劇場公開日 2024年7月26日

「聖徳太子でいいですか?」もしも徳川家康が総理大臣になったら ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0聖徳太子でいいですか?

2024年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

鑑賞日7月28日。本当は観た順にレビューを上げたいのですが、半券が溜まっていて時間がかかりそうなので、まだ上映中の作品から手を付けようと思います。

そもそも奇想天外な話だから、気楽に観れば良い作品です。
世界的な感染症の流行で総理が急死、内閣が倒れた為、苦肉の策で日本の知恵と技術を結集して歴史上の偉人をAIで蘇らせて1年限定の内閣を作り、この危機を乗り切ろうという話。
日本の、いや世界の危機なのにみんなノーマスクなんだからコメディと割り切りましょう。

原作では法務大臣が藤原頼長なのを聖徳太子に、文科大臣が菅原道真なのを紫式部に変えたそうですが、これがタイムリーで良かったと思いました。私なんかは頼長って誰?と思うし、道真も、学問の神である天神様で、陰陽師の百鬼夜行に出て来るけど、何をやった人かよく知らないです。
一方、新札の発行で聖徳太子は改めて注目されたし、紫式部は今の大河の主人公ですから。

パロディが幾つもあって楽しかったです。「政子、カ・イ・カ・ン……」は笑いました。
野村萬斎さんの舞がもっと観たかったです。

ゆり。