映画 からかい上手の高木さんのレビュー・感想・評価
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西片っぽくない気もしたが間を埋めるに十分
2024年劇場鑑賞130本目。
原作とスピンオフの単行本は全て購入していますが、どこまで読んだか分からなくなって最終話までは読んでいません。
ドラマは石川県ではまだ完結していませんがTverで最終話まで観ました。
スピンオフで結婚した高木さんが出てくるのでこの恋がどうなるのかは分かっているのですが、どうやって結婚したかは詳しく語られていないのでこの映画を楽しみにしていました。しかも今泉力哉監督だし。
中学生であの恋愛だと説得力あるのだけど、大人でこの恋愛の進み方はもどかしすぎると思っていたのですが、どうも西片くんの方に問題があったようで。原作の西片くんにしてはごちゃごちゃ考え過ぎな気もしましたがドラマとしてはこれでいいかなと思いました。
たまには 良いかも
もうちょっと短くしてほしかった。
永野芽郁さんの魅力が大爆発✨
西片と高木さんの本当の恋の物語
今日は春から見ることを決めていた映画からかい上手の高木さんを見てきました。原作の方を3月に知ってそこからアニメと劇場版を見て実写のドラマも全部見てそこから10年後の話しを今日見てきました。西片と高木さんはもう立派な大人になっており西片は体育の先生になってました。
この映画の中で一番共感したシーンは学校の事で悩んで不登校になっている人を高木さんは見捨てなくて一緒に絵を描いたり西片との思い出の場所を訪れたりしてその子を元気づけようとした高木さんに凄く共感しました✨
そしてラストのシーンは僕が想像もしなかった事になってびっくりしました。
主題歌の「遥か」もいい曲でした✨
皆さんもぜひ6月は西片と高木さんの2人の本当の恋の物語を映画館で確かめて下さい!😊
カマトト上手な高木さん
原作どおりの中学時代を描いたドラマ版と同じ監督で、10年後を描く映画。中学生なら微笑ましかった二人のやりとりも、25歳ともなるとさすがに終始気恥ずかしさは拭えない。
西片を演じる役者はちょっと男前すぎる気が…(顔も言動も)。かつては生徒として阿呆なことを繰り返していたのが、教師の立場となると不登校や何やかやとシリアスな事態に向き合わざるを得なくなって、原作とはだいぶトーンが異なる。
スピンオフの別シリーズでこの二人の行く末は既に確定しているので、恋愛の駆け引きとかは二の次で、ある意味その間を埋めるエピソードの役割を担っているのだろう。それでもブーケトスのくだりなどはなかなか胸アツだ。
原作が少年マンガなので、そこからのファンも見るかもしれないとなれば、どちらもいい大人なのにsexシーンはおろかキスシーンすらないのは仕方がないのか。10年という歳月の間には、各々それなりの有為転変もあったに違いないと思うのだが。
小豆島は何度か訪れているが、あの高台からの展望が見られる場所は知らなかった。
映画の評価って難しくておもしろいですね。
心のビタミン剤?
ファンタジー
あまりにも原作に忠実なドラマ版が良すぎてね。その10年後ではあまり...
ほっこり!
からかわれ下手の四片君
タイトルなし
原作はあるが、今泉の世界だった。爽やかな映画とされているが、そんな単純な世界ではない。ただ、臆病で告白できなかったのかと思いきや、ラストシーンで彼は発達障害かと思えるような鈍さを見せる。まだ、人との関わりが苦手な不登校の子のほうがずっと繊細に人の気持ちを読んでいる。からかい上手は相手を支配してるかと思いきや、実は寂しくて相手に近づけないという意外な展開。でもその気持ちを不登校の子に打ち明ける展開はうまい。実話なのかな?
海も島も美しい。情熱大陸を見たけど、不登校の子とのシーンで永野の後ろに海を置く設定にしたのはやはり美しかった。
愛がなんだは、病的な世界だった。この映画も微妙に病的ではある。しかし恋愛とは思いこみだし、冒頭の片思い100%の歌もそれを彷彿させる。高木さんの思いがそこにあったことを観客は最後に知る。
人と人のコミュニケーションにこだわる。しかしそれはすれ違いでもある。今泉監督は不思議な人だと思う。
二人の間の緊張感、すれ違いそのものが恋愛の隠喩でもあり、胸キュンの映画ではあった。
隣にいるのが好きでそこに帰りたいから、二人が隣同士、教室の椅子に座って話す設定はうまい。
また、ラストで二人が10年越しを反復するシーンもまるで小津の映画を見ているようだった。それは現在の中学生の二人のシーンとも重なる。告白することそのものが大事だと彼女はからっとした顔で言ってのけるからだ。
ドラマの方が圧倒的にいい。西片のこどもっぽさと高木さんの悲しそうな感じがよくわかる。からかいのシーンもたくさんあるし。クリスマスシーンは少しかわいそうだし。 ドラマの方はあまりにも切ない。何度も高木さんがサインを出してるのに。からかいの中に本音を含ませてるのに、それが逆に本当だと受け取られない淋しさ。その繰り返しが切ない。それで西片をいじめてしまう。それはますます西片をからかいの関係に閉じ込めさせていく。そのもどかしさ。
何といっても西片くんがいい。怪物の子役だったのにあっと言う間に大きくなってしまうんだな。このキャスティングで成功している。
ドラマも今泉さんの監督で、ドラマの方はとてもナチュラルにできているので、確かに他のレビューの人達が言うようにドラマを見てから見たほうがいい。今泉さんもそれを意識したのかもしれない。だけど、永野さんはとても好きな俳優さんだけど、少し違う感もあった。ファンタジー的で力強い感は永野さんなんだけど、西片が好きで切ない感は少し弱い。文哉さんの方は誠実さと素朴さがあってよかった。ドラマでは、最後にずっと手を振るシーンが好きだ。ここでまたフライングがあるんじゃないかとヒヤヒヤしてしまう。ラストの消しゴムのシーンも切ない。原作がわからないけど、今泉さんはこういうのが描きたい人なんだろう。
映画では確かあの海を見渡す場所はいかなかったことになっていないか。
ドラマでは、サブストーリーもとてもかわいく切なかった。
待ちに待った…辛め評価ごめん
からかい、からかわれの中学時代を過ごし、いい感じを共に持ちながらも、親の仕事で遠く離れ離れになった主人公2人が、10年後に、生まれ故郷の島で、かたや体育教師かたや美術の教育実習生として再び出会う話。
原作コミックはあれど、舞台は、マンガにはない二人の10年後を描いたもの。それなら、稀代のストーリーテラー今泉監督の脚本も躍動できるってものだ、と観る前から楽しみでした!!
というわけで、以下のレビューは原作知らずが、今泉監督作品を観て勝手に書くものなので、「原作とテイストが違う」とか「原作のエンディングで終わりでいいじゃないか」などと感じられている方は、無視してくださいね。
そして、映画はちゃんとほのぼのできるので、ぜひ観てください!
さて、上のように推奨したにもかかわらず、のっけから失礼な書き方になるが、本作、俺にとっては、今泉監督全開って感じじゃなかった。永野さん(芽郁)の映画って感じだったなあ。
ごくわずかな出来事を、119分に渡って、ゆっくりゆっくり語る映画。島の時間で撮った映画ってことかなあ。
もちろん、今泉監督にしか出せないほのぼの感は満喫できるし、光溢れる絵は相変わらず爽やかだし、文句があるわけじゃない。でもなんだろう。クセがないっていうのかなあ、なんだか物足りなかった。
もしかすると、「原作の空気を見事に再現した映画」なのに、原作を読んでない俺だけがわかってないのかもしれない。原作読んでこよっと。
大関さんと町田くんのくだりで、恋愛感をみせてくれている。伝えるタイプとそうでないタイプ。伝えられた側は、どう受け取るかが千差万別。町田くんのように告白されたのに好きでなかった場合に「ああ、めんどくさい」と人と人の関係を重荷に感じる人もいる。相手の気持ちや明日からどう対応すべきかを考え過ぎるってのは、基本、いいやつなんだと思うけどね。
「そうか、返事してないな(というか、その時には返事するチャンスすら与えられなかったけどな)」、と気づき、返事をしに行く。何かを直接言うではなく、町田くんにそう考える機会を与えた主人公二人。大袈裟な動きがあるわけではないけれど、少しだけ変わっていく感じ。今泉監督の本領だ。それだけで変わる世界もあるよ。いや、ではなく、お互いの心は少しスッキリするよ。という町田くんも味わったであろう開放感は、俺にも十分伝わってきた。
今泉監督、情熱大陸での様子からすると、告白する大関さんタイプだよね。(ちなみに俺、もろ町田くんタイプ)
今回の話って、主人公二人とも大関さんタイプじゃなかったよね。監督と違ったタイプの主人公二人だったから、必要以上に間延びした感じになっちゃったのかな。それとも、これもデフォルメの一つとして楽しむべきだったのに、俺が歳をとってせっかちになってるだけかな。
ありえなそうな恋愛関係を描いて見せて違和感を持たせない、という今泉監督の "腕" としては、今回も10年間を跨いだ主人公二人を見事に描ききったとは言えますね。その点は、もう、さすが、今泉監督! これからもたくさん映画撮ってください!!
おまけ1
町田くん、「カラオケ行こ!」だったんだ、気がつかなかったよ!
おまけ2
みんなのレビューを楽しく読んでいたら、「主人公二人の関係は原作の香りに忠実に。一方、監督の工夫や思いは、大関さんと町田くんの関係に込めてみた」のかな、と思えて来ました。
おまけ3
「へなちょこパンチだからいくら打っても相手には効かないの。自分の手も痛くないの」 は、監督が描きたかった主人公たちの関係 の中心ですよね。
2024/6/7 追記
ドラマ版、見ています。
声をかけられると「うわ」とびっくりする西片。
ロッカーから出てくる高木さん。箒のシーンは、第二ボタンのシーンの相似だったんだね。
ドラマ観てから映画だったら、そのシーン、楽しかっただろうな。ドラマ版つまり中学生時代は6巻が最新巻だった「100片」が10巻くらい揃ってたのも、より印象的だっただろうし。同じ海、同じ浜、同じ桟橋の上、(さらに10年前と同じスマホ!)で聞く、かっての新たな主題歌。
神社の境内は大切な場所だったんだね。
そして初詣。「来年こそ、おみくじ勝つから」「来年も初詣、一緒に来れたらいいね」 この会話、その後を知ってると深いね。
そうか、浜口くんと北条さんはちゃんとこの頃から。そしてこっちが、中井くんと真野さんか。たしかに真野さん面白いね。
歌う時に鏡を見るのは、口角を上げて歌うための先生の指導だったのか。
そしてからかわれた分だけムキムキ腕力になってる西片。ちゃんと成績も体育が伸びてるんだね。
「島に帰って来たら、また会おう」という女子たちのセリフ。
「自転車は家に置いてきた」これも相似だったんだね。
そして、…高台。415段の階段。
うわ。当たり前だけど、もう、次から次へと。映画。もう一度、あらためて観に行こうかな。
このドラマの帰結としての映画なんだね。いや、堪能しました。西片の気づかさなぶりも、ここから観たら、それ自体が大切なことだったんだね。
泣かないでよ。笑っててよ。西片には元気でいてほしい。
ドラマがあること、教えてくれただるまんさん、ありがとうございます!! ドラマ版、入りは映画同様、なんだか入り込みにくい感じだったけれど、さすが今泉監督。クセになる味わいは、2日で一気に観ちゃいました。また寝不足だ。
う〜ん。純愛、というか若き恋、淡い想い。
ドラマ版とあわせたら、最高の5点だけど、映画単独で観た印象は残しておきたいから、スコアは変えませんでした。「ドラマ版のあたしが良かったってことかな?」って、高木さんにからかわれちゃうかな?(笑)
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