劇場公開日 2024年7月26日

「バカにしてたがなかなかどうして・・・壮大なる日本国賛歌。」もしも徳川家康が総理大臣になったら mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 バカにしてたがなかなかどうして・・・壮大なる日本国賛歌。

2025年12月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

斬新

思いに及んだのは一番に🎦シン・ゴジラだ。配役の見事さ、テーマを決めて物語よりの思想的主張を優先した脚本展開。この監督の創作歴はエンタメに徹し、一見バカバカしくも面白さに徹した作品作り、見事である。その中でもこの作品は異色である。細田守監督の🎦果てしなきスカーレットにもつながる、監督の熱い思い、この日本国への熱いメッセージが作品全体に散りばめられた確信的作品である。荒唐無稽なる設定ではあったが徹底した歴史考証に裏付けられたキャラ設定は、物語に厚みを出している。政治、メディア、大衆、とはそれぞれどうあるべきかを世界で最も古い歴史を持つに至ったこの国の大人のありようを国民として示せる様として、この作品はメッセージ化されてると言って良い。昔から日本では政を揶揄する喜劇の歴史が存在した。今まで本格派の映画のみに目を奪われてきたが、この武田監督のように日本のエンタメに精通した喜劇監督は極めて貴重なのかもしれない。

mark108hello
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