もしも徳川家康が総理大臣になったらのレビュー・感想・評価
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意外にもメッセージ性の強い作品
【物語】 2020年、新型コロナのクラスターが首相官邸でも発生し、内閣は大混乱となり総理大臣が急死。 国家の危機を救うため歴史上の偉人たちをAI・ホログラムによって復活させ、組閣することになる。徳川家康(野村萬斎)が総理大臣、坂本龍馬(赤楚衛二)が官房長官、織田信長(GACKT)が経済産業大臣、豊臣秀吉(竹中直人)が財務大臣を担当する。 いよいよ内閣御披露目の会見でテレビ局政治部記者の西村理沙(浜辺美波)は、政府のスポークスマンである龍馬に稚拙な質問したことをきっかけで、逆に親しくなる。大胆な政策をとる偉人内閣に国民の指示も高まるのだが・・・ 【感想】 観賞前は、ある日偉人たちがタイムスリップ的に現代に現れるという、ファンタジー的設定なのかと思っていた。しかし、そうではなく政府関係者の発案によるAI⁺現代映像技術、しかもそのことは政府の機密ではなく、国民に周知してあるということが、 「そういう設定なんだ」 と、まず意外に思った。現実的とは言えないが、完全なおとぎ話ではないSFとも言える設定は悪くない。 そして、最後まで観て意外だったのは、宣伝のイメージから本作はコメディーだと思い込んでいたのだが、そういう空気もあるものの、特に終盤に掛けては現代の日本社会に向けたメッセージ性の強い展開が待っていた。 それも悪くなかった。 役者については、クレジット的には浜辺美波主演ということになっているが、主役はやはりタイトルからの連想どおり“偉人内閣”。序盤は赤楚演じる坂本龍馬からGACKT演じる信長へ、後半は竹中演じる秀吉から萬斎演じる家康と主役がリレーされるイメージ。特に終盤にかけての竹中、萬斎の熱演が圧巻。この2人の存在が作品の質感を1段も2段も上げている。 特に竹中のキャスティングはハマっていたと思う。舞台で彼を観たことがあるのだが、声量も含めて舞台上の竹中の存在感は凄いと感心してしまったのだが、まさにその舞台の支配力、本作では彼のスクリーンの支配力に思わず引き込まれた。 目当ての浜辺美波は、俺好みのショートヘア―が凄くチャーミングで、作品の華として目を楽しませてはくれるが、意外に影は薄い。 彼女は“君の膵臓を食べたい”で稀有なヒロイン力で一気に虜になったのだが、未だにそれを超える作品に出会っていない。早く、再度彼女に惹きまれてしまう作品の再度出会いたい。 最後に、今はAIによる政治を任せるというのは荒唐無稽だが、現在のAIの進化速度からするち、20年後、いや10年後には、過去何百年の傑出した政治家の判断をデータ化し、学習させたAIの方が凡庸な政治家の判断よりよっぽど正しいという時代は現実になるかも知れないと思った。少なくとも、政治家がAIの判断を常に参考にするということは当たり前になっていそうだ。
頭からっぽにして観る
金曜だし、仕事を早引けして観に行きました。 というほど力を入れて観るほどじゃないんですけどね。 脳も体も脱力させるために観たんです。 なので、リアリティ?そんなもん、ドブに捨てましょう。 感動?ないない。脚本・演出ユルユルだよ。 抱腹絶倒?ないない。時々クスリと笑うぐらい。 観終わって、なんの感慨もないけど、そこらの遊園地行ってきた感じ。でも決して悪くないです。 本気出して評価しないでね。という感じ。 娯楽作品なのさ〜。
GACKTの映画 終盤セリフ長過ぎ^^;
GACKTの存在感がハンパない! 個性が強いキャスト陣でしたが その中でもズバ抜けて キャラが立ってました GACKTがいる前半 GACKTがいない後半 で映画のワクワク感が変わってしまいます GACKTが政治家だったら 間違いなく投票してしまう そんな気にさせてくれる演出でした^_^ 反面 終盤は セリフが長く かつ 他の方もおっしゃってるとおり 説教くさい… 映画で訴えたかった主旨なんだろうけど 役者に一から十までセリフで言わせるのは どうなんだろう と感じてしまいました 私の私感として 前半の勢いが途中で息切れして 残念だった映画でした
意外にもかなりマトモな主張の映画だった
原作は未読である。2020 年のコロナ禍の日本を舞台にした SF で、コロナで急死した総理大臣に代わって AI が蘇らせた日本史の偉人たちに期間限定で政府を任せようという荒唐無稽な話で、笑えるかもと期待して観に行ったら、非常にまともな主張をする啓蒙映画だったのが意外だった。 蘇らせた偉人たちと各役職は、聖徳太子(法務)、紫式部(文科)、北条政子(総務)、足利義満(外務)、織田信長(経産)、豊臣秀吉(財務)、徳川家康(総理)、徳川綱吉(厚労)、徳川吉宗(農水)、坂本龍馬(官房)で、閣僚ではないが石田三成と土方歳三も登場していた。それぞれ個性的な俳優が演じていたが、聖徳太子だけが作り物過ぎて違和感があり、あまり見たことのない女優が演じていた。よく観たら「PERFECT DAYS」で OL 役だった人である。何か訳があるのかもと思って見ていたが、最後までこのキャスティングの意図は不明だった。 こんな個性的過ぎる偉人たちを一堂に会してしまっては却ってまとまりを欠いてしまうのではと思われたし、各役職にはもっと相応しい人物がいるのではとも思われた。各キャラのビジュアルは KOEI のゲームから抜け出したようで、非常にアニメチックだった。GACKT の信長はハマっていて見事だったし、綱吉と吉宗が家康を「大権現様」と呼んで平伏するのも面白かったし、綱吉などは完全にイジられキャラだった。ただ、龍馬の髪型だけが異常に乱れていたのが気になった。 各偉人の装束は当時のままで、それぞれ議員バッジを付けているのだが、襟に付けるというやり方はレンポーと同じでものを知らないにも程があり、全く頂けなかった。和服にバッジをつける場合は、組紐か帯留めに付けるのが男女とも正式であり、そうでなければ高価な着物に穴を開ける必要が出て来てしまうのである。 まずコロナ対策として全国民に一人当たり 50 万円を支給して1ヶ月間外出を禁じ、コロナを封じ込めるというのだが、流通が止まってしまっては買い物もできず、例え一人 50 万円貰っても使い道がないのではと思われたし、外国との貿易や外国人の来日も止めなければ意味がなく、あまり現実的ではないと思われた。 AI には予め仕掛けが施されていて、それを使えば消し去ることも出来てしまうというところが物語の鍵となっていて、AI ならばバックアップからリストア出来るはずなのだが、バックアップごと消滅するというので、人間の死と同じ喪失を意味する。 やがて一人の AI が暴走を始めて日本を支配しようとするのだが、その主張が実に現代社会の穴を突いていた。選挙の投票率が低くて関心のない国民が増えているのだから、明確な意思を持った独裁者が国民に指図して従わせた方が上手くいくというのである。この意見はある意味正しいのだが、それは有事などの限定的な場合に限られる。全面的にそれを認めてしまうと、ヒトラーやプーチンのように他国へ武力侵攻など始めてしまうので、その危うさをもっと強調すべきだった。また、折角自由な選挙権を手に入れながら、結果的に世襲になってしまっているところも厳しく指摘するべきだった。 音楽はパッとせず、デモ隊が鳴らす太鼓のリズムが丁国の「テーハミングク」だったのも意味がわからなかったし、ムードに流される一般国民ばかりが登場したのも気になったが、主演の浜辺美波の美しさを十分に見せてくれたのは褒めるべきだと思った。本来、選挙権は納税とバーターなのだが、選挙年齢を 18 歳に引き下げたため、選挙権の意味が薄れてしまった現代人に、是非考え直して貰いたいテーマである。 (映像4+脚本4+役者5+音楽2+演出4)×4= 76 点。
お説教がくどい!
家康の野村萬斎の臭いこと。 秀吉の竹中直人の煩くて大袈裟なこと。 それが好きな人は楽しんでください。 更に、 信長のGACKTの大根演技も見どころです。 キャラクターを濃ゆくし過ぎて面白くもあり、熱演過ぎて気持ち悪い。吐きそうになりました。大したものです。 最後の方になると竹中直人秀吉は大袈裟にやり過ぎ、 野村萬斎家康はバカくさい話を長々と喋り過ぎです。 しかも、あの二人があんなはんか臭いこと言うか? 最後まで、コメディに徹して欲しかった。 この映画を知人に鑑賞を勧めることはできません。 (^○^) もしも徳川家康が総理大臣になったら 2021年に出版され大ヒットを記録した同名ビジネス小説を原作に、AIで復活した偉人たちによる最強ヒーロー内閣の活躍を描いたコメディ映画。 コロナ禍の2020年、首相官邸でクラスターが発生し、総理大臣が急死した。 かつてない危機に直面した政府は最後の手段として、歴史上の偉人たちをAIホログラムで復活させて最強の内閣をつくることに。 江戸幕府を作った伝説の男・徳川家康を総理大臣に据え、織田信長や豊臣秀吉といった偉人たちが集結した夢のような内閣が誕生する。 その圧倒的なカリスマ性と実行力に日本中が熱狂する中、アナウンサー志望の新人テレビ局員・西村理沙はスクープを狙い、政府のスポークスマンを務める坂本龍馬に接近するが……。 主人公のテレビ記者・理沙を浜辺美波、 内閣官房長官・坂本龍馬を赤楚衛二、 内閣総理大臣・徳川家康を野村萬斎、 経済産業大臣・織田信長をGACKT、 財務大臣・豊臣秀吉を竹中直人がそれぞれ演じる。 「テルマエ・ロマエ」の武内英樹監督がメガホンをとり、「翔んで埼玉」でも武内監督と組んだ徳永友一が脚本を担当。 もしも徳川家康が総理大臣になったら 劇場公開日:2024年7月26日 110分
着想は面白そうなのだろうけど
自分の受け止めている家康感とか秀吉感とかとズレていて、家康がこんなこと言わんのじゃないかなとかついつい思ってしまってハマれなかった。 コロナは日本がどうこうじゃなく世界が力を合わせることじゃないか、とかも。 衆愚政治とかへのアンチテーゼとかテーマはいいと思うのだけど。。 偉人というか有名人に言いたいこと言わせてる感。
コメディ映画と思いきや
原作はビジネス小説なんですね。冒頭はサクサクと進みコメディ要素が沢山散りばめられていましたが中盤以降はメッセージ性が高く真面目なストーリーだと思いました。それにしても各偉人達の配役には感心しました。これ、気になって観ちゃいますよね?浜辺美波ちゃんも可愛かったし。
国民よ、目ぇを覚ぁませええ!
そして選挙に行くんだ。 もっとおふざけだらけの映画かと思ってたら、最後はいい演説でした。 それが説得力があるのは、信長・秀吉・家康の三英傑のこれ以上ないキャスティング。 竹中直人は、CMも含めてこれまで秀吉を演じてきたのはこの作品の秀吉を演じるためだったのかと思うほど。 あとの二人もこれまでのキャリアがあってこその格好良さ。 (昔は、太閤秀吉と言えば立身出世の鑑で子供向けの伝記物では一番人気。ドラマで演じてたのも緒形拳や山口崇といった好感度の高い俳優さんたちだったけど、いつからかお隣りの国に気を使ってか悪役になってしまいましたね) 新しい学校のリーダーズ、あんまり好きなことなかったけど、エンディングの主題歌がとても合っていて?よかった。 そして何より、大江戸アンタッチャブルのテーマは名曲だったんだなぁ。 代案もないのに文句だけ言ってる野党の党首と会議中に居眠りしてる議員たちは実際の映像を使って欲しかったな。
めちゃくちゃ面白かったし感動もした!
原作はまだ途中だったんだけど、これの公開が楽しみで仕事終わりで観に行ってきました! 登場人物は原作やコミックと比べて少なかったのとちょっとは配置換えみたいなものもあったけど、さすがビジネス小説だけあって今の社会や政治にも言えることもいってて良かった てか、どっかのバカはこの原作を1億冊買ってこの映画を毎日エンドレスで観るべきだな ま、「聞く耳持たない」クズなんでなーんにも響かないと思うけど 0.5はもうだょっと沢山歴史上の人物を出してほしかった
恥ずかしげもなく青臭い説教をよくやるよ
つまらなくても、人畜無害なら2.5はつけるんだけれど、少し考え方に偏りがあるので、害ありと判定し、2くらいの評価 コロナでロックダウンって、中国か そんな事しなくても、日本人は真面目にマスクはするし不要不急の外出を控えていただろ コロナ対策はロックダウンが正しいと思っている事自体、偏った考え方だ 世界的にはいったん感染させて、抵抗力をつけた方がいいって考えもある 感染者が少ない日本ではいつまでたってもコロナが無くならない ワクチンも正しいかわからない 誰だか知らないが、狭い視野しか持たないのに、説教だけは一人前 情報に踊らされるな 扇動されるなって言うが、なにを根拠に言っているんだ 社会主義国の情報統制は、人間の尊厳に関わる事です SNSを批判しているが、テレビや新聞などが、権力に媚びへつらい、忖度し、結果的に情報統制している以上、情報源としてSNSがどれだけ重要かわかっていない そして、どれだけ勉強しようが、どの情報が正しいかなんて、誰にもわからない それを、わかれと言うこと自体、無理なのはわかるでしょうに 顛末は、皆さんにお任せしますですか ではいったい、何がいいたかったのか 非常事態には、即断即決のできる独裁政治が必要で、解決すれば、また、民主主義に返しましょうってことですか 怖い考え方です きっと、ずっっと、非常事態のままになりますよ なんの方策もなく説教してるだけですよね たぶん、制度とかの問題をなくしても何も変わらないと思います それは、ヒトという生物の性質だから 結局は教育じゃないでしょうか 全てのヒトが高みを目指すための教育 ヒトは社会という組織を作ることによって大きく発展しましたが、考え方は野蛮なまんまです 制度で規制するのはもう限界でしょう 個々の心を豊かにし、社会に相応しい精神を作り上げるしかないでしょう これは僕の提示する解決策です 出来もしない事を娯楽の映画で声高に発表し、カッコつけるなら、それなりの解決策を示すべきでしょう
意外と…
予告だけみていると偉人ジャーズが好き勝手暴れまくるコメディ映画なのかな?と思っていたんですけど、意外とメッセージ性の強い作品でしたね。 代案も無いのにただ否定したいだけの議員、国会の途中で眠っている議員のシーンは「あぁ…」と思いながら見てました。 2004年の大河ドラマがきっかけで山本耕史さんのファンになったんですけど、今回も彼の土方歳三を見ることが出来て嬉しかったです。
偉人内閣が、コロナ禍の日本を救う‼️
10人の偉人たちのビジュアルが強烈でインパクト大の 内閣でした。 目には賑やかで楽しいですが、内容は決め手を欠くというか、 ちょっとラストが物足りなかったです。 2020年コロナ禍で閣僚が次々とコロナにかかり、クラスターが発生。 なんと総理大臣が亡くなってしまいます。 官邸(酒匂芳)が考えた秘策は、AIホログラム(人工知能)を使って 歴史上の偉人で、オールスター内閣を組閣して、 コロナ禍で危機に瀕した日本をV字回復する・・・ と言うものでした。 織田信長(GACKT) 豊臣秀吉(竹中直人) 徳川家康(野村萬斎) 彼らは基本、歴史に忠実な動きをします。 石田三成(音尾琢磨)の役割はやや微妙に違う (大きく違うか?) そこで、記者会見で質問をする新米の政治記者の 西村理沙(浜辺美波)が、 進行をお手伝いする形で進んでいきます。 もちろん美波ちゃんは最高に素敵でした。 ブレザーにパンツのファッションもフレッシュですし、 ショートカットの髪型が本当に似合います。 土方歳三の山本耕史を見たとき、一番私的にはテンションが 上がりました。 山本耕史が一番格好良いのに出演シーンは、 「土方歳三ダァーーー」的な数シーンだけ。 (ストリーにはちっとも絡んでこないのが残念) 兎にも角にも、徳川家康はじめとした偉人たちを 人工知能を駆使して甦らして政治をやって貰う・・・ このアイデアは最高に素晴らしいです。 偉人内閣は一年の任期でそれなりの成果をあげます。 その先ですよ。 即断、即決スピーディーで良かったのですが、 日本を蘇らせる次の一手そして更なる一手、 改革の決め手が欲しかったのです。 真面目な良い映画です、しかし落とし所がやや平凡と言うか、 精神論的です。 原作(眞邉明人のベストセラーのビジネス書とか)を、 読んでないので、分からないのですが、 原作も同じようなラストなら、今ひとつ決め手を欠いたのは、 原作者の責任かもですね。 それだけ政治も国の舵取りも難しい、 ということですね。
これ見て…
衆議院議員総選挙の投票率が、もし80~90%になった場合の自民党公明党の議員数が、どうなるか見てみたいし、投票率も気になる(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク 映画は、勿論オススメ!!最後は感動しました。 オォ?""(°͈ᗜ°͈ )Ξ( °͈ᗜ°͈)""オォ?
偉人たちの無駄遣い
これだけの俳優を集めて、これだけの歴史上の偉人たちを演じさせている割には、今一つハジけない。 せっかくの偉人内閣なのだから、それぞれの実際の功績や偉業を反映させたユニークな政策が打ち出されるのだろうと期待したのだが、どれも、ありきたりな政策ばかりで、見掛け倒しだと言わざるを得ない。肝心の徳川家康に至っては、何も政策を打ち出していないようにも見受けられ、内閣を取りまとめるのが仕事だとは言っても、もう少し、政治家としての手腕を発揮してもらいたかったと思ってしまった。 いくらコロナ禍という緊急事態を乗り切るためとはいえ、強権を発動して、強引に政策を進めれば良いといった政治の描き方にも疑問が残る。 さらに、後半は、内閣総理大臣の座を巡る陰謀の話になってしまって、いよいよ何を見せられているのかが分からなくなってくる。 この陰謀に関係するのは、信長、秀吉、家康の他に、龍馬と三成ぐらいで、他の偉人たちが、完全にモブキャラ扱いになっているのも、もったいない。 どうせ陰謀を阻止するのであれば、すべての偉人たちに、それぞれの個性や特徴を活かした見せ場を作れなかったものかと、残念に思ってしまった。 ラストの、家康と秀吉が対峙する場面は、民主主義と独裁制の優劣を巡る論争であると解釈することができるのだが、民主主義を擁護するために家康が説いた「人に頼るな」とか「自分に期待しろ」とかといった抽象的な言葉が、今一つ心に響かなかったのは、私だけだろうか? それどころか、「話し合いばかりで何も進まない」と言って民主主義を否定する秀吉の主張にこそ、まさにコロナ禍を迅速に乗り切った彼ならではの説得力が感じられるのである。 この映画が、本当に、民主主義の素晴らしさを伝えたかったのであれば、前半のコロナ対策の描き方そのものが間違っていたのではないかと思えてならない。
大河の一滴
ただ笑う映画かと…(失礼) 飛んで埼玉のオマージュかも知れない など思いつつ初日に鑑賞しました。 上手く言えないけど、最初の方は 予想通りの展開というか… 何となく?知ってるキャラ通りの発言で 織田信長さんのGACKTはカッコよく 悪役は秀吉さん、いいとこ取りは龍馬さん 新しい発見は少なめな印象でした。 浜辺美波さんが可愛いかった。 最後の家康さんのセリフはよかった。 響きました。 挿入曲が聞いた事がある気がして 気になってました。他の方がレビューで 大江戸捜査網?的な説明して下さいました ありがとうございます。 主題歌 新しい学校のリーダーズ Change よかったです。(*^_^*) この曲も含めての映画のメッセージだと 思いました。 是非映画館で見てください
意外に真面目な展開
きっとハチャメチャなギャグ漫画かなと思いきや意外に真面目な展開だったね。野村萬斎や竹中直人のキャラがふんだんに盛り込まれていたね。赤楚衛二の坂本龍馬が良かったな。逆に観月ありさの紫式部なんて配役見ないと分からなかったよ。 それにしても竹中直人の心配御無用とか山本耕史の土方歳三なんてNHKの焼きなおしだね。主演の浜辺美波は悪くはなかったが、か弱いジャーナリストみたいに見えてしまっていた。この役どころでは長澤まさみばりに力強く頼もしいジャーナリストであって欲しかったね。
史上最悪に理解不可能な映画でしかない
今年268本目(合計1,360本目/今月(2024年7月度)31本目)。 ※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。 (前の作品 「デッドプール&ウルヴァリン」→この作品「もしも徳川家康が総理大臣になったら」→次の作品「」) …いや、それはもうタイトルからネタ映画なんだし、憲法論が入っているとしても真面目に行政書士の資格持ちが真面目に見て沸点低くてどーするんですかって言われそうなんですが、実はこの映画はこっそり「真面目な」憲法論が混ざっていて(この点後述)、一方で展開はむっちゃくちゃのむっちゃくちゃなので、もう何がしたいんだか…といったところです。 その性質上(内閣、国会などを幅広く扱う展開になるため)、総務省ばかり何度も出てくるんですが(かといって、当然総務省はクレジットしていないし、日本では表現の自由もあるので総務省も嫌な顔はしても「放映するな」とは言えない)、総務省は踏んだり蹴ったりじゃなかろうか…といったところです。 資格持ちの立場で気になった点と、こっそり「ネタにされただけで飛ばされた点」について触れておこうと思います。 --------------------------------------------------------------------------- (減点3.0/憲法に対する考察が支離滅裂) 内閣総理大臣は国会議員である必要があり(67)、また国務大臣の過半数は国会議員であることを要します(68)。また、内閣は法律案を提出できますが(通説)、それを審議するのは国会であり内閣でありません。三権分立はどこにいったんでしょうか…。 また、日本のコロナ事情をみても完全な(罰則を伴う)ロックアウトは実施できず(移動の自由、営業の自由ほか。憲法論)、これを内閣だけで決められるとすると憲法と法律の上下関係が矛盾することになり(いかなる法も憲法に反してはならないし、条例は憲法・法律の適用を受ける)、解釈は支離滅裂です。 --------------------------------------------------------------------------- (減点0.5/リモート国会が何とか) 実はこの点だけは、映画内ではちょっと出てくるんですが、実際の日本のコロナ事情を踏まえて実際に議論されたことでもありますが見送られた事情があります。 法律を審議可決するのは国会ですが、国会や内閣ほか、いわゆる「統治」の条文の中には「出席」という語が使われています(憲法参照)。この「出席」は当然、大日本帝国憲法(帝国憲法)ももとに第二次世界大戦後の日本において定まった今の憲法ですが、当然コロナ事情など想定しているはずもなく、実際に猛威を振るった2021~2022年において、「出席」に「リモート出席」を含むことが合憲かどうか、学者(憲法学者が主だが、一部、行政法学者も。地方議会を定める地方自治法においても、この議論の結果は地方議会においても趣旨がある程度妥当する結論となるため)や国会の場、あるいは新聞等でも色々学説が展開されたことは実は事実です。 国語辞典的な定義で参照すれば「リモート出席」は出席ではなく(「物理的部分」に「席に座る」という条件を満たしていない)、一方で、正当に選挙された国会議員が「票を投じる、議論をする」という「実態的部分」を重視するなら「出席」といいうるし、ここは当時、かなり学説の対立が見られたし、国会審議でも取り上げられたし、あるいは新聞各紙でも賛成反対が飛び交った部分でもあります。 この部分だけは実は憲法論になっているんですが、なぜかそれも完全スルー。 何がどうなっているんでしょうか…。 っつか、この部分をある程度取り上げたとしても良かったんでしょうが…。なんでそれもスルーしたのかなぁ(2021年~2022年にyahooでも紙媒体でも新聞ニュースではこのことはしばしば取り上げられており、この論点を誰も製作側が知らないということはちょっと考えにくい)。 --------------------------------------------------------------------------- (減点0.5/給付金の手渡し行為と不当利得) ストーリーを優先して展開させたいのはわかるし、展開通り「不正を働くものは打ち首にする」(=処罰される)というのは当然ですが、この展開では「結果として」本人に帰責性がないところで二重手渡しが発生しえます。これは民法上は詐欺、不当利得、刑法上は(条件を満たすなら)詐欺になります。 ただ、事務管理・不当利得、不法行為の3つは条件を満たせば勝手に発動する特殊な債権で、そのうち不当利得(誤振込、誤処理による二重受け取り等)は、本人と関係なく勝手に発生するものです(よって、ことさら行政を錯誤に陥らせた等の事情がない限り、誤振込等で形式的に不当利得の問題が生じても本人の帰責性は低い。リアル日本では山口県の事例が実際にそれだった)。このように、「過失によって」生じる不法行為よりも広く、「相手側の誤処理、錯誤など」で巻き込まれ型で発生する不当利得の類型も存在するので、わざわざそのように国民が不当利得を問われるような展開にするのは奇妙です。 --------------------------------------------------------------------------- (減点0.5/「すべからく」の意味の誤用) この「すべからく」は「全て」の意味ではありません(「ぜひとも~すべきだ」の意味でしかありません)。 --------------------------------------------------------------------------- (減点なし/参考/総務省ばっかり出てくる事情) 要は結局のところ、この映画の趣旨としてギャグ映画としても「国会に興味を持とう、政治に興味を持とう」ということでありそれは理解できるし、その付随的な事情として、選挙などを扱う総務省ばかり出てくる(逆に民間にすぎない youtube などは metube などになっていたりする)のはこうした事情なんですが、こりゃ総務省も苦笑いするしかないんでしょうねぇ…(そして、総務省の「しもべ」である行政書士の資格持ち(←総務省が管轄している資格のため)は、いったいどーしたらいいんだろうとしか思えず)。 (減点なし/参考/評価点の基準について) 法律や国の制度等を扱う映画で適当な描写しかしないものは評価点が極端に落ちます(「お前の罪を自白しろ」も1.5評価だし、かなり厳しい)。まぁ、この映画を狭い意味での法律職(弁護士、司法書士、行政書士)が何人見るんだっていうことにもなるでしょうけれども…。
家康の演説に刮目せよ!
小芝風花探しちゃったよ(笑) 『もしもー』ってなんでもアリだからどうかな?って思ったんだけど… 面白い。楽しい。 Gacktさまカッコいい! 適度のおちゃらけでクスッとさせてくれます。 内閣支持率って3割切ったら危険なんだねー(棒) ホント投票率が7割行くような時代が来たらなぁ…って思いますわ。
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