映画 からかい上手の高木さんのレビュー・感想・評価
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何事もやり過ぎは良くない
ラブコメといえば、お互い好きなのに言い出せなかったり、すれ違いがあったり、邪魔が入ったり、片方が好きとアピールしていのにもう一方が鈍感で気づかなかったり等々、とにかく、くっつきそうで中々くっつかず、観客を焦らすだけ焦らしておいて、結局最後はめでたく結ばれ、ハッピーエンドというのが王道だと思います。
ただ、物事には限度というものがあり、本作そのは限度を超えてしまっていると思います。高木さんがハッキリ「付き合って」と言わないのは許せますが、許せないのは西片。あれだけ高木さんから好きとアピールされているのに気が付かないのは、鈍感を通り越してバ〇なの?と思ってしまいました。挙句の果てに高木さんが勇気を振り絞って「好きだから付き合って」と言ったのに対し「好きってどいうことか分からない」とか「好きか分からないけど付き合って」とか、お前いったい何歳だよ、生徒から恋愛相談された時も「好き」が何だか分からないのに答えていたのかよと呆れるとともに、もうこの時点で二人を応援する気もすっかり失せてしまい、折角の感動的なシーンもドキドキではなくイライラしてました。
そもそも「好き」というのは考えて決めるものではなく、感じるものだと私は思いますが…
という訳で、話はながくなりましたが、一言でいうと本作は話を引っぱり過ぎたがゆえの失敗作でした。
追伸>
これだけつまらない脚本と演出にもかかわらず、永野芽郁さんは頑張っていたと思います。ただ、申し訳ないですが、他の役者さん達、特に生徒役は皆さんイマイチでした。
割と普通?でした(笑)
今泉力哉監督作品ということで楽しみにしていました
原作もアニメもTVドラマも知りません
今泉監督作品はとしては静かな割と普通?の恋愛劇でした
そしてとにかく映像が美しい
クセのある会話劇を期待していた方には少し物足りないかもしれませんが普通がまたいいのです(もちろん「らしさ」はあります!)
単純に相思相愛の設定なんですがそこは今泉ワールド
ラスト前のクライマックス
教室での2人の「告り合い」
「10年前からずっと好きだから付き合って」(高木さんの言いたいこと)
「よく分からないけど好きみたいだから結婚して」(西片さんの言いたいこと)
ただそれだけの話(1分で終わる話)なのに多分20分近い長回しの不思議な会話が続きます(笑)
完全なハッピーエンド(ですよね?)に拍手です
爽やかで心洗われる作品でした
漫画、テレビドラマ、アニメは見ていない私ですが、高木さんが西片をからかう、という(大まか過ぎる)内容だけは知っています。
その程度の知識でしたが、とても楽しめました。
変に各キャラクターのイメージが頭にないので、とてもすんなり受け入れられました。
まずキャストの二人が本当に爽やかで素敵。
今どきあんな純朴な子いる?と言う人もいるようですが、うちの子どもを見ていたりすると、充分あり得ると思うのです。
世の中そんなに器用な子ばかりではないですからね。
少し都合のいい設定には見えますが、時間をかけて描いているため性急さは感じられません。
最初のからかい、からかわれの関係から、このまま進展するきっかけを失うのではと逆に心配になる部分もありました。
しかし、子どもたちの人間関係の悩みから、思いを伝える大切さを彼らが知り、お互いの気持を確かめ合う場面は、ぎこちないながらも誠実さに満ちていて、感動的でした。
また、中学校の子どもたちの心理が、ステレオタイプではなく、割と率直に繊細に描かれていたと思います。
人付き合いが難しく感じる時って大人の自分でももちろんあるので、見ていて励まされましたね。
映画の尺として、大きな事件も起こらずに2時間は一見長いようにも見えます。
しかし、この二人にはそれだけの時間が必要だったのかなと、見終わった今は思っています。
からかい上手とからかわれ上手で、最初から相思相愛だったんですね。
10年後を描く意味はあったのだろうか?
「好き」という気持ちを相手に伝えるのは、勇気のいることだ。
フラれるのは嫌だし、それで相手に気まずい思いをさせたら申し訳ないし、もしかしたら、友達同士としての良好な関係も壊れてしまうのではないかと不安になってしまう。
だから、高木さんは、「好き」という代わりに「からかい」続けるのだろうし、西片は、そんな高木さんの気持ちに気付けないのだろう。
ただし、そうした2人の微妙な関係は、中学生だからこそ微笑ましいのであって、それが、いい大人になった10年後も変わらないところを見せられると、あまりの成長のなさに「何をやってるんだ?」と思ってしまう。
島のゆったりとした時間の流れに合わせたかのような語り口も、それはそれで心地よいものの、テンポが悪くて眠たくなってしまった。
西片が、同級生に「好き」と告白した女子中学生から、高木さんが、告白された直後に不登校になった男子中学生から、別々に事情を聞くところが並行して描かれる場面は、この映画の大きな見所となっているが、その後、西片と高木さんが、そのことについて情報を共有していないのは気になる。ここは、教え子たちがどうすればよいのかを2人で相談し合って、その過程で、自分たちもどうするべきなのかに気づくという展開があっても良かったのではないだろうか?
ラストで、ようやく、お互いの気持ちを伝え合う場面にしても、今までの経緯を踏まえれば、高木さんか西片に「好きだ」と打ち明けたところで、「また、からかってるんじゃないの?」と疑う西片のリアクションが欲しかったと思う。
何よりも、手をつなぐ以前に、「付き合う」を飛び越えて「プロポーズ」してしまうという西片の思考過程は、それこそ、中学生にすらない単純さで、どうして、これを大の大人にやらせる必要があったのか、不思議に思ってしまった。
10年経っても何も変わらない2人を描くのであれば、そもそも、10年後を描く意味はあったのだろうか?
とてもキュンキュンさせられる良い映画でした!
淡い初恋を観ててとてもキュンキュンします。
とても穏やかで温かい雰囲気が流れてて、小豆島の風景も絶景でとにかく綺麗です。
原作は原作、アニメはアニメ、実写は実写の良さがあります。ぜひおすすめです。
ドラマ版から大人になったのが違和感の全く無いキャスティングでした。
2人が大人になったらこんな感じなんだろうなって想像がつく。
唯一気になったのは、25歳になってそこまで初心なままか?とは思いましたが、微笑ましい範疇。
自分も中学の頃、思いを伝えられずに初恋が叶わなかった経験があるので、もし自分が大人になってから初恋の人が帰って来てたら、西片くんみたいにオドオドした感じに戻ったりするのかなぁとも思いつつ。
終始穏やかで温かく、かつシンプルなお話しの映画なので、原作やドラマで既に触れた方も、そうでないシリーズ完全初見の方も、
両方にオススメできます。
別物として…
アルト(高橋文也)ではやはり爽やかイケメン過ぎると。
ネトフリ版黒川君のちょっとひねくれ感がなさ過ぎ😢
まず永野芽郁ありきなんじゃない?って思わずにいられません。
漫画やアニメから入った方にはちょっとオススメ出来ないなぁ…
『元高木さん』繋ぎ?やっぱりアニメ作品は配役が大事だよね。
窪塚愛流辺りで冒険して欲しかった(笑)
この作品の江口洋介は好き😊
【"本当に戻りたかった場所。"今作は若き男女の10年越しの淡い恋を、今泉力哉監督ならではの、心の機微の細やかな変遷を優しい視点で描き出した心がホンワリと温かくなる爽やかで、多幸感溢れる恋物語である。】
◆感想
■今作品の魅力は、中学生の時に隣の席だった高木さん(永野芽郁)と西片君(高橋文哉)が、西片君が体育の先生になった2人の母校で10年振りに再会し、お互いに好きだと言う気持ちを今泉力哉監督ならではの、心の機微の細やかな変遷を優しい視点で描き出した点である。
・普通の恋愛映画であれば、キスシーンは当たり前であるが、今作品では2人は最終シーンまで、手も握らない。だが、それがこの作品を焦れったくも、素敵な趣ある作品にしているのである。
・西片君の教え子の大関さんが、同級生の松田君に淡い想いを持つシーンも良い。中学生らしい自分の想いを上手く伝えられない姿、告白されて戸惑う姿。自身の中学生時代を面映ゆく思い出しながら鑑賞した。
そして、いつもニコニコ笑っている高木さんが、大関さんから告白されたためか不登校になった松田君と、海辺の防波堤で一緒に絵を描き距離を縮めていく様も良い。
高木さんを演じる永野芽郁さんの、柔らかな笑顔が素敵であるし、松田君が高木さんに心を少し開いて、西片先生の良い所を”無理に学校に来い、と言わないから。”と伝えたり、二人で島の見晴らしの良い高台で海を見るシーンも良い。
更に言えば、高木さんは松田君に”西片君には中学から200回も好きって伝えているのに、伝わらないのよ。”と笑顔で言うシーンも素敵なのである。高木さんにとって、西片君を揶揄う意味を初めて自ら口にするシーンでもあるからである。
◼️今作品の白眉は、高木さんが教育実習を終えた後に、西片君と中学生の時の様にクラスの一番後ろの席で隣同士で座り、想いを告げる長回しのシーンであろう。
ここも又、焦れったいのだが、2人が中学生時代から抱いていた想いをぎこちなく伝え会う姿は、とても心に沁みたのである。
<今作品は、今泉力哉監督ならではの、心の機微の細やかな変遷を優しい視点で描き出した観ていて心がホンワリと温かくなる素敵な恋物語なのである。>
二人の絶妙な空気感が良い
中学まで仲の良かった西片と高木、15歳の頃に高木が海外に引っ越しして10年ぶりに教育実習として島の中学校に戻ってくるという設定の恋愛映画
幼馴染の二人の絶妙な空気感とほのぼのとした風景が良かった。
ただラスト付近の長回しのシーンがちょっとクドいかな。ここが短く纏まっていれば星4つですね。
エンドロールに流れる曲もこの映画にマッチしていたかと思います。
ロケ地は小豆島ですかね。思わず旅行に行きたくなりました。
実写版なぁ〜
面白かったけど、正直アニメ版の方が良かった様な気がする。
流れが大体予想出来るし、わざわざ実写版の映画を出す意味あった?って感じかな。
実写版のドラマをして、そこから映画の方が良かったじゃあ。
アニメ版の流れで。
まぁ、カレカノや新婚方はおすすめかな?
若くて美しくて優しい
永野芽郁さん。
『半分、青い』以来のファンです。
周りの人まで(他の女優さんよりその半径がかなり大きい)明るい気分にさせる笑顔と、ここぞという時の微妙だけど確かな演技力。
今泉力哉監督。
噛み合ってるのか、噛み合わないのかよく分からない絶妙な会話やそのやり取りから滲み出るユーモア、独特の間、独特の場面転換など、外れの作品がない監督。
そのふたりが織りなす映画です。
久々に休みをとって公開初日の朝イチの回で鑑賞しました。
なんか、らしくないな。
というのが、第一印象でした。
原作のテイストなのかもしれませんが、お伽話の中に世界が閉ざされた完全ファンタジー。
ガサツな人は出てきません。
青春時代特有の自意識過剰さも微笑ましい範囲にとどまり、鬱や自傷行為などの傷ましさとも無縁です。
風景も人もひたすら若くて美しくて優しい。
そうなのです。お年寄りも出てきません。
どこかの高校がそのまま、お伽話に出てくるような、のどかで美しい小島に移転した。
まるで漂流教室。
このような世界では、皮肉も嫌味も存在しないし、時間の流れもゆったりしていて、ありえないほどのもどかしさにもイラつくことはなく、そうだ、頑張れ、あと少しで伝わるぞ!
と応援するだけです。
永野芽郁さんは素敵な笑顔そのままでいいし、今泉力哉監督も凝った脚本を書く必要もなく、ただただ美しく撮ればいい。
実際には、そんな簡単なことで、ひとつの映画が作れはしないのは分かってるつもりですが、私が期待するおふたりの力量があまり発揮されることのない作品のように思えて、少し残念でした。
永野芽郁好きなら
永野芽郁好きなので、ストーリーより、
「いかに魅力的な永野芽郁が見られるか」という採点基準です。
その点では、満点ではないですが合格です。
最近はシリアスな役が多かったので、久々に、明るい彼女を見られて良かったです。
予習のためドラマ版を見ていましたが、
映画は、設定の違いもあり、ドラマ版ほどキュンキュンする感じはなかったです。
もっともっと、永野芽郁による「からかい」を見たかったのが正直なところ。
若い頃の永野芽郁に、中学生の高木さんを演じて欲しかったと思いました。
ストーリー的には、おっさんが恥ずかしくなるような純粋ウブなほのぼの恋愛ものです。
驚くような展開も、考えさせられることもないです。
みんないい人で、話もハッピーエンドなので、嫌な気分になることはないでしょう。
永野芽郁が好きで、平和な映画が見たい人にはオススメです。
最高です、小豆島行きたくなった!
アニメも実写も未鑑賞での初見です。もう最高です。主役のお二人も予想通り素晴らしいです。映画観てからドラマも観ましたが若い2人も良いですね。島の景色も最高でしたね。自分が中学生の時に高木さんみたいな女の子が近くにいたら良かったなあ。と思って見てたけど最後は西片みたいな男になりたかった事に気づいた。都会で生まれ育ったら難しいのですが素敵な2人です。あと西片みたいな先生がいてくれたら生徒たちは幸せですね。ドラマ見ていて気づいたけど西片は田辺先生の良いところをたくさん見てたから、あんなに良い先生になったのかもですね。2人の最後も素敵なハッピーエンドで良かったです!
わざわざ「10年後」として事務所の都合での主演2人に替える必要がま...
わざわざ「10年後」として事務所の都合での主演2人に替える必要がまるでなかった。
ドラマ版の2人で魅力十分なのよ。月島琉衣、黒川想矢でよかったのに。
高橋文哉が黒川君の演技に寄せてるのもあざとかった。残念の一言。
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