「推理が荒削り」名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ) Tofuさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0推理が荒削り

2025年4月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

タイトルからてっきり土方が手にした「星稜刀」を奪い合う話かと思っていたら、実はそうではない形で話が展開されていった(ネタバレになるので詳細は省く)

小学生の頃にはモーリス・ルブランやコナン・ドイル、江戸川乱歩などを読み漁っていたので推理ものは決して嫌いではないのだが、今回(ほぼ初めて)このシリーズの作品を観て感じたのが推理の荒削りさ。謎解きの部分を聞いても「あぁ、そう言えば!」とはならなかったんだよね。

「実はあの時、⚪︎⚪︎が見えたんだよね」みたいなことを言われても、ほとんど画面上で確認できないレベルだし、観客(テレビなら視聴者)が観ながら謎解きをするのではなく、コナンが解決してくれればそれで良し、としているんだろうな。自分自身で伏線が回収できないと満足しないといった考え方がきっと古いのであって、劇場版としては本作が27作目になるくらい支持されているのだからそのスタイルでいいのであろう。

Tofu