「目を覚ませぇぇえ!!」もしも徳川家康が総理大臣になったら くまくまさんの映画レビュー(感想・評価)
目を覚ませぇぇえ!!
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全体的なテイストもGACKTのコスプレ感も、なんか「翔んで埼玉」味を感じる…と思ってみていたら、監督が同じ方(武内英樹)だったんですね~。納得。
見る前は、ヘタしたら、柄本明がjokerみたいになってたトンデモ演出の「新信長公記」のように、コスプレ学芸会みたいになりはしないかと心配してましたが、野村萬斎、竹中直人、赤楚衛二といった役者さんがしっかりしているので杞憂でした。赤楚衛二の龍馬は男臭くてワイルドでいつもの優しい赤楚君と異なりカッコ良かった!
大河で秀吉やった竹中直人なので、演技の確かさもぴったり感もこの上ないのですが、やはりテイストが「飛んで」演出なので、ギラギラでノリノリ。脳内ではいつレ⚫クCMに移行してもおかしくない~と、笑いながらもちょっとひやひやしました。
しかし、そこはさすがの野村萬斎!家康は260年の長期安定政権を築いた政治家というところをfeatureして描かれているのですが、野村萬斎の声と佇まいが、貫禄と大物感が半端なく、ビシッとこの映画を引き締めて一段上に引き上げている印象でした。
そして、居眠り議員に目を覚ませぇぇえ!と一喝、責任は自分がとる!と即時の決断をしたり、批判だけで対案がないことをビシッと指摘、情報に流されるが投票には行かない国民にも喝!と、偉人内閣は、日頃不満に思っていることをバンバン改善・指摘していき痛快!
でも、この映画見てスッキリして、人任せではいかんぜよ!自分を信じろ!!自分で動くぜよ!
素直に感動しました。
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