幽霊はわがままな夢を見るのレビュー・感想・評価
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入水を「にゅうすい」と読むと意味が違ってしまうのではないか?
遷延性中二病に罹患した30女の停滞感を、長回し固定カメラの多用で上手く表現していたし、ラジオ寸劇の、めちゃくちゃ面白いところからちょっとだけ外した感じも絶妙で面白かった。
生命の価値について語りたいけどそれにはちょっと照れる、みたいなトーンもいい。
それにしても、耳なし芳一って意外に微エロ話で、オスカー・ワイルドが脚本書いたら結構な官能劇になりそうな気がした。
インディ映画って何か好き。
ご当地映画ってやつでしょうか。いや悪くなかったです、いかにもインディ映画って感じの小品で気分良し。
東京で売れない役者をやっていた主人公が家族の不幸をきっかけに実家の下関に帰郷し、いじめで自殺した若い男の幽霊とかつて主人公自身が行ったいじめのせいで自殺まで考えた女性に取りつかれる事で、死ぬ事に取りつかれた主人公が変化しまあ何とか生きて行こうとするまでが描かれます。
すぐ怒るし自己中心的で暴力的な主人公に最初は感情移入するのは難しいですが、映画を観て行くうちに自分もそんな立派な人間じゃねーしなって感じで主人公に寄り添う気持ちに自分自身も変化して行きました。
うん観て良かったです。
ぶち難しい
母親の葬儀で東京から下関の実家に帰った売れない女優が、父親の経営する地元FMで働きながらグダる話。
いきなり幽霊と思しきものがみえるけれど、たまに現れて主人公とちょろっと会話をするだけ!?
それにロードムービーじゃないですよね。
才能がないのを人のせいにしてうだうだやってる主人公が、生きる屍で幽霊みたいなものっていうことだと思うけど…。
途中から、スペースマンショー的ラジオドラマをチョロチョロ挟みながら進行していき、それはなんとな〜く面白かったけれど、この映画としての面白みは感じられなかったかな。
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