もしも徳川家康が総理大臣になったらのレビュー・感想・評価
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己を信じろ
度重なるギャグシーンは結構滑っていて、劇場内は急激に冷え込む。まさかのあやつの登場には、辞書に載ってもいいほど綺麗な失笑が広がる。キツい。武内英樹監督とこの作品はミスマッチかな〜🥶しかも、徳永友一脚本となるとギャグシーンに振り切りすぎちゃうのも納得。
原作はビジネス本なんだから、もっと真面目に政界や社会情勢について扱って欲しかった。このキャッチーさがいいんだろうけど、ちょっとやり過ぎ。でも、終盤のメッセージがあまりにしっかりしていて、ちゃんと心に響いちゃう。都知事選があったばかりの今公開したのは、タイミングバッチリだったね。若者よ、政治に目を向けよ。
やはり、GACKTは武内監督にしか扱えない。あまりにカッコイイ。色気が半端じゃない。織田信長は映画や漫画になるとやたら美化されて若干の嫌悪感を抱いてしまうのだけど、彼の信長はもう声も佇まいも説得力が尋常じゃなく、他の武将・偉人たちと比較しても頭ひとつ抜けている。この面々で信長を好きにならないわけが無い。
しかしながら、野村北斎、高嶋政宏も結構イメージ通りで、かなりハマり役。ただ、竹中直人の豊臣秀吉と赤楚衛二の坂本龍馬だけは、あまりに違う。いい加減、坂本龍馬をあたかもカリスマ性あるような人物に扱うのやめてくれ...。
最後の怒涛の追い上げは本当に良かった。そして、バトンは渡された。今の日本を一喝する、なかなか面白い作品。コメディはキツイけど、これがビジネス本原作だとは思えないし(恐らく原作がかなり優秀)、これを見た人達は政治に対する向き合い方が必ず変わるはず。と、言いたいところだけど、同じ列に座っていた大学生男子が、開始1時間にして退席。いやぁ、わかるけど、もうちょい我慢してくれたら素晴らしいメッセージが込められてたんだけどなぁ。1時間じゃ、ただ浜辺美波が可愛くてGACKTがカッコイイだけの映画だもんなぁ...。
つわものどもが夢の跡、真の政を造っていく
今ハリウッドだっておふざけと大真面目の『デッドプール&ウルヴァリン』やってるんだもん、日本だって。
どんなバカも許される。日本映画に於いてそれは矢口史靖か河崎実と思っていたが、この人も。武内英樹。
原作はあり。それは『テルマエ・ロマエ』や『翔んで埼玉』も同じ。
それを映像化…しかも実写でやろうとする事が、“偉人”ならぬ“異人”なのである。
コロナで総理大臣が死去。未曾有のパンデミックと政府の不機能で日本大ピンチ…!
日本を建て直すには、新たな内閣が必要。役に立たぬ現政治家どもの普通の内閣じゃ到底無理。“特別”な内閣が。
そして白羽の矢が立ったのが、歴史上の偉人たち…!
どうやって…? クローン…? ビルとテッドみたいにタイムトラベルして連れてくる…?
いやいや、もっと現実的な方法が。
AIとホログラム。
って言うかこれって、昨年のハリウッドのストライキの争点だよね…?
AIとホログラムで演技させるどころか、組閣する。
奇想天外でぶっ飛びでありえねー!新内閣の顔触れは…
聖徳太子。法務大臣。
紫式部。文部科学大臣。
北条政子。総務大臣。
足利義満。外務大臣。
徳川綱吉。厚生労働大臣。
徳川吉宗。農林水産大臣。
坂本龍馬。官房長官。
そして三英傑。
織田信長。経済産業大臣。
豊臣秀吉。財務大臣。
総理大臣は徳川家康。
生きた時代もばらばら。最古の聖徳太子から坂本龍馬まで、1300年以上離れている。
徳川初代・5代目・8代目のご対面。
歴史上の偉人のオールスター夢の共演。番宣なんかで“偉人ジャーズ”なんて言われてるけど、本当にそう。前に『首』のレビューでも書いたけど、歴史上の偉人ってリアルアベンジャーズ。
ありえねー!荒唐無稽な設定でも、何だかんだワクワクしてしまうのだ。
各々が後世に遺した功績や偉業に応じた役職に就いているのがなかなか面白い所。だから、織田家臣にいた家康が織田より上の総理大臣?…という疑問にも納得が付く。
アベンジャーズも当初はぶつかり合ったように、偉人たちもキャラ濃い目で時代も考えも性格も全く違う。そんなんで一国を担える…?
偉人たちには自分たちが特殊な方法で遥か未来の現世に蘇った事、自分たちやその後の歴史や現代の情報をプログラム済み。なので、三英傑の関係性や徳川将軍たちとその幕府を終わらせた竜馬の間にも遺恨ナシ。
何てご都合主義であると同時に、何て便利。
また戦でも始めて貰っちゃあ困る。任期は限定の一年。戦以上の大任が彼らに課せられていた…。
各々の手腕や才で危機に瀕した日本を救う。
もし今、歴史上の偉人が居たら…?
そう思う事もある。それを、映画の中で実践。
でも、実際にそう上手くいく…? 昔と今じゃ何もかも違う。
やってる事はこれまたご都合主義で荒唐無稽でありえねー! 実際だったら、大問題大事件レベル。
でも中には、完全ロックダウンやスピーディーな給付金配布など、コロナ禍に於いて実際に実践した国もある。単なる世迷い言、理想事だけじゃない。
日本はコロナ禍に於いても大震災時に於いても、いつもいつも後手後手に回り、何も出来なかっただけ。やろうとしなかっただけ。
先行きの事を考え慎重になっていたのかもしれないが、慎重過ぎるのと何もしないのとは紙一重。
今の日本の無気力さ、軟弱さを歴史を変えた偉人たちが見たらどう思うか…?
目を覚ませぇい!
彼らは実際に、現代の我々が想像も付かない修羅場をくぐり抜けてきた。道を開いてきた。
今こそ、彼らの教えを乞いたい時。
基本はコメディ。偉人たちによる自虐的な笑いも。
徳川綱吉は生類憐れみの令で“犬公方”としか知られていない事にショック…。
徳川吉宗は暴れた事もないのに“暴れん坊将軍”とされてショック…。
紫式部は次の大河ドラマの題材に。
北条政子はどっかで聞いた事ある音楽と共に“部屋”のトーク番組。
終盤、天岩戸隠れの如くトラックから現れたのは、日本の最高神。この方だったら天皇レベルでしょう。
新撰組と竜馬の共闘。歴史的な和解。
何もかも祭りごと。秀吉のパリピな性格。
竜馬の人を惹き付ける魅力。
そして信長のカリスマ性は現代人も虜にする。
一番ウケたのは、あるシーンのある台詞。「どうする家康!?」。ここで言うか!(笑)
これで真面目にやっていたらドン引き。豪華キャストたちがちゃんと分かっているコントかコスプレ大会のようなオーバー演技。
それはそれで真面目にやっている。信長=Gackt、秀吉=竹中直人、家康=野村萬斎はある意味ハマり役。
浜辺美波も先日見たばかりの『サイレントラブ』よりずっとキュートだった。ただ、竜馬とのロマンス匂わせは不要だったかな…?
そう、荒唐無稽なコメディである。
だからと言って、雑な描写や設定に目を瞑る事は出来ず…。
舞台設定はまだコロナ禍の2020年~2021年。なのに、ほとんどの人がマスクをしていない。話の発端はコロナだよ…?
信長がCMで三密を避けぇい!…と言うが、あっちゃこっちゃで密。
ロックダウン。皆は外出はしてならず。新撰組で取り締まるほど。だけど、口座を開いてない者は給付金を手渡しでやるから取りに来いや。あれ、ロックダウン下じゃないの、太閤殿下…?
政策がまとまらないように、脚本家が何人もいて、アイデアまとまらなかったのかな…?
祭りごとに浮かれ、設定忘れたのかな…?
ずっとご都合主義な政策やネタみたいな笑いだけだったら、映画としても退屈極まりない。
史上最高の支持率を誇り、国民から歓迎されていた家康内閣に、不穏が…。
改革をさらに推し進める信長と、慎重派の家康。対立が噂される。
国民の意見ははっきり。信長支持。信長新総理待望の声まで…。家康人気下落。総理を辞めろ!江戸時代に帰れ!とまで…。
何だか、国民の政権への不満は結局全く変わらない。
そんな矢先、家康が…。やはりこの人は志半ばで討たれる。
現代日本で起きた本能寺の変。しかしその謀反人は明智ではなく、家康…?
家康総理退陣。代わって総理に就任したのは、信長の意志を継ぐ者。
しかしこれぞ、仕組まれていた謀略。裏で糸を引いていた政治家と、底辺から天下統一へのし上がった野心。
その野心で、日本のみならず世界をも手中に…。何故か黒幕にしっくり来るこの人。
家康が言っていた“安寧の世”こそ軟弱で世迷い言なのか…?
日本を建て直し、強固な国にするには、強引な手腕とそれを執る独裁者が必要なのか…?
いや、違う。この国の未来は自分たちの手で。そうやって切り拓いてきた。
この国の行く方分け目の戦。現代日本決戦の陣が勃発…!
偉人たちの史実や活躍を現代日本に置き換えたような策を講じた戦はユニーク。
遂に企みが日本中に明かされ、スカッと痛快だが、秀吉と家康、各々の言い分にも一理ある。
秀吉の日本や国民への暴言は独善でもありつつ、的を射ていて耳が痛い。
家康も現代日本へ辛辣な意見も。目先の事だけしか見ず、何かに躍らされる。自分たちは何もしようとせず、他人頼り。無関心なくせに、文句や不満だけは一丁前。
歴史に名を残す偉人たちから見れば、今の世と人々は嘆かわしい事ばかり。
しかし、信じておる。
彼ら偉人たちが想像も付かなかった夢や国造りを実現させた。
まだまだ問題や難題は山積み。それらに勝ち討ち、果たす力を持っている。
おバカコメディと思って見たら、最後は些か説教臭く…。
それほどドストレートなメッセージ。実は意外と真面目な作品。
つわものどもが夢の跡…。ただの夢じゃない。
祭りごとが終わって、真の政(まつりごと)へ。安寧の世を目指して。
歴史や偉人たちの思いを引き継ぎ、私たちで造っていく。
50万円!
演技というより政治描写のリアリティがゼロ
予告編と多少乖離あり
予告編観て「飛んで埼玉」みたいな作品を想像して鑑賞。
…したら、確かに面白いパートもあるものの、どちらかと言えば真面目に政治を語る場面の方が多かった印象です。
いや、これはこれで内容として良かったし、しびれるセリフもあって観てよかったんですが。チカラ抜いてアホな映画を観ようと思って挑んだ手前、ちょっと戸惑いました。
最初からもう少し真面目な政治劇だと思って挑んだら評価・印象も違ったかもしれません。
ただ、エンドロールの音楽もどちらかと言えば明るめの曲でしたし、監督的には面白可笑しくしたかったのかも、とも感じました。
最初笑えて、だんだん深く難しくなっていき、かと思えばエンドロールの曲は明るめムード。ちょっとコンセプトが行ったり来たりしてたような。
「至ってまとも」な偉人政権?
コロナ禍の日本を救うための偉人内閣の話・・・だよね?現代人はマスクをしてたりしてなかったりと中途半端で、パンデミックの緊張感がまるでないスタート。
マスクなど存在しなかった過去の人たちがまず現代の文明に驚き戸惑うシーンもなくすんなりと現代に溶け込んでいる。
前半は偉人たちが、歴史の授業で習ったような業績をそのまま活かした政策をすすめていき、なんのひねりもないな~と思って見ていた。そのうち不穏な空気が流れ、絶対バトルが起きる・・・と思っていたら信長暗殺→秀吉無双の流れも史実から大幅にはずれているわけでもなく。よいよい秀吉も、「秀吉俳優」と言ってもいい竹中直人さんなのであまり新鮮味がなかった。絶対裏切るわけがない人が裏切って政権がめちゃくちゃになるくらいのハチャメチャさがあればもっと面白かったのでは。酒向芳さんは大河で明智光秀を演じたので、彼が信長を殺す流れでも良かったかもしれない。
野村萬斎さんは最近では「アンチヒーロー」での怪演ぶりがすごかったので、狸親父と言われた家康ならではの胡散臭さをもっと出しても良かった。
最後はキレイにまとめてそれなりにすっきりはしたが・・・もうちょっと遊び心があってもよかったかな!!(政子の部屋と政子カ・イ・カ・ン♪は良かったが)
それからせっかく山本歳三さんを出すのならもっと政治に絡めてほしかった。これぞキャラの無駄遣い。
最後に。観月ありささんが悪かったわけじゃないけど、長井短さんのあのお顔立ちは平安時代がよく似合う。よって紫式部は長井さんでもよかった。
中身は☆3だが、豪華出演陣でオマケして☆3.5にしました。
テルマエ・ロマエぐらいのふざけ具合が
大丈夫な方であれば、十分、楽しめるコメディ映画です。
歴史や背景を気にせず、純粋にドタバタ活劇を観てほしい。
徳川萬斎の声、立ち振る舞いが、素晴らしかった。
こういう上司がチームに欲しい。
織田ガクトも知的で、視線が鋭く、かっこよかった。
謙信よりも、こっちがあってるかもと思う。
個人的に小手義満が良かった。
金メダルをあげたい(笑)
低偏差値映画だが
経済政策や法的問題などをいちいち気にしてはいけない低偏差値お馬鹿映画として前半は進行していきます。
私達、現代日本人が政治に期待していることは批判をされても責任を持って実行すること。
ある種、独裁的に強引に改革して欲しいと思っている。
問題点は誰もが分かっていて誰もが同じような問題意識を持っている。
でもじゃあどうするの?と言ったら誰も実行出来ないしやらない。この映画では織田信長や豊臣秀吉などが剛腕でもって実行していくのでカタルシスがあります。
後半では打って変わって、現代の政治についての問題を我々に問うてきます。これこそがこの映画が言いたかったことなのである。
現代の政治と政治に対しての国民の関わりについての問題点を過去に生きた偉人が語ります。
さて、この偉人の言葉を我々はどう受け止めるのか。
映画館で鑑賞して感じて下さい。
レビューは芳しくない評価がされていますがそこまで悪くなかったかなぁと思います。
90分間我慢して良かった!
何から何までツッコミどころ満載のくだらない90分間を耐えに耐えた後に訪れる徳川野村萬斎の名演説
これを最大限に活かす為の超絶くだらない90分後があるんだね
にしてももう少しなんとかならない?
めちゃくちゃな90分間をあの名演説でほんのり泣かされる所まで持ってく野村萬斎の凄さにつきる
☆マイナスの90分間が名演説のお陰で☆3つまで上がりました
ちょいちょい挟まれるくだらないワイドショーが90分間の薄っぺらさを増長し、本当にしょうもない感じで描かれる国民達
偉人ファンなら席を立つんじゃないって程、偉人もうすっぺらい
この90分間が悲しい事に全然笑えないのが問題だね
翔んで埼玉並に笑かしてくれれば良いのに、脚本と演出がいただけない
テレビで放映されたとしても90分間チャンネル変えずに見てもらえるのか?
徳川萬斎の演説を見ずに終わってしまう可能性高いのが残念
製作陣の言いたい事は判るし、本当にそうだよねって納得しかないし、自分を振り返って反省できる
しかし今の人達はここまで説明台詞だらけの映画じゃないと理解できないんだろうか?
とも思う
ワイドショーのしょうもない面をかなり馬鹿にしているように感じるのでテレビ局は製作に入っていないんだね
と思いながら見ていたエンドロールに日本放送って、、
中の人達も自分達の番組あり方に疑問を持っている事がわかって救われる
やはり上層部のなんやかんやを必殺仕事人に成敗してもらうのが正解なのかもね
って思った帰り道です
どの視点で見るかだね
期待度△鑑賞後の満足度◎ “ぜよはぜよぜよ!”には笑た…浜辺美波ちゃん、可愛ゆいわ…と、もうそれだけでも良いんだけど…結構メッセージ性の強い硬派なエンタメ映画でした...
①特に演出が際立って上手いわけでもなく、話も穴だらけで(歴史好きからすると)ツッコミどころ満載なんだけれども(幹事長、最後はどこ行った?皇室には全く触れられていないし…ま、仕方ないか)、最後の徳川家康(野村萬斎)の演説には泣かされてしまったので悪い点は付けません。
②赤楚衛二くん、朝ドラ『舞い上がれ』の繊細な短歌青年のイメージしかなかったのですが、ワイルドな坂本竜馬役なかなか良かったです。竜馬にはちょっとイケメン過ぎるけど…
③偉人内閣の面々、初めは何でこの人選?と思うところもあったけれど、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三人は知名度・人気度からして外せないだろうし、足利義満とかちょっとマニアックな人も加えたりしてバランスを取ったのかな。
私が選ぶともっとマニアックな人選になっただろうし、真面目に考えるとかなり悩みそう…
政治力から言えば、天智天皇・藤原不比等・桓武天皇・北条義時とかも入れときたい気もするけど…
④
ただのギャグだと思ってた
コロナでAIで現代によみがえったと言う破天荒な設定なのでネタ映画と思ってたけど、コロナ乗り越え部分はあっさり終わってしまった。
あとは信長、秀吉、家康の主導権争いからの現代のおまえら頼むでって感じで終わり。
そんなに思想的に強めではないのでそのへんはまだ楽しめる範囲だった。
死人内閣と腐国驕弊
開始数分でコロナ描写のガバガバさが目についた。
クラスターで内閣崩壊した直後にノーマスクで密な会見とか、有り得ないにも程がある。
しかも半端にマスクしてる人間が映り込むもんだから余計に違和感が消えないし。
偉人たちのホログラム設定もぐだぐだ。
自由に動き回り、足音がして、椅子に座って、物にも触れられるホログラムってなんぞ。
そのへん無視するかと思えば、終盤で消されたり「自分には触れない」と言ったり逆に強調してくる不思議。
どう見ても実体あったよね。
歴史や文化、言語などの知識があることについては、プログラムだということで納得。
でも逆に「現代に蘇った」体で話されても「いや、あくまでAIですよね」と冷めた目で見てしまう。
(本人たちはその設定でも、周りもそう扱うのは…)
しかもプログラムということは少なからず組んだ人間の思想が入っているので、素直に見られず。
まぁ、キャラ付けの解釈違いもそこが起因と好意的に受け入れよう。
物語については、後半のバタバタが強過ぎて肝心の政がご都合ダイジェストなのが残念。
パロディ的な政策はあれど、唸らされたり“ならでは”感のあるものはあまり見られなかったかな。
内閣以外にもいっぱい偉人出しちゃうから個々が薄いし。
浜辺美波が、アナウンサー志望っぽく(普段はいまいちな)滑舌を頑張ってたのは好印象。
あとは竹中直人が楽しそうだった印象だけが残りました。
なんの予備知識もなく楽しめた
テレビCMだけ…予備知識は一切ない状態で観ました。
冒頭のナレーションでストンと舞台の背景が手短に分かり、エンドロールまでテンポよく楽しめました。
おそらく選挙にも行かないような人は終盤の家康の独演が長くて不満を持つだろうけど、あれが無ければ、この作品の意味がないと思います。
個人的には、タイトルが出た時をはじめ随所に流れる「あの時代劇の名曲」で驚き、涙が出そうでした(少し大袈裟かな)。でも、ハマってますからね。全体として110分とは思えないくらい濃密に感じられました。
ちょうどいい塩梅の映画
タイトルそのまんま「コロナ渦に徳川家康が総理大臣になる」お話。
パッとしない昨今の日本で、なんかこう起爆剤になる物語はないものか、と考える人はいると思うけれど、そこから、徳川家康はじめ歴史上の偉人を内閣に据えてみようという発想が生まれることにまず脱帽です笑
内容は、コメディに振り切るわけでもなく、かといってメッセージ性が強すぎるわけでもない。
中途半端な印象を持つ人もいるかもしれないけれど、私はちょうどいい塩梅に感じました。
歴史に明るくない私でもくすっと笑えるエピソードが随所に盛り込まれているので、歴史好きならさらに楽しめるかも。
竹中直人さんの豊臣秀吉とか、山本耕史さんの土方歳三とかも、きっとたまらん人にはたまらんキャスト。
というか、竹中直人さん、すごくない?その迫力にクラクラしました(もちろんいい意味で)。今おいくつなんだ?と思わずwikiで調べてしまったよ。
過去の偉人の目を通して現代の問題点も描かれています。
ちょこちょこ「刺さる」セリフもあって、わが身を振り返る機会にもなりました。
ただ、、、伝えんとするテーマは確かに大切なもののはずなのに、ラストに独演会?のような手法をとるのはちょっと残念。
冗長した感は否めず、途中からやや飽きてきてしまった。
そんな時は、家康の後ろに映る「わんこ」を見て和んでました笑
できれば、一から十まで一人語りで説明するのではなくてもうちょっと違う角度から伝えていただきたかったなぁ。
総理大臣が死んじゃうくらいコロナで大混乱中の世間が舞台ですが、そんな中、政府付きのテレビ局員が終始ノーマスクというのもちょっと不自然な気も。
浜辺美波のきれいな顔を隠さないで!と事務所からリクエストでもあったのかしらんなんて穿ったことをツラツラ考えながら見てました。
思ったより面白かった
予告を観て面白そうだったので、レビューの低評価を気にしつつも観てきました。
歴史上の偉人達の功績が分かりやすく織り込まれ、多少のコメディを交えながらも、伝えたい要素もしっかり伝わり進んでいくストーリーは楽しめました。
天照大御神まで担ぎ出されたら、日本人はもっとしっかりしないと見放されそうです。
GACKTさん演じる織田信長がとてもカッコよくてシビれました。
コメディの中に真面目さがあった。
賛否が分かれてる映画だったので観るか観ないか迷ってる映画でしたが、歴史上の偉人が主役という事や俳優陣がそれなりに豪華だったので見る事を決意。観てきました。
前半はコメディ、中盤は推理ドラマ、後半は政治という感じで分かれてたと思いました。レビューを散見すると終盤(政治)が面白くなくなるというのが多いですが、個人的に政治ジャンルはまぁまぁなので飽きずに観おえました。。最後の家康の政治演説は社会科の授業で流すと良さそうに感じました笑。面白さの中に真面目さがあり程々によかったんじゃないでしょうか。
俳優陣も歴史上の偉人になりきれていて、とても迫力があり、見応えがあったんじゃないかなと思いました。ガクトさんと山本耕史さんが個人的に良かった。
賛否両論ありますが
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