もしも徳川家康が総理大臣になったらのレビュー・感想・評価
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背筋がしゃんとしますww
トレーラーでは笑えるシーンのみ集めてます。
表向きは歴史に興味のある方向けですがむしろ
今の世情に喝を入れたい、又は昨今のニュースに苛立ちを感じ、自身の生活もコレでいいのか?と疑問を抱いている方こそ観て頂きたい作品です。
コメディなの?
題名だけみたらとてつもなく面白そうだったんだけど、笑う場面は少なく、ブラックというには捻りも皮肉もないので、啓蒙作品なのかなぁ
できれば同じ題材でクドカンの脚本で観てみたい。
チクリと警笛
もし先人たちが今現代のヒノモトや日本人をみてどう思うかなというのは時々考えることもある。それが映画になった感じ。映画のストーリーどおり絶対そう考えるだろうとは思わないところもあったけど、それはもう人それぞれ感じたらいいと思う。これはこれで充分楽しめたしアリだと思いました。
原作未読。告知ホイホイにひっかかりました。
告知にホイホイされて鑑賞。
もっと偉人がわいわい改革やってるのかと思いきや、任期1年じゃそんなになんもできない。
偉人の出番もかなり少なく感じるし、名前がタイトルにある徳川家康なんてトータル30分も出番がないんじゃないかと思うくらい写ってるけど、喋らない。
偉人たちが観たかったから少しガッカリ。
ちゃんと笑ありで楽しかったです。鑑賞中噴き出した箇所もありました。
最後はこれからは他人に任せる事なく、自分で見て考えて、選挙に参加しましょう!って思う映画でした。
ぼくがかんがえたさいきょうのないかく
今週は観る物がないので
あんまり興味なかったけど観賞
原作は未見だが
ビジネス小説のようだが
書いてる人は
歴史評論家でも政治評論家
でもないようである
「もしドラ」って昔あったが
あれも一時期妙に取り上げられて
当てはめが無理矢理すぎて
アニメも映画も悲惨なことになってて
もうみんな忘れてるが
こういうの好きな人がいるんだね
でどうだったか
まぁひどかった
野村萬斎の無駄遣い
左翼の妄想か?と思って
しまうほどの政治家の描写
AIって言えば何でも先進的に
見えそうっていう単純さ
外見も中身もスカスカの
歴史上の人物の人選に謎だらけのポスト
み〇ず学園のコスプレ?なクオリティ
歴史
政治
どちらにおいても中途半端で
観る必要なかったです
改めてエンタメ業界の
政治リテラシーはヤバい
と思いました
舞台は2020年
コロナ(まずこれまだ終わってないし
実名使用してるとこがもうバカっぽい)
の蔓延で閣僚が倒れてしまい
困った政権は最新のAIと3Dホログラム
技術を利用して歴史上の人物を
実体化させ1年限定で
コロナ対策などをやらせるという
じゃあ結局責任者誰やねんという
誰もが首をかしげる施策を行い
見た目上は家康信長秀吉の
戦国三英傑が蘇り
「偉人内閣」が発足
秀吉はNHK大河と同じ
竹中直人が配役されましたが
(土方歳三役で出てきた
山本耕史もそうだったか)
もう演じ方は忘れちゃってる感じ
野村萬斎の家康は見た目と声が
ややズレてる感じ
Gacktの信長はこれ上杉謙信・・
いやなんでもない
財務大臣の秀吉はさっそく
コロナ対策にロックダウンと
国民一人に50万支給を掲げ
賛否両論を招きます
そして歴史上の人物が閣僚に
収まっていくんですが
もうツッコみだらけ
総理大臣の家康に対し
江戸幕府が終わるきっかけを
作った坂本龍馬が官房長官
というのは悪い冗談ですが
AIはそういった遺恨はプログラム
されていないそうです
は?
もうそれ違う存在じゃん
まず既存の大臣役職に
当てはめていくだけってのが
発想が貧相すぎませんか
徳川綱吉も吉宗も将軍なんですから
吉宗は米の価格調整に
苦心しすぎて「米将軍」と
呼ばれたから農水大臣
あと「暴れん坊将軍」も
いじりますが滑り倒します
綱吉は富士山噴火や飢饉を
経験したからか厚生労働大臣
ですが特に何もなく
緒方洪庵にワクチンを作らせる
だけです
だ っ た ら 最 初 か ら
緒 方 洪 庵 が 大 臣 や れ よ
と誰もが思ったでしょう
北条政子は鎌倉時代に起こった反乱を
女性ながら鎌倉武士を演説で奮い立たせ
幕府の危機をを守った人ですが
なぜか総務大臣で特に掘り下げもなく
ロックダウンで暇な国民に向け
「政子の部屋」を放送・・
これがやりたかっただけだろ
そしてただひたすら寒い
外が酷暑だから
映画館も空調が効いてるけど
より一層冷えます
文部科学大臣は紫式部
法務大臣は聖徳太子
このへんはもうよくわかりません
そもそも大臣職って
省庁の編成から政治側が
その時代に応じた再編を行う
のであって既存の大臣に
あてはめるということ自体が
とんちんかんに感じます
そもそも省庁の役割とか
そんなに周知されてるわけじゃ
ないのに歴史上の人物を配置
してやらせるということ自体
全然両策に思いません
どうせなら偉人に応じた
特命大臣を作ってしまえば
いいのにと思いましたが
そこまで改変する気は
ないんでしょうね
AIプログラムってのも
流行りでやっただけ感で
重みがない
外務大臣の足利義満
(そもそもなんで義満?
明治期以降にいくらでもいるだろ)
が英語をペラペラしゃべるのは
AIだからなんでしょうけど
特に何の説明もありません
こんなふうにディティールが
いい加減でギャグも滑り倒す
苦痛でしかありません
まあいいわ
じゃあ政治面はどうなのか
そのロックダウンさせて
50万配る施策の財源はどうするのか
信長がコロナに苦しんでいる
であろう民間企業から徴収です
共産党よりひどいです
ここで積極財政で一丸となって
日本の苦難を乗り切るのだ
といった道筋も一切なく
財政がどうだと言った話は
まるでありません
そして財務大臣の秀吉は
石田三成に丸投げで踊っているだけです
だ っ た ら(以下略)
こんなんばっかです
ビジネス小説とかうせやろ
課長島耕作でビジネスを学ぶ人も
いるのか首をかしげますが
あの界隈地雷が多すぎる
話もメチャクチャ
50万配って支持率が爆上がりして
人気絶頂の織田信長らですが
秀吉の画策で
信長のプログラムがバックアップごと
消されてしまいそれを画策した
秀吉の「バグ」だというのです
意味がよくわかりません
じゃあ作為的に誰かが仕組んだ
ことになりますがそこにまったく
触れないでテレビ局の報道局員で
坂本龍馬と仲良くなった女性
報道局員西村が家康から
実態の調査を依頼されますが
家康が何故そんな行動をとるのか
秀吉も何がしたいのか
つながってきません
AIが反乱を起こしたのか
というとそうでもなく
AIを作り手がよくわかってない
感じなのです
何から不快なんですが一番が
あたかも現実の政治家を非難するような
シーンを痛快かのように描写する事
少し前に議会で居眠りしている
(ようで体調が悪くその後亡くなった)
議員を非難することでネットで
知られ都知事選に出てきた元市長が
いましたがそういうのが
好きな層がいるんですかね
国民の代表のくせに
居眠りしやがってみたいな感覚しか
持てないでそれを政治の話だと
思ってる頭のいい人々がこういう
映画喜ぶんですかね
個人的にはやることやって
国益持ってきてくれる政治家なら
国会で布団敷いて寝ててもいいです
子供が机に向かっている「姿」だけで
勉強していると思い込む大人たち
じつに頭いいですね
映画館が涼しかったのだけ0.5点です
クスッとさせられながらも、最後に泣かされる秀作!赤楚衛二の坂本龍馬がカッコイイ!!
設定が奇想天外で各偉人達に仕込まれたコメディ要素(一定層の年齢には非常にハマる)に笑いつつ活躍を楽しく観ていると、最後には家康の言葉に深く考えさせられ感動させられた秀作だった。そして、龍馬が理佐に聞かせる言葉も私たちに向かって言われているような言葉であり、胸に刻んでおくべきだと思えたし学びが多かった。 各偉人を演じた俳優も凄くハマっていて、家康の野村萬斎、秀吉の竹中直人、信長のGACKTという三英傑を演じた俳優達はもちろん良かったが、なんと言っても良かったのが赤楚衛二。これまでのドラマでは繊細な役柄が多かったが、見事に土佐弁や武士の仕草を身につけ、今まで坂本龍馬を演じた俳優に劣らず、坂本龍馬になりきっていて、説得力があった。 めちゃくちゃカッコ良いので、赤楚龍馬を観るだけでも価値があると思う。
パロディーだけど、めちゃくちゃ面白い🤣
今の日本の内閣が、実行力も無いし、刷新力も無いし、国会で居眠りしてる議員も居る。。。国民にとって、無責任な恥な内閣ですよね(>_<) この映画の歴史上の偉人達の内閣は、実行力もあるし、刷新力もある、頭脳明解✨で素晴らしい👑✨✨ 極端かもしれないけど。。。今の腐り切った日本の政治には、こういった基礎に戻って、刷新する、抜群の行動力がある偉人内閣みたいな政治家が少なからずとも必要だ❗️❗️❗️ あっぱれ❗️❗️❗️偉人内閣🇯🇵🤣笑笑 楽しかった✨
出オチの中途半端!
出オチ感満載の映画。 コメディに振るのか、シリアスに振るのか、どっちかにして欲しかった。 中途半端に双方入れたことによって、どちらもパッとしない形になってしまった。 コメディならそれを最後まで通して欲しかった。 折角、面白い題材なのにそれを活かしきれていない感が半端無い。 まあ、1流の役者による2流の映画だね。 ススメはしませんが見たい方はどうぞ。
「仕事と思うな 祭りと思え」
今年161本目。 仕事と思うな 祭りと思え。 自分の生き方そのものなので嬉しい言葉。 自分を信ぜよ。 人任せ、人がなにかやってくれる耳が痛いです。 変わろうと努力はしています、とりあえず与えられた仕事はこなそうと。 国民に政を任せようと思う。 生き方、哲学、感動的な作品でした。
リトルキッズ向け
見たら楽しめそうなひと
→浜辺美波がすき!(ずっと可愛い)
→赤楚瑛二がすき!(真っ黒長髪てなかなかないよね)
→最近日本史に興味を持ったり習った子ども(調べる前推奨)
正直内容について記載する事が無いくらい内容が無い。何も考えずに見られる作品だと思うのですが、いかんせんゆったり喋るのでいらん事考えてしまって虚無る時間が長かったのがキツかった。
頭から爪先まで「そうはならんやろ」「何言ってんだ」の連続なので、そういうのが好きな人向け。
上手いこと言ったった感が終始あるのがず〜っと寒いので、そういうドヤ感がダメな人には向かない。
てかAI生成された偉人の姿ならもう少し年齢若めの時にしたらいいのにと思った。どうせならアイドル売り出来る見た目の方が良くない?てか仇とかへのヘイト管理できるなら見た目も衣類も現代ナイズしなよ…いやそしたらわかりにくいのはわかるんだけどね。
最後の演説、あの熱狂ぷりに反してキャパ狭くて、札幌はドームぽかったのに東京は武道館みたいなキャパでびっくりした。なんでだよ。最低ドーム、良くて国立だろ。札幌埋まる奴が小さいキャパでやるなや。と思いました。(札幌ドームは埋める難易度が国内最高だとドルオタ界隈では囁かれています)
あとクソ演説かました秀吉の旗とかうちわずっと持ってて信仰心厚くて笑いました。家康のことは踏んでたのになんでカス演説に対しては甘いんだよ。団扇折って捨てろよ。旗も破けや。ヤジも飛ばせ。
演説、良いこと言ってはいるんですが、なんで秀吉黙ってんの!よしよし秀吉乱入チャンス!オラ!そこだ!ウイルス仕込め!バグらせろ!と思いながら見てました。なんで大人しく聞いてんだよ。
浜辺美波がずーっと可愛いのですが、オフィスのシーン撮影でファンデーションがなんか変なつき方しててそこがずっと気になった…鼻の下に四部休符みたいな形でついててずっと気になってたし、このカットとこのカットは同じ日に撮影したんだなってのがわかってつらかった。それでも可愛いから浜辺美波は凄い。
娯楽作品としてなら☆4か?
夏休みに他に観るモノなくて(みんな観てしまうほど今年は少ない?リバイバル増えてるし)観る娯楽作品としてならいいんじゃないかと。
しっかり大臣だけでなく、副大臣なんかで石田三成やSPに新撰組とか適役を揃え、聖徳太子は女性だった的なネタも入り楽しませてくれますかと。
GACKTの織田信長と竹中直人の豊臣秀吉がハマり過ぎているので、なんかニヤニヤさせられる作品です。
しかし、最後に野村萬斎の徳川家康に演説させて日本は変わるエンディングはどうかと思わせる。実際今まで変わらない日本を変えたいというテーマもあるんだろうけど、そんなことは無理ということで☆2です。
誰が総理大臣やったら日本は変わりますかね。
面白いけど夏休みキッズ教育用
大御所俳優が演じる偉人は迫力があってとてもとても良いです!!腹の底から声が出ています。野村萬斎氏にそんな言葉掛けられたら嬉しい。響く。エキストラ参加の人達がすごく良い現場に居るなぁ〜と思いながら観ました。
出だしはすごく面白いのですが、内輪揉めし始めるとダレました。AI、ホログラム、プログラムバグの設定があんまり深くないので、こんなもんだと割り切って観るのが良いです。足を組み替える音とか、フゥー・・・っていう音とかが増えた気がしました。
「翔んで〜」風味の「コロナ禍こうだったらよかったのにな♪」といった感じです。
確か政府も宣伝に加わっていますかね。選挙に来て欲しいからでしょうか。色んな映像作品で、居眠りと他人事と人のせいにすることはネタにされてきていますが、改善されないことにはしょうがないと思います。どの人を選んでも結局なぁ・・・となるので、現実味が薄い。そんな思考が「人任せ、自分では考えてない!」ということになりますが、現実への白々しい気持ちも、後半がダレた理由かもしれないなと思います。どうしようもない・・・。先人たちが繋いできた、平和で独自に発展できた日本国!というのは理解しているんです!と反論したくなる人も居そう。
偉人達が、子供でも知っているキャラの濃い人達だったので、夏休みキッズに観て貰いまくって啓蒙したいです。
(逃〇中よりは絶対良い)
己を信じろ
度重なるギャグシーンは結構滑っていて、劇場内は急激に冷え込む。まさかのあやつの登場には、辞書に載ってもいいほど綺麗な失笑が広がる。キツい。武内英樹監督とこの作品はミスマッチかな〜🥶しかも、徳永友一脚本となるとギャグシーンに振り切りすぎちゃうのも納得。 原作はビジネス本なんだから、もっと真面目に政界や社会情勢について扱って欲しかった。このキャッチーさがいいんだろうけど、ちょっとやり過ぎ。でも、終盤のメッセージがあまりにしっかりしていて、ちゃんと心に響いちゃう。都知事選があったばかりの今公開したのは、タイミングバッチリだったね。若者よ、政治に目を向けよ。 やはり、GACKTは武内監督にしか扱えない。あまりにカッコイイ。色気が半端じゃない。織田信長は映画や漫画になるとやたら美化されて若干の嫌悪感を抱いてしまうのだけど、彼の信長はもう声も佇まいも説得力が尋常じゃなく、他の武将・偉人たちと比較しても頭ひとつ抜けている。この面々で信長を好きにならないわけが無い。 しかしながら、野村北斎、高嶋政宏も結構イメージ通りで、かなりハマり役。ただ、竹中直人の豊臣秀吉と赤楚衛二の坂本龍馬だけは、あまりに違う。いい加減、坂本龍馬をあたかもカリスマ性あるような人物に扱うのやめてくれ...。 最後の怒涛の追い上げは本当に良かった。そして、バトンは渡された。今の日本を一喝する、なかなか面白い作品。コメディはキツイけど、これがビジネス本原作だとは思えないし(恐らく原作がかなり優秀)、これを見た人達は政治に対する向き合い方が必ず変わるはず。と、言いたいところだけど、同じ列に座っていた大学生男子が、開始1時間にして退席。いやぁ、わかるけど、もうちょい我慢してくれたら素晴らしいメッセージが込められてたんだけどなぁ。1時間じゃ、ただ浜辺美波が可愛くてGACKTがカッコイイだけの映画だもんなぁ...。
つわものどもが夢の跡、真の政を造っていく
今ハリウッドだっておふざけと大真面目の『デッドプール&ウルヴァリン』やってるんだもん、日本だって。
どんなバカも許される。日本映画に於いてそれは矢口史靖か河崎実と思っていたが、この人も。武内英樹。
原作はあり。それは『テルマエ・ロマエ』や『翔んで埼玉』も同じ。
それを映像化…しかも実写でやろうとする事が、“偉人”ならぬ“異人”なのである。
コロナで総理大臣が死去。未曾有のパンデミックと政府の不機能で日本大ピンチ…!
日本を建て直すには、新たな内閣が必要。役に立たぬ現政治家どもの普通の内閣じゃ到底無理。“特別”な内閣が。
そして白羽の矢が立ったのが、歴史上の偉人たち…!
どうやって…? クローン…? ビルとテッドみたいにタイムトラベルして連れてくる…?
いやいや、もっと現実的な方法が。
AIとホログラム。
って言うかこれって、昨年のハリウッドのストライキの争点だよね…?
AIとホログラムで演技させるどころか、組閣する。
奇想天外でぶっ飛びでありえねー!新内閣の顔触れは…
聖徳太子。法務大臣。
紫式部。文部科学大臣。
北条政子。総務大臣。
足利義満。外務大臣。
徳川綱吉。厚生労働大臣。
徳川吉宗。農林水産大臣。
坂本龍馬。官房長官。
そして三英傑。
織田信長。経済産業大臣。
豊臣秀吉。財務大臣。
総理大臣は徳川家康。
生きた時代もばらばら。最古の聖徳太子から坂本龍馬まで、1300年以上離れている。
徳川初代・5代目・8代目のご対面。
歴史上の偉人のオールスター夢の共演。番宣なんかで“偉人ジャーズ”なんて言われてるけど、本当にそう。前に『首』のレビューでも書いたけど、歴史上の偉人ってリアルアベンジャーズ。
ありえねー!荒唐無稽な設定でも、何だかんだワクワクしてしまうのだ。
各々が後世に遺した功績や偉業に応じた役職に就いているのがなかなか面白い所。だから、織田家臣にいた家康が織田より上の総理大臣?…という疑問にも納得が付く。
アベンジャーズも当初はぶつかり合ったように、偉人たちもキャラ濃い目で時代も考えも性格も全く違う。そんなんで一国を担える…?
偉人たちには自分たちが特殊な方法で遥か未来の現世に蘇った事、自分たちやその後の歴史や現代の情報をプログラム済み。なので、三英傑の関係性や徳川将軍たちとその幕府を終わらせた竜馬の間にも遺恨ナシ。
何てご都合主義であると同時に、何て便利。
また戦でも始めて貰っちゃあ困る。任期は限定の一年。戦以上の大任が彼らに課せられていた…。
各々の手腕や才で危機に瀕した日本を救う。
もし今、歴史上の偉人が居たら…?
そう思う事もある。それを、映画の中で実践。
でも、実際にそう上手くいく…? 昔と今じゃ何もかも違う。
やってる事はこれまたご都合主義で荒唐無稽でありえねー! 実際だったら、大問題大事件レベル。
でも中には、完全ロックダウンやスピーディーな給付金配布など、コロナ禍に於いて実際に実践した国もある。単なる世迷い言、理想事だけじゃない。
日本はコロナ禍に於いても大震災時に於いても、いつもいつも後手後手に回り、何も出来なかっただけ。やろうとしなかっただけ。
先行きの事を考え慎重になっていたのかもしれないが、慎重過ぎるのと何もしないのとは紙一重。
今の日本の無気力さ、軟弱さを歴史を変えた偉人たちが見たらどう思うか…?
目を覚ませぇい!
彼らは実際に、現代の我々が想像も付かない修羅場をくぐり抜けてきた。道を開いてきた。
今こそ、彼らの教えを乞いたい時。
基本はコメディ。偉人たちによる自虐的な笑いも。
徳川綱吉は生類憐れみの令で“犬公方”としか知られていない事にショック…。
徳川吉宗は暴れた事もないのに“暴れん坊将軍”とされてショック…。
紫式部は次の大河ドラマの題材に。
北条政子はどっかで聞いた事ある音楽と共に“部屋”のトーク番組。
終盤、天岩戸隠れの如くトラックから現れたのは、日本の最高神。この方だったら天皇レベルでしょう。
新撰組と竜馬の共闘。歴史的な和解。
何もかも祭りごと。秀吉のパリピな性格。
竜馬の人を惹き付ける魅力。
そして信長のカリスマ性は現代人も虜にする。
一番ウケたのは、あるシーンのある台詞。「どうする家康!?」。ここで言うか!(笑)
これで真面目にやっていたらドン引き。豪華キャストたちがちゃんと分かっているコントかコスプレ大会のようなオーバー演技。
それはそれで真面目にやっている。信長=Gackt、秀吉=竹中直人、家康=野村萬斎はある意味ハマり役。
浜辺美波も先日見たばかりの『サイレントラブ』よりずっとキュートだった。ただ、竜馬とのロマンス匂わせは不要だったかな…?
そう、荒唐無稽なコメディである。
だからと言って、雑な描写や設定に目を瞑る事は出来ず…。
舞台設定はまだコロナ禍の2020年~2021年。なのに、ほとんどの人がマスクをしていない。話の発端はコロナだよ…?
信長がCMで三密を避けぇい!…と言うが、あっちゃこっちゃで密。
ロックダウン。皆は外出はしてならず。新撰組で取り締まるほど。だけど、口座を開いてない者は給付金を手渡しでやるから取りに来いや。あれ、ロックダウン下じゃないの、太閤殿下…?
政策がまとまらないように、脚本家が何人もいて、アイデアまとまらなかったのかな…?
祭りごとに浮かれ、設定忘れたのかな…?
ずっとご都合主義な政策やネタみたいな笑いだけだったら、映画としても退屈極まりない。
史上最高の支持率を誇り、国民から歓迎されていた家康内閣に、不穏が…。
改革をさらに推し進める信長と、慎重派の家康。対立が噂される。
国民の意見ははっきり。信長支持。信長新総理待望の声まで…。家康人気下落。総理を辞めろ!江戸時代に帰れ!とまで…。
何だか、国民の政権への不満は結局全く変わらない。
そんな矢先、家康が…。やはりこの人は志半ばで討たれる。
現代日本で起きた本能寺の変。しかしその謀反人は明智ではなく、家康…?
家康総理退陣。代わって総理に就任したのは、信長の意志を継ぐ者。
しかしこれぞ、仕組まれていた謀略。裏で糸を引いていた政治家と、底辺から天下統一へのし上がった野心。
その野心で、日本のみならず世界をも手中に…。何故か黒幕にしっくり来るこの人。
家康が言っていた“安寧の世”こそ軟弱で世迷い言なのか…?
日本を建て直し、強固な国にするには、強引な手腕とそれを執る独裁者が必要なのか…?
いや、違う。この国の未来は自分たちの手で。そうやって切り拓いてきた。
この国の行く方分け目の戦。現代日本決戦の陣が勃発…!
偉人たちの史実や活躍を現代日本に置き換えたような策を講じた戦はユニーク。
遂に企みが日本中に明かされ、スカッと痛快だが、秀吉と家康、各々の言い分にも一理ある。
秀吉の日本や国民への暴言は独善でもありつつ、的を射ていて耳が痛い。
家康も現代日本へ辛辣な意見も。目先の事だけしか見ず、何かに躍らされる。自分たちは何もしようとせず、他人頼り。無関心なくせに、文句や不満だけは一丁前。
歴史に名を残す偉人たちから見れば、今の世と人々は嘆かわしい事ばかり。
しかし、信じておる。
彼ら偉人たちが想像も付かなかった夢や国造りを実現させた。
まだまだ問題や難題は山積み。それらに勝ち討ち、果たす力を持っている。
おバカコメディと思って見たら、最後は些か説教臭く…。
それほどドストレートなメッセージ。実は意外と真面目な作品。
つわものどもが夢の跡…。ただの夢じゃない。
祭りごとが終わって、真の政(まつりごと)へ。安寧の世を目指して。
歴史や偉人たちの思いを引き継ぎ、私たちで造っていく。
50万円!
まあ今の政治を皮肉ったかんじやね。 まずは各偉人が復活するシーンが欲しかった いきなり現れるんだもんな、「ええっ!」っ て感じですかね。 給付金50万円とは劇中の国民が羨ましい。 ワクチン開発に野口英世の復活も有りだったかも。
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