「【今作は、コロナ禍の中、大学を辞めて引き籠っていた女性が母が営むキンパ店を一人任された事で、様々な人と出会い元気になって行くホッコリ巻き巻きキンパムービーである。】」ローリング・ガール NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【今作は、コロナ禍の中、大学を辞めて引き籠っていた女性が母が営むキンパ店を一人任された事で、様々な人と出会い元気になって行くホッコリ巻き巻きキンパムービーである。】
■コロナ禍の韓国の何処かの町。
大学を辞め、引きこもりのジュリ(シム・タルギ)は、母親のヨンシム(チョン・ウンギョン)から、祖母の具合が悪くなり看病の間、キンパの作り方を習い、店を任される事になる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作は、観ていて、ホンワカとした気持ちになる映画である。
出てくる数々のキンパも美味しそうだし、なによりも最初は仏頂面のジュリが、常連の沢庵アレルギーのイ・ウォン(パク・ヒョウォン)を或る日、試験会場に原チャリで届けた事から、突如登山が趣味のオジサンから頼まれた大口オーダーに対応するために、キンパ作りの手伝いを頼み、一緒に山に登り、キンパを届けたり、丁寧語の少年と交流を持ったりするシーンが、何だか良いのだなあ。
・ジュリの生活が、閉じこもり生活から無理やり解放された事で、彼女自身の心に変化を齎し、就活を始めたり、イ・ウォンと仲良く成ったりするのである。
・祖母は亡くなってしまうのだが、母と一緒にお酒を呑むシーンでジュリが、自然と涙を流すのも、解放の証だろうなと思うのである。
<今作は、コロナ禍の中、大学を辞めて引き籠っていた女性が母が営むキンパ店を一人任された事で、様々な人と出会い元気になって行くホッコリ巻き巻きキンパムービーである。>
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