もしも徳川家康が総理大臣になったらのレビュー・感想・評価
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自分自身に期待する必要性、自分自身を信じる必要性、結局は今を生きる私達次第なんだ。。。
自分自身に期待する必要性、自分自身を信じる必要性、結局は今を生きる私達次第なんだ。。。歴史の偉人達は確かに力強いし説得力があるし、偉大だよ、だけど、今のこの時代を生きてるのは私達で私達ひとりひとりにかかってる、、、そういうことだと思って、改めて本当の安栄の世の中は簡単には成り立たない、しっかり生きていかなきゃいけないよな、と。。。
肩苦しく書き出しましたが、映画自体はエンターテイメント作品で安定して面白くて、ところところクスッと来たり、謎解きあり、感動あり、オマージュあり(笑)
徳川家康総理大臣役、野村萬斎さん貫禄あったし、やっぱり秀吉役は竹中直人さんがまさしく王道だし、Gacktさんの信長はビジュアルだけでもこの人しか演じれない魅せる信長✨✨✨✨👍️あと、ミスター土方歳三こと山本耕史さん!!!名物“待たせたな。”健在!!!坂本龍馬役の赤楚衛二さん、かっこいい!!!西郷どんでの旬さん竜馬と同じく長髪龍馬なのがたまらくイイ!!!
あと、実在のテレビ番組まで登場してくるし(笑)
私はついていきたい
じゃなかった方の日本
現代国民のアホさを痛烈に批判し、猛省を促す痛快作
いったい、どのくらい“政治に少しでも関心のある人”はいるのでしょう?
最近よく言われる「政治に対する無関心」「投票率の低迷」などなど。国民の権利である参政権を行使しない人々は多いと私は感じています。かといってなにか不信があると、投票もしていないのに政治について大言壮語する人、また知名度・露出度を活かして自分の声が“世論の声”と思っている人、それで支持率を上げようとしている人もいるのではないでしょうか?少なくとも私個人としては、そういう輩は少なからず“いる”と感じています。
そんな中、本作は自分の心を痛快に差し込んできた!
もちろん私もそこまで政治に詳しくはないです。しかし自分なりに情報は得て考えを持っている方であると思うてきました。しかし、本作を観て自分も含め“政治に対する日本人のアホさ”はヤバいレベルで酷いと痛感してしまいました。コミカルに、面白く観やすく描いているとはいえ、大胆不敵に“政治”というジャンルに土足で踏み込み、今の日本には間違いなく必要なメッセージを直訴している本作・・・。
こういうのを、自分は待っていた!!
ストーリーとしては、未曽有のウイルス災害(多分COVID-19)により日本国内は大混乱。国は後手後手な対応に追われ、その最中時の内閣総理大臣が急死。政府中枢は麻痺してしまう。このままではまずいと考えた官僚たちは、最新技術AIを駆使し、過去の偉人たちを現代に蘇らせて政を指揮してもらい混乱を鎮めようとする超法規的措置を敢行。ここに徳川家康を首相に据えた「偉人内閣」が発足する・・・てな感じです。
本作は前半パートと後半パートに分かれると思います。前半は如何にしてウイルス災害に対する大混乱を鎮めるか。しかしここは歴戦の勇が集う内閣においてドラスティックに物事が進んでいきます。しかし今振り返れば「そうゆう手があったのか!」と思えるものばかりであることが多く面白い。また政治を進めるにあたって必ず障害になりそうな部分に関しては、そこは過去の偉人たち、なんの躊躇もなく相手に迫って対応する凄みを見せてきます。
これは、今の政治家たちにはできんよなぁ・・・
だって、しがらみばかりやもん。そこに忖度してなかなか抜本的な改革に乗り出せない、勇気を出せない政治家たち。このパートは現代政治家たちの“決断力の無さ”を上手く描いているなあと感心してしまいました。
しかし、真骨頂は後半パート。
なんと一人のAIと裏で引く官僚の暴走によって、日本国民が先導されていくんです。そのカリスマ性と人を引き付ける力たるや、「これはやられるよなあ」と半ば感じながら、その行く末に一つの恐怖を感じてしまいました。
民主主義から専制主義(独裁政権)に代わっていく姿です。
クライマックスに出てくる装飾なんかもうソビエトや中国と言った独裁政権を彷彿とさせるような感じ。そして戦前日本の、いやナチスドイツの全体主義を思い起こさせるような“止められない熱狂感”・・・。これが“民主主義から専制政治に変わる原因の一つか”と感じさせられます。
自分が思うに、上手くいけば手放しでの称賛、悪くなればすぐ掌返しして罵倒し、ころころ変わってて実はその場でしか物事を考えない、扇動されやすい国民が、カリスマ性を持つ一個人に惹かれ、専制政治を作り出してしまうのではないかと思うんです。それはナチスドイツや中国大陸での共産党の台頭と歴史が物語っています。しかし、一個人に任せた結果はナチスドイツの所業、文化大革命、スターリンの大粛清に見られるように、国民にとってマイナスの面が多い結果につながっていることも歴史が物語っています。つまり、
今の日本国民の政治の無関心さは、民主主義を滅ぼす可能性を示しているのです。
国民には参政権があり、自分たちを正しく導くための政治家を推す権利を有しています。しかし、それを行使しないがために変な政治家たちが議会に登っているのが今の日本です。つまり、“政治の失敗は国民が政治家を正しく選ばなかった”ということが言えるのです。つまり、「政治の失敗は、国民に還ってくる」んです。最後のシーンでの徳川家康のお言葉。これが一番響く!なぜ専制ではなく民主主義が良いのか、ここに一つの答えがあるように自分は思うんです。
本作は、過去日本の礎を気づいた偉人たちが現代に蘇り、日本国民に対して政治に関心を持つように訴えかけ、それが未来の日本を良くするのだと猛省を促している、そのように見えました。
私一個人の意見ですが、本作はぜひ政治の無関心層に観ていただきたい。そして、本作が凡作と感じた時、それは日本国民の政治レベルが上がったからだと思いたいんです。
ピリッと風刺もきいてて面白かった
賛否両論あるようですが、私は面白かったです。
ストーリーそのものは、ご都合主義と言われればその通り。
あんなにスムーズにいくはずないよなとは思います。
ただ、単なるご都合主義だけではなく、代替案がないまま、とりあえず反対する野党議員、国会中に居眠りする国会議員、無責任に情報を流すワイドショー、そして深く考えることなく流行りだからと大騒ぎしたり、ちょっとした事で手の平を返す国民と、風刺がきいていて笑いながらもチクッと胸が痛くなりました。
「自分の頭で考えず、誰かの無責任な言葉に流される」
「自分で何とかしようとせず、誰かが何とかしてくれるのを待っている」
など、心に残るセリフが挟み込まれてるのも考えさせられました。
ふざけているけど色々と的を得ている
悪い評価が多かったのですが、興味があり鑑賞。
色々と疑問に思う所もありますが、現代社会の問題点をうまく描き出していると感心しました。
疑問点としては、コロナ禍なのにマスクしてないなぁとか、ホログラムなはずなのに物に触れたりとか…。ただ、与党案にダメ出しだけして代替え案を出さない野党議員とか、会議中に居眠りする議員だとか、自分で本当の事を知ろうともせず、ネットやテレビの情報に流され自分で考える事をしない国民に対して家康さんや信長さんが放つ言葉には重みがありました。
現代の利権やお金の事しか考えていない政治家に観ていただきたい映画です。
何か焦点が定まらず中途半端な作品
メチャメチャ面白いです
ワイドショーを小馬鹿にし、国会議員をおちょくり、トランプ前アメリカ大統領をからかい、ジャーナリストやマスコミをこき下ろしています。
そんなドタバタの中に、現代の日本人に対する大切なメッセージがたくさん隠されています。
日本人(特に若い方)はこれからの日本のため、観たほうがいいと思います。いや、浜辺美波さん目当てでもいいから観るべき映画です。
そこここに名言が散りばめられていますが、特に家康、秀吉、龍馬のセリフは聴き逃せません。それから最後の浜辺さんのセリフ。暗記したいです。
それにしてもこのお祭りコメディ映画に「リアリティがない」とか「時代考証がしっかりしていない」とかいう人がいるんですね。ちょっとびっくり。
もしも徳川家康が総理大臣になったら
何も事前把握せずに鑑賞。タイトルからして笑えるのかな?という気持ちで…前半は奇想天外な発想だったのが、後半になると現代の世相を反映してるかの如く。
社会派の映画となりました。
「面白くなかった」というレビューも多々ありますが、私は人々の心に凄いメッセージを残した映画だと思いました。
割りと感動作で驚いた
まさに現代を風刺していると思う
政治に無関心なくせに悪いものは政治家のせい、うまくいけば手のひらを返したようにチヤホヤして、自分で考えない、物事を見るのに客観性を持つことができない、ネット上の情報に簡単に踊らされる、現代日本人の特性を強調、デフォルメ化したような劇中の国民達は、世の中を風刺していると思いました。
ホログラム映像で、モノに触れることができないはずの過去の偉人が実際に研究してコロナの薬を作ったり、御用改めだといって取締りをしたりしていたのはおかしかったし、いろいろと不自然な部分はありました。
CG構成の部分の映像に迫力があって度肝を抜かれることも、コメディ要素があって面白かったとも思いません。
特別に良い映画だとは思いませんでしたが、社会風刺としては的を射ていると感じたし、ほどほどに悪くないストーリーで、最後がきっちり主人公の女性の成長と、めでたしで終わるわかりやすさは好感が持てます。
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