「ソルロンタンみたいな味わい」ローリング・ガール ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
ソルロンタンみたいな味わい
韓国映画というと、てんこ盛りのアクション、二転三転のどんでん返しのサスペンス、大爆笑ギャグコメディ、コテコテ人情もの、あるいはそれらの組み合わせの比較的濃ゆーい味付けの作品が多いイメージ。
そんななかで、これは素朴でさっぱりとしたソルロンタン(牛骨スープ)みたいな味わいの作品でした。
ぐーたらニート娘が母親に尻を叩かれて、コロナ禍で厳しい家業のキンパ屋を手伝っていくうちに、気になる男友達が出来たり、近所のおばちゃんや子供と仲良くなったり、母との関係を改善したりするだけのお話。(父親の影がないが一切そこには触れられない)
大事件も大恋愛も大逆転劇も起こらない、悪人も登場しない淡々とした日常描写に、割と素っ気ない雰囲気の主演女優さんがよくマッチして鑑賞後感はほっこりと悪くない。
鑑賞後、キンパ気分で帰宅したら夕食は節分の恵方巻きとキンパ・ジェネリック。
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