もしも徳川家康が総理大臣になったらのレビュー・感想・評価
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寛容な心で観るのがオススメ
面白かったです。
歴史好きなら考えたことあるような感じですね。
楽しくみるなら細かい所にこだわらず見たほうが良いと思います。
「◯◯はこういう人じゃない!」
「◯◯ならこうする!」とか歴史好きなら感じるかもしれません。
ただ、それは解釈の違いもあるので肩肘張りすぎても楽しめないです。
「◯◯ならこうやって上手くやってくれそうだなぁ」っていう妄想を楽しく映像化した感じなので、そんな楽しみ方が良いと思います。
ただ、裏を返せば、「中身が薄い」という風にも解釈されるので、そういうのを求める方にはオススメできないかもです。
特に歴史に対して強いこだわりがある方、もしくはこだわりを捨てて軽く観れない方にはオススメしません。
あくまで軽い気持ちで観ることをオススメします。
翔んで埼玉と同じ監督・脚本だったので、ぶっとんでるおふざけコメディ...
久々に聞いた大江戸捜査網のテーマに感動
コロナ禍の2020年、閣僚の間でクラスター感染が発生し、総理も亡くなってしまった日本を舞台にした政治(?)コメディでした。AI技術を駆使して過去の偉人を復活させ、徳川家康を首相に、豊臣秀吉を財務大臣に、織田信長を経済産業大臣に、坂本龍馬を官房長官に据えて国難を乗り切ろうとするというトンデモ話でしたが、意外に面白かったというのが第一印象でした。
その原因のひとつは間違いなく豪華キャストにありました。もはや定番となった竹中直人の秀吉に安心感を、野村萬斎の家康には安定感を、GACKTの信長にはゾクゾク感を覚えるなど、歴史上の誰でもが知っているキャラクターを、超有名俳優がそれっぽく演ずることで、初めて観る物語だったものの、水戸黄門のように物語世界にすっと入っていくことが出来ました。あれで徳川吉宗を松平健がやっていたら、最高だったように思います。
あと、大江戸捜査網のテーマソングが使われていたのも個人的には響きました。あの曲を聞くと臨戦態勢になるというか、気合が入るというか、非常に単純な部分ではありますが、本作の内容と非常にマッチしていたと思います。またエンディングの新しい学校のリーダーズが唄う「Change」も、テンポが良くて心地よかったです。
逆にちょっと首をひねったのは、「野党は批判ばかり」、「議場で議員は寝るな」と言った、手垢が付きまくったセリフがところどころに散見されたところ。まあ間違いなくマスに向かって作られた作品なので、そういったステレオタイプで自動化された政治評を入れることがお約束だったのかも知れませんが、現実の政治を振り返ると、こういった話は思考停止した現状肯定にしかなっていなくて、全然「Change」しないどころか、事態を益々悪化させているのはここ10年余りの歴史が証明していると感じたところでした。
そんな訳で、本作の評価は★3.5します。
心おきなく笑って泣いた!
綱吉さんがかわいかった🐶
原作は面白かった記憶。コロナ禍の2021年に読んだから面白かったのか、コロナが明けた今ではいまひとつ。
コロナ禍の設定であればマスクは皆しないと緊急事態感が伝わならないのでは。
ただ、政治家や国民の政治に対する向き合い方を考えるきっかけとしては個人的にはあり。
チクリと警笛
クスッとさせられながらも、最後に泣かされる秀作!赤楚衛二の坂本龍馬がカッコイイ!!
設定が奇想天外で各偉人達に仕込まれたコメディ要素(一定層の年齢には非常にハマる)に笑いつつ活躍を楽しく観ていると、最後には家康の言葉に深く考えさせられ感動させられた秀作だった。そして、龍馬が理佐に聞かせる言葉も私たちに向かって言われているような言葉であり、胸に刻んでおくべきだと思えたし学びが多かった。
各偉人を演じた俳優も凄くハマっていて、家康の野村萬斎、秀吉の竹中直人、信長のGACKTという三英傑を演じた俳優達はもちろん良かったが、なんと言っても良かったのが赤楚衛二。これまでのドラマでは繊細な役柄が多かったが、見事に土佐弁や武士の仕草を身につけ、今まで坂本龍馬を演じた俳優に劣らず、坂本龍馬になりきっていて、説得力があった。
めちゃくちゃカッコ良いので、赤楚龍馬を観るだけでも価値があると思う。
パロディーだけど、めちゃくちゃ面白い🤣
出オチの中途半端!
「仕事と思うな 祭りと思え」
己を信じろ
度重なるギャグシーンは結構滑っていて、劇場内は急激に冷え込む。まさかのあやつの登場には、辞書に載ってもいいほど綺麗な失笑が広がる。キツい。武内英樹監督とこの作品はミスマッチかな〜🥶しかも、徳永友一脚本となるとギャグシーンに振り切りすぎちゃうのも納得。
原作はビジネス本なんだから、もっと真面目に政界や社会情勢について扱って欲しかった。このキャッチーさがいいんだろうけど、ちょっとやり過ぎ。でも、終盤のメッセージがあまりにしっかりしていて、ちゃんと心に響いちゃう。都知事選があったばかりの今公開したのは、タイミングバッチリだったね。若者よ、政治に目を向けよ。
やはり、GACKTは武内監督にしか扱えない。あまりにカッコイイ。色気が半端じゃない。織田信長は映画や漫画になるとやたら美化されて若干の嫌悪感を抱いてしまうのだけど、彼の信長はもう声も佇まいも説得力が尋常じゃなく、他の武将・偉人たちと比較しても頭ひとつ抜けている。この面々で信長を好きにならないわけが無い。
しかしながら、野村北斎、高嶋政宏も結構イメージ通りで、かなりハマり役。ただ、竹中直人の豊臣秀吉と赤楚衛二の坂本龍馬だけは、あまりに違う。いい加減、坂本龍馬をあたかもカリスマ性あるような人物に扱うのやめてくれ...。
最後の怒涛の追い上げは本当に良かった。そして、バトンは渡された。今の日本を一喝する、なかなか面白い作品。コメディはキツイけど、これがビジネス本原作だとは思えないし(恐らく原作がかなり優秀)、これを見た人達は政治に対する向き合い方が必ず変わるはず。と、言いたいところだけど、同じ列に座っていた大学生男子が、開始1時間にして退席。いやぁ、わかるけど、もうちょい我慢してくれたら素晴らしいメッセージが込められてたんだけどなぁ。1時間じゃ、ただ浜辺美波が可愛くてGACKTがカッコイイだけの映画だもんなぁ...。
50万円!
演技というより政治描写のリアリティがゼロ
予告編と多少乖離あり
予告編観て「飛んで埼玉」みたいな作品を想像して鑑賞。
…したら、確かに面白いパートもあるものの、どちらかと言えば真面目に政治を語る場面の方が多かった印象です。
いや、これはこれで内容として良かったし、しびれるセリフもあって観てよかったんですが。チカラ抜いてアホな映画を観ようと思って挑んだ手前、ちょっと戸惑いました。
最初からもう少し真面目な政治劇だと思って挑んだら評価・印象も違ったかもしれません。
ただ、エンドロールの音楽もどちらかと言えば明るめの曲でしたし、監督的には面白可笑しくしたかったのかも、とも感じました。
最初笑えて、だんだん深く難しくなっていき、かと思えばエンドロールの曲は明るめムード。ちょっとコンセプトが行ったり来たりしてたような。
低偏差値映画だが
経済政策や法的問題などをいちいち気にしてはいけない低偏差値お馬鹿映画として前半は進行していきます。
私達、現代日本人が政治に期待していることは批判をされても責任を持って実行すること。
ある種、独裁的に強引に改革して欲しいと思っている。
問題点は誰もが分かっていて誰もが同じような問題意識を持っている。
でもじゃあどうするの?と言ったら誰も実行出来ないしやらない。この映画では織田信長や豊臣秀吉などが剛腕でもって実行していくのでカタルシスがあります。
後半では打って変わって、現代の政治についての問題を我々に問うてきます。これこそがこの映画が言いたかったことなのである。
現代の政治と政治に対しての国民の関わりについての問題点を過去に生きた偉人が語ります。
さて、この偉人の言葉を我々はどう受け止めるのか。
映画館で鑑賞して感じて下さい。
レビューは芳しくない評価がされていますがそこまで悪くなかったかなぁと思います。
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