「迷走し過ぎて突っ込みどころも覚えきれない」もしも徳川家康が総理大臣になったら ころもさんの映画レビュー(感想・評価)
迷走し過ぎて突っ込みどころも覚えきれない
翔んで埼玉の監督さんであるという認識があったので、コメディ・茶番・ネタ的な要素に偏っているのかな?と思いながら映画館に向かいました。
実際に視聴した感想としては次のとおりです。
茶番、シリアス、よく分からない微妙な部分、これらを行ったり来たりしていて中途半端。
AIとホログラムの設定と演出がガバガバ。
頭空っぽにして観る映画なら良かったのですが、中途半端に真面目なこと言ったり稚拙な推理を混ぜるから色んな設定と演出のボロが目立ってきてしまう、俳優の無駄遣いな残念作品でした。
議員バッジ周りの設定はホログラムに物理干渉したり、重力無視したり、バッテリーの概念が無さそうだったりまぁ無茶苦茶です。
そもそもオーバーテクノロジーなのは承知の上ですが、もうちょっと表現の仕方は練りようがあったのではないかなぁ…と思います。
あまりにも映像作品としてつまらなかったので原作小説を手に取ってみたのですが、こちらはエンタメ小説としてちゃんと読むことができました。
プログラムのバグとその影響を受けている人物を特定するための推理の過程は、映画の小学生のお遊戯会推理シーンと違って真面目に描かれていました。
俳優さんを観て楽しむって用途以外での視聴は個人的にはお勧めしません。
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