劇場公開日 2024年2月2日

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「次は公佗児(コンドル)拳、究極秘奥義を見せてください」フィスト・オブ・ザ・コンドル ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0次は公佗児(コンドル)拳、究極秘奥義を見せてください

2024年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

興奮

上映開始直後、タイトルとともに「前編」の文字が出て、しまった!やられたの思いが頭をよぎる。公式にはそんなこと一言も書いてないのは正直ズルい。(なんとなく、これだけでは終わらないよと匂わせているあたり確信犯)

主演のマルコ・サロールは武道家でもあるそうで、鍛え上げた筋肉は素晴らしい。ガタイもでかくて画面映えするし、動きもよろしい。ただ双子の設定は毎度、どちらか識別がし難くて面倒。 続編は当然トキ vs. ラオウばりの派手な兄弟対決が期待されるが、この双子設定がアシを引っ張らないか?

内容は、なんというか北斗の拳とジャッキーのカンフー映画を足して2で割って、水で薄めた感じかな。特訓シーンでやたら上半身(腕力)を鍛えていたけど、それが生きているような技はなかったような。肝心のコンドル拳とやらも、構えだけで技の印象薄い。まさか倒した相手をコンドルが食べにくるからコンドル拳?(コンドル軒か?)

あと女師匠(サロールの実母だそうな)がまったく強そうに見えないが、「酔拳」の蘇化子師匠のようにどこかで実力の片鱗を伺わせるシーンが欲しかった。

やはり一子相伝の必殺拳を名乗るなら、派手な極め技シーンがたくさん欲しい。
吹き替え版制作の際には、ぜひ千葉繁の絶叫ナレーション入りで

「公佗児(コンドル)拳、究極秘奥義!、飛鳥天衝!!!」
「この外道、死してコンドルの血肉となれ!」

などとはっちゃけてやっていただきたいものです。それなら★もう1つ足すよ。

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ばとー