「履修復習しておいたらさらに楽しめるアニメ話数書きます↓」名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ) 木根間さんの映画レビュー(感想・評価)
履修復習しておいたらさらに楽しめるアニメ話数書きます↓
この作品を鑑賞する上で、青山先生作品ファン、名探偵コナンファン、コナンは映画しか見ないよという方、映画自体のファンに向けて履修しておいた方が良い、忘れているところ復習したほうがいいアニメの話数を書きます。その後、感想があるので事前情報見たくない方は履修話数だけ見て閉じてください。⚫︎は特に重要。
・144~145話(上野発北汁星3号)⚫︎
・263話(大阪ダブルミステリー)1時間半くらいあるスペシャル回です。
・472~473話(工藤新一少年の冒険)⚫︎
・616~621話(ビックベン)→最悪621話だけでもOK。見なくても話はわかるので時間に余裕があれば。
・916~917話(恋と推理の剣道大会)
・983~984話(キッドVS高明)⚫︎ 導入につながるので大切です。
次は映画。見てなくても楽しめますが、今作を見てハマった方向け。
⭐︎平次、和葉が見たい⭐︎
メイン
迷宮の十字路
から紅の恋歌
出番あり
絶海の探偵
漆黒の追跡者
⭐︎キッド⭐︎
紺青の拳
銀翼の魔術師
天空の難破船
業火の向日葵
⭐︎キッドと平次⭐︎
探偵たちの鎮魂歌
世紀末の魔術師
その他、まじっく快斗、YAIBAも見ていた方がより楽しめるでしょう。映画に必要な情報はアニメコナンで補えるため、沼にハマったら見てみてください。優先順位は、まじっく快斗>YAIBA
まじっく快斗は怪盗キッドとその正体の黒羽快斗が主役、ヒロインは今作でチラッと出てきた中森警部の娘である中森青子ちゃんです。こちらも、新一と蘭、平次と和葉のように幼馴染で両片想いの状態です。キッドとして演じていない素の快斗が見れますので必見。
YAIBAの沖田総司は同作品の主人公のライバル、鬼丸は悪役なのですが、コナン時空では“普通の高校生だった場合の鬼丸”として描かれていると思います。鬼丸だけ世界線がズレてますね。まあ、ファンに向けたサプライズ登場といったところだと思います。あまり深く考えなくてOK。沖田と新一の顔が似ているのも名探偵コナン、まじっく快斗の世界線では多分関係ないと思います。作者の作画的な問題をメタ要素として扱ったように見えます。
(ちなみに、YAIBAキャラがサプライズ登場するのは事前に載っていたのでネタバレになっていないと思います)
では、以下感想
ラストやばい!とだけ感想を見てワクワクで観に行ったが、何も意外性がない。昔からファンによく言われていたことを答え合わせしてる感じだった。予定調和。
また、エンディング直前に「おっ」となって主題歌と相まって泣きそうになったが、こちらも予定調和。
さらに、登場人物が多い。近年映画に比べて推理要素に力を入れていたと思うがそれ故に難しくて一度では理解できない。ただこれは推理要素を多くすると「子どもには難しい」と評され、少なくすると「ただのアクション映画じゃないか」と評されるのである程度は仕方ないと思う。多分、推理要素を欲している人は初期のようなミステリー要素が多めの仄暗い雰囲気が好きなんだと思う。ただ今回は、(も?)話がややこしくなっただけでミステリー、サスペンス要素が増えていたわけではなかった。
そして、他の青山先生作品をしっかりと鑑賞していないと理解できない点も何点か見られる。
良く言い換えれば興行収入目当てではなく、青山先生の作品ファンに寄り添った映画だったと言える。
しかし、名探偵コナンしか知らないファンやコナン映画だけ見ているファンには不可解な点も多かったと思った。