もしも徳川家康が総理大臣になったらのレビュー・感想・評価
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思ってたより真面目だった
自宅レイトショー『もしも徳川家康が総理大臣になったら』Amazonプライムビデオ
2025.10.27
飛んで埼玉風な感じと思って劇場パスして配信待ちって事でアマプラ鑑賞
思ってたより現実とリンクして偉人内閣面白かったけど・・・
皆さん偉人以上に独自のキャラ強すぎるし、竹中さんの秀吉何回目でしょう!?
武内監督らしい
面白くもあり、学びもあった作品!
あれっ?これ劇場で観ていなかったっけ?ぜよ。
なのにレビュー書いていなかったってことは、鑑賞時には面白いって思わなかったのかな?ぜよ。
アマプラで再視聴した今では「よくぞがんばったぜよ!」という評価になりました。
映画ってこのくらいのハッタリが効いてなきゃ。
AIだのホログラム映像だのの、ご都合主義の細かいところ気にしちゃダメ!
非常に興味深く面白い設定に溺れて頭空っぽにして観なきゃ。
活字が苦手なので、この作品も原作未読なんですよね。
よくぞまぁ、こんなハッタリを思いついたもんだと感心しました。
キャスティングもピッタリだったかな。
GACKTって正直苦手なんだけれど、本作の信長役はハマっていたように思いました。ナルシーで無駄に偉そげなところが(な!なんということを!)
秀吉の腹黒さを竹中直人が好演でしたし。ただ、何故あそこまでのカリスマ性があったのかが正直?でした。
野村萬斎の家康は、さすが貫禄満点でした。
えっ?紫式部を演じてたのは観月ありさだったんだ!メイク濃いからわかんなかったよ。
個人的にMVPだったのは聖徳太子(長井短なんというお名前・笑)の何とも言えぬすっとぼけた表情
坂本龍馬に武田鉄矢を持ってこなかったのは大正解(な!なんといういうことを!)
まぁ、浜辺美波と、龍馬のほんのりとしたラブロマンスを描くなら、武田鉄矢じゃ絶対に無理だったろうし。
かなり無理のある設定をキャスティングの妙と、ハチャメチャなストーリー進行でゴリ押しした感じ。だが、それがいい。
音楽もよかったかな。テンポのよい『大江戸捜査網のテーマ』だとか。
天照大御神登場の『君が世』とか。おふざけの度にピッタリキマっていると思いました。
ラストの秀吉の演説は、家康の言う通り一理あるって思ったの。
でも、それ以上に家康のストーリーテリングが的を射ていると思ったの。家康の貫禄勝ち。
ちょっと説教くささが長いと思ったけれど、結構感動しました。
映画ってこのくらいハッタリ効かせてなきゃ。どうせ作り事なんだし(禁句!)
そういう意味で、文句なくジ・映画を楽しめました。
そんなに上手く行くかねえ?
後半がよくない
酷評が多いけど、こういう映画好きです
自分に期待をするがぜよ
予告編を観た時から感じてたが、始まってすぐ感じたのも、なんちゅーバカ映画!
偉人内閣!、バカバカし過ぎて氣になってしまう。
夢のベストナイン的な顔ぶれに国政を任せるって、いろいろ問題有り過ぎ!(だから面白いけど)
入閣ならなかったが、新撰組の土方登場も嬉しかった。
大河以来土方は山本固定でシックリ!
欲を言えば友情出演で、新撰組から原田も絡めても面白かったかも(リアル国政への希望として)
終盤の家康のスピーチに射たれた。
ここまでドンチャン騒ぎでふざけてたのをピシッと締めてくれた。
そもそもこんな革新的技術を持ち得るなら、コロナ対策なんてもっと早く解決出来たのでは?って疑問は野暮か…。
ただ、偉人達がホントに素晴らしい人間だったのかは、賛否両論有りそうだけど…。(その辺を加味しての、評価ダウン)
コメディタッチの本気
2024年の作品。原作は同名のビジネス小説のようだ。だがこの映画に込められているのは、単なる娯楽ではない。現代日本の行き詰まり、そして人々の「どうにもならなさ」への問いかけだ。
偉人たちがAIによって復活し、内閣を組む。設定は荒唐無稽だが、そこに込められた「もしも」の力は強い。記者・西村理沙の視点を通して、国民の意識が少しずつ変化していく。彼女がアナウンス部から政治部へと希望を変える、その些細な変化こそが、この物語の本質ではないだろうか?。
「ワシが徳川家康じゃ」と言われれば、「はいそうですか」としか返せない。竜馬以外に写真はないから。つまり、AIが描く偉人像は、現代人の願望でしかない。プログラミングされた思考は、忠実な再現ではなく、現代の都合による再構築だ。それでも、物語は進む。スター・ウォーズのようなオープニングクロールで、すべては「そういうことになった」として始まる。
偉人たちは、和製ワクチンを作り、農業政策を立て直し、経団連から資金を引き出し、教育と外交を再構築する。それらは、現代日本が本当に必要としていることばかりだ。だが、10ヶ月後に成功を収めた日本を前にして、家康は浮かない顔をしている。「本当にそれだけでいいのか?」と。
この問いが、物語の核心だ。変えていく力を持っているのは、偉人ではなく、国民自身なのだ。家康が最後に「国民を信じる」と言ったのは、作家の真意だろう。
そして、もうひとつのテーマが「野望」だ。指揮官・御子柴の野望は、偉人たちの信念と対立する。聖書では、ルシファーが野望によって堕天する。日本では、総理大臣が最高ポストだが、その周囲には「野望」を捨てきれない者たちがいる。「トップにならなければ意味がない」という思考は、問題解決を歪める。それは、現代の政治家にも通じる構造だ。
西村記者は、ほんの少しだけ変わった。だが、その「ほんの少し」が、社会を変える可能性を持っている。何度も「本心」を問う場面があった。うわべの意見、体裁の意見、誰かの意見。それらが、民主主義を揺るがす元凶なのかもしれない。
バカバカしいと思える物語の中に、現代日本の問題点が詰まっている。それでも「信じる」と言ってくれた家康と偉人内閣に、私たちは胸を張って応えたい。これこそが、映画の持つ力なのだと思う。
前半は歴史の偉人鑑賞 後半はメッセージ
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