もしも徳川家康が総理大臣になったらのレビュー・感想・評価
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こんな全国民が関心を持つ内閣ができれば
現総理が不出馬表明をしたその日に観てきました。 面白かったですよ。 完全コメディとして。 ベテラン俳優陣の演技力はピカイチ、野村萬斎さんとGACKTさんのオーラは凄まじい。特に野村萬斎さんは適役ですね。風格がまさに家康。 あり得ない無理矢理なバラマキや感染症薬承認を盛り込んだ風刺。ロックダウン、ありましたねー。 最後の長台詞は、世間への訴えや応援だろうと、素直に聞きました。 というか、あれが無いとこの手の話は締まらないでしょう(笑)コメディでなくただのギャグで終わってしまう。 あの面々の中で頑張っていた長井短さんに敬意を評して★3.5→4
もっともっと偉人達を……
無茶苦茶な設定から始まるこの映画。 もっともっと各偉人達が、自分の個性を発揮して次々に改革を行っていきある意味タメになる物語かと思ったがそうではなかったのは残念。 そしてまた、翔んで埼玉やテルマエロマエみたいに振り切っていなかったのも残念。 まぁ、そうですよね途中から裏切りのストーリーになるのは必然ですかね。 最後はもっとデタラメ的に他のありとあらゆる偉人達 がしこたま出てくれば大爆笑だったかな
楽しみにしていたのですが
キャストが豪華で大好きな方が多く、また歴史好きでもあるので、面白そうな内容だと期待して行きました。 前半は楽しかったのですが、徐々に失速… もっと面白くできたんじゃないかなと思ってしまいました
説明的終結
友達同士で話題になり、期待してでかけました 途中眠くなっちゃったのは、私の歴史力、洞察力が無さすぎるのかなと思いましたが…、終わり方がとても説明的でした 真っ当なことを話しているのだと思いますが、右から左へ抜けていく感じというか 明るくなって、周りのお客さんの顔を見たら、別に…という顔をされている方が多く、少なくとも、面白かったね!という満足したような表情をされている方は少なかったように思います これが全てを表しているというか… 「来て良かった!感動した!笑った!」という感想を持つことは出来ませんでした ごめんなさい
ギャグ映画と侮ることなかれ。かなり笑えますが、さすがは「翔んで埼玉」の武内英樹監督と脚本・徳永友一のヒットメーカーコンビ。社会派作品と言ってもいいほど、痛烈なメッセージが込められていたのです。
2021年に出版され大ヒットを記録した同名ビジネス小説を原作に、AIで復活した偉人たちによる最強ヒーロー内閣の活躍を描いたコメディ映画。 ●ストーリー 映画の舞台は2020年のコロナウィルスが猛威を振るい日常を奪われた日本。国内どころか世界中が大混乱に陥る中、新型コロナの感染爆発に直面し、政府はなすすべもなく立ち往生します。内閣支持率が27%まで下がり、首相官邸でクラスター(感染者集団)が発生、首相が急死してしまうのです。 未曽有の危機に「最後の手段」として、「AI・ホログラムにより歴史上の偉人たちを復活させ、最強内閣をつくる」という前代未聞の計画を実行します。 かくして誕生した内閣の面々は、内閣総理大臣に徳川家康(野村萬斎)、官房長官に坂本龍馬(赤楚衛二)、経済産業大臣に織田信長(GACKT)、財務大臣に豊臣秀吉(竹中直人)農林水産大臣に徳川吉宗(髙嶋政宏)、総務大臣に北条政子(江口のりこ)、厚生労働大臣に徳川綱吉(池田鉄洋)、外務大臣に足利義満(小手伸也)、法務大臣に聖徳太子(長井短)、文部科学大臣に紫式部(観月ありさ)など偉人たちが集結した通称≪偉人ジャーズ≫による夢のような内閣が1年という条件で誕生します。政治的立場も時代もバラバラの「呉越同舟」極まる最強内閣が日本を救うことに。 さらに閣僚を補佐する人材も招集されました。財務大臣の秀吉の実務面を支える財務副大臣として石田三成(音尾琢真)、首都の治安を守る守備隊として新撰組の面々と土方歳三(山本耕史)が任命されます。 コロナ禍のなか、何も決められない政治に辟易していた国民は、圧倒的なカリスマに加え、政策を推し進める“えげつない”実行力に驚愕し、日本中が熱狂していくのです。 そんな中、アナウンサー志望の新人テレビ局政治部記者・西村理沙(浜辺美波)はスクープを狙い、政府のスポークスマンを務める坂本龍馬に接近します。そしてひょんなことから偉人ジャーズの活躍の裏に渦巻く黒い思惑に気付いてしまうのです。果たして、陰謀の正体とは?そして、日本史に新たに刻まれる“事件”の真相とは?! 続きは劇場で! ●解説 ギャグ映画と侮ることなかれ。かなり笑えますが、さすがは「翔んで埼玉」の武内英樹監督と脚本・徳永友一のヒットメーカーコンビ。社会派作品と言ってもいいほど、痛烈なメッセージが込められていたのです。財務大臣の秀吉を中心に閣内に不協和音が広がります。ドタバタでコミカルな展開には現代政治への風刺も利かせ、「大衆心理を含めた政の危うさ」も描かれます。 《民の主体性を信じる家康》 野村萬斎演じるラストの徳川家康総理の演説中の金言には、多くの人に耳を傾けてもらいたいものです。 野村は、国公立の劇場などで作る「全国公立文化施設協会」の会長を勤めていることから、政治との距離が近い公共の仕事をしてきたからこそ、思うことがあるといいます。「何のためにやるのかという本質からずれて、利権絡みになっていないか。この映画も、そこを直接的に批判しているわけです。政に携わっている人、それをジャッジして動かす民意も両方が問われている」と。 非常手段を使って、権力奪取を図ろうとした秀吉は、人任せで無責任な民意を批判します。現在の投票率の低さを見よと。自ら投票にも行かず、お上から何かして貰うことばかりで、自ら考えようもしない数多の愚民達には自分のような強きリーダーが必要なのだと。それには家康も賛同するものの、家康は民を信じると熱く語るところが感動的です。無駄からこそ国民一人一人が、自分の可能性を信じ、行動してほしいと家康は国民に期待をかけるのでした。現代人にバトンを託すような演説シーンだったのです。 《あっと驚く偉人内閣の目玉政策》 このあたりは本作の見どころの一つでもあります。コロナ対策で偉人内閣は外出禁止令を出し、ロックダウン(都市封鎖)を断行します。もちろん経済活動は止まります。政府は国民全員に給付金50万円を、あっと驚く方法で、極めて迅速に支給するのです。家康首相は「一度、口にしたことはやり切る。それが偉人内閣じゃ」と自信たっぷりに宣言します。いわゆる「決断と実行」だ。独断ではありません。閣僚たちがそれぞれの強みを生かして政策を進言します。家康を演じる野村は「周りの意見を見聞きしてジャッジしていくというのは少し自分自身の日常と重なる部分もあります」とコメントしています。 今年は現実の世界も選挙イヤーの年です。米国ではバイデン大統領が再選を断念し、「もしトラ」こと、もしもトランプ氏が大統領に返り咲いたらが現実味を増してきています。英国で政権交代が起き、フランスでは「あわや極右内閣発足」でした。日本でも年内に衆院解散・総選挙があると見られています。 《岸田首相が徳川家康だったら》 もしもポスト岸田首相が徳川家康だったとしたら。武内監督の答えはこうでした。 「列島改造論を掲げた田中角栄さんのように、高度成長期の首相は剛腕でした。今は時代が違うので政治家が萎縮しているようにも見えますが、そういう意味では偉人内閣のような首相のほうが国民は喜ぶのではないかという空気を感じます」 つまり、家康首相のように強いリーダーシップを感じさせる人物が、現実の世界でも待望されているというのです。監督の念頭には、マスコミの報道姿勢に対する違和感もあるようです。 「もし徳」には民放の情報番組で「次々と改革していくのは、あっぱれ」と偉人内閣フィーバーをあおる司会者が登場します。政策を冷静に分析するのでなく、改革という名の熱狂を扇動するような番組づくり。それに呼応して、徐々に暴走していく偉人内閣。戦国武将出身の重要閣僚が豪語します。「民が求めているのは強きリーダーじゃ」。まさにこれ、21世紀の世界を席巻しつつある「ポピュリズム」そのものではないでしょうか。 《家康は剛腕だが独裁ではない》 武内監督は「徳川家康は剛腕だが独裁ではない。原作小説でもそういう人として描かれています」と説明します。「400年前から来た家康が、ものすごく苦労して造った江戸城の現在の姿や東京のビル群を見て何を思うか。現代の日本をどう見るか。これは映画を見たそれぞれの人に感じてほしい部分です」と語るのです。 ●感想 NHK大河ドラマなどで過去に5回、秀吉を演じた竹中はさすがの存在感で、爆笑必至のシーンが盛りだくさん。また龍馬が語尾の「ぜよ」を世間にいじられ、信長はアイドル的な人気を博すなど、中盤まではコミカルなテイストで物語が進み、何も考えずに楽しめました。 ただ、人々の内閣への熱狂が高まっていくにつれ、風向きが変わっていきます。少し説教くさい部分もありましたが、周りに流されるばかりになっていないか。自分の考えを持っているか。深く自省させられました。 政治に興味を持たない国民が、誰かに踊らされてしまっている。その滑稽さに気づきが与えられる展開。この映画は、歴史上の偉人が現代によみがえり、奇想天外な奇跡を生み出す英雄物語だと思って見始めると、予想外の展開にしびれることでしょう。 よくある議論に政治家が悪い、マスコミが悪いという方向にすぐ行きがちですが、本作ではそこが問題ではありません。映画を見終わったときに有権者の意識が変わるとか、何かを考えるきっかけになればいいなと思います。
あまりに酷い、観る価値ナシ
久しぶりに 「あまりにくだらなくて途中退席した映画」全く時代考証も人物像の掘り下げもない。ご都合主義満載。小4が作ったシナリオ? リアリティゼロ、政策論ゼロ、人間ドラマゼロの笑えないおふざけ映画。原作からして不評だったが、あまりに酷い。まだ東映戦隊シリーズの方が面白いかもしれない。 役者さんの無駄遣いでお気の毒。喜劇なら振り切れば良いがそうでもない。笑えない喜劇ほど辛いものはない。 時間の無駄、久しぶりの「星ゼロ」評価。
中学生が鑑賞したら夏休みの思い出になりそう。
荒唐無稽だが面白かった。 実力者俳優陣の振り切った演技が印象に残る。説教臭い箇所も多少あるが作品から若者たちへのメッセージと思えば受け止められる。 この後「赤羽骨子のボディガード」を続けて鑑賞しました、こちらもあり得ないストリーだけど友情等をテーマにして楽しめた。 両作品とも中学生ぐらいの方が鑑賞すれば良い印象が残り夏休みの思い出になりそう。 主観ですが「もしも徳川家康.....」の武内監督、「赤羽...」も制作等にフジテレビ関連の元・現関係者が携わっており同局のテイストを感じました。特にフジテレビ関連の「スイング・ガールズ」「ウォーター・ボーイズ」を思い出しました。トレンディドラマ等勢いのあったフジテレビが懐かしい。
迷走し過ぎて突っ込みどころも覚えきれない
翔んで埼玉の監督さんであるという認識があったので、コメディ・茶番・ネタ的な要素に偏っているのかな?と思いながら映画館に向かいました。 実際に視聴した感想としては次のとおりです。 茶番、シリアス、よく分からない微妙な部分、これらを行ったり来たりしていて中途半端。 AIとホログラムの設定と演出がガバガバ。 頭空っぽにして観る映画なら良かったのですが、中途半端に真面目なこと言ったり稚拙な推理を混ぜるから色んな設定と演出のボロが目立ってきてしまう、俳優の無駄遣いな残念作品でした。 議員バッジ周りの設定はホログラムに物理干渉したり、重力無視したり、バッテリーの概念が無さそうだったりまぁ無茶苦茶です。 そもそもオーバーテクノロジーなのは承知の上ですが、もうちょっと表現の仕方は練りようがあったのではないかなぁ…と思います。 あまりにも映像作品としてつまらなかったので原作小説を手に取ってみたのですが、こちらはエンタメ小説としてちゃんと読むことができました。 プログラムのバグとその影響を受けている人物を特定するための推理の過程は、映画の小学生のお遊戯会推理シーンと違って真面目に描かれていました。 俳優さんを観て楽しむって用途以外での視聴は個人的にはお勧めしません。
普通におもしろい
前半はCM通りのコメディで、後半は雰囲気が変わり、他の方のレビューでは、それを良しとする声と悪しとする声と両方ありますが、私的には良いと思いました。ずっと前半の流れ雰囲気だと飽きますしね。 起承転結がしっかりしていて、途中ピンチになって盛り上がって、そして‥。普通に娯楽映画として楽しめました。
現代の政治家や国民を風刺した様な作品。 本年度ベスト級。
コメディー色が強めの作品と思いきや、シリアスなシーンもある真面目でメッセージ性のある作品だった(笑) コロナ禍により政治家達が重症化となり国政が機能しなくなり、過去の偉人達をAI等により復活させコロナ禍から切り抜けようとするストーリー。 徳川家康を総理大臣として坂本龍馬や織田信長等も登場。 皆さんのキャラは濃い目(笑) 都市部のロックダウン。 全国民に50万円を一律支給など豪快な方策に国民からの支持立派が低下する中、その効果が現れ支持率がアップ。 徳川家康の、リーダーは「決定する」「やらせる」「責任を取る」のセリフが印象に残る。 今の政治家に観て欲しい作品。 お目当てだったテレビ局員を演じた浜辺美波さん。 女子アナに憧れ上司からの難題に立ち向かいスクープを入手。 ラブシーンは無いものの坂本龍馬との時を越えたシーンは良かった。 女子アナになりたかった西村(浜辺美波さん)も坂本龍馬との会話から心が変化していく様子は、ありきたりだけど良い感じ。 ラストの偉人達の潔さはアッパレ! 鑑賞客は高齢の方が多め。 投票率が伸び悩む今、若い人達に観て欲しい映画だと思いました( ´∀`)
素直に面白かったです。、
歴史上の偉人で内閣を作るという、壮大なパロディでした。偉人達の誰もが知るエピソードを織り交ぜながら、信長、秀吉、家康に光が当てられていました。 少し家康を持ち上げ過ぎかなとは思いましたが。 全体的には、猛暑を忘れさせてくれる楽しい作品でした。
「もしも徳川家康が~」というタイトルにひかれたことと、 単に昔から...
「もしも徳川家康が~」というタイトルにひかれたことと、 単に昔から歴史が好きでみにいったんです。 「飛んで埼玉」と比較されたコメントが多いようですが 映画を見ている間、「飛んで埼玉」のことは一切連想しませんでした。 徳川家康役の野村萬斎とは年が同じなんですが、セリフがカッコ良すぎですね💓 若い方々には、あの長い台詞が大人の説教のように聞こえるかもですが 年を取ると説教してくれる人もいなくなりますから、 製作者から現代の日本人への警鐘だと思って噛みしめて良いと思います。 終盤に秀吉と家康が問答をしますが、あの問答とほぼ同じ内容を「キングダム」の中で 呂不韋と政(秦始皇帝)がやっている場面があります。(確か40巻あたりの記憶) 秀吉が富を使って大衆を騙して(洗脳して)独裁政治を行うといえば 呂不韋もまた金(カネ)の力で中華統一を果たすという 家康と政は、ぼぼ全く同じセリフをいいます。「民衆を信じる!」「民の中に光をみた!」と 今の日本、国民を馬鹿にする政治家がのさばっている間は、この国の未来はないですね。 ではどうするのか?国民ひとり一人が賢く「政治を監視」するしかないと思います。 監視できるだけの知識と良し悪しを判断する自分なりの「判断基準」を常に養わなくてはならない。奇しくも時の総理大臣が自党の総裁選不出馬を表明したこの時期、ヨーロッパでは ロシアとウクライナ、中東ではイランがイスラエルを攻撃するとかしないとか、世界中が 世界大戦の可能性に不安を抱える中で、お盆休みに映画を楽しめるほど平和を満喫できる安穏な日本の状態を不思議に思って外国人は日本にやってくるのではないかと思いますが、 そんな中でも、この映画をきかっけに、現代の秀吉は誰か?家康は誰か?キングダムの呂不韋は誰か?政は誰か?を考えてみてはどうでしょうか? 私の答えは「すべて」日本国民です(笑)
残念。
「翔んで埼玉」系の どこまでもバカバカしい滑り出しは良かったけど 中盤からやたらと長台詞が多くなりダレる。 それでもたいがい眠たいのに 最後、極めつけで 家康役の野村萬斎さんが 「良き国とは」みたいな講釈台詞を延々と・・・。 それがひたすらウザかった。 こんな押付け説教聞くために 映画代払ったんじゃない。 もっと娯楽を貫いて欲しかったなあ。 残念な一作。
近年まれにみる○作
B級映画自体は、嫌いではないし、ある程度覚悟して劇場に向かったのだが、それをもうわまわる出来。原作未読、事前情報ほぼ無で鑑賞。 基本出オチ(なんならタイトル落ちですらある)と分かった上で鑑賞したが、「このセリフいいたいだけだろ」的な場面のオンパレードで、ストーリーどころか場面転換に全く繋がりや伏線回収的なものがなく、見てる方からすると行き当たりばったりの展開にしか見えない。 別にこういう映画に整合性やらを求めるつもりはないのだけど、それにしても投げっぱなしすぎると思う。同じテイストで作られた飛んで埼玉続編は、こじつけはあるにせよ、エンタメに振った範囲内で視聴者に納得感は出してくれた。(寧ろよくぞここまでと感心した) 個性派演者の高い演技力で、映画っぽくなってはいるが、基本ショートコントを繋いだだけの脚本で、痛々しさの方が勝る。 まだそれだけで終わればよかったのかもしれないが、ラスト近くなると教条的でかつ、正義感満載の押し付け長セリフで白ける。(別に主張自体は問題ないのだが、この映画でそういう"教え"を押し付けることに違和感満載) 特に最後の教えの部分は完全に「藁人形論法」になっていてエンタメとしての体すらとれていない。久々にキャシャーンのエンディング的なザラザラした後味感を味わいました。政治と映画は合わないと再認識しました。 秀吉を竹中直人、織田信長をGackt、といったキャスティングと、メインキャストの演技力は良かったので、脚本だか、原作だかの問題だと思う。
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