックアワードでの言葉の端々に「もっとオレを評価してくれよ!!ビートルズもストーンズもボウイも全員オレの影響を受けているんだぜ!」という叫びが涙を誘う

近田春夫もそこに共感したんだろうなー

近田さんだから「世間の皆様、もうチョイ評価シテ💓」くらいだと思うけど…オワリ!

うんこたれぞう