劇場公開日 2024年7月26日

「うんざりする」もしも徳川家康が総理大臣になったら たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5うんざりする

2024年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

日本史の偉人たちが復活して組閣しコロナ禍の日本を救うという荒唐無稽な政治コメディでキャスティングの良さにつられて観てしまったが「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」に続いてまたしてもこの監督・脚本コンビに騙され後悔しきり。もう武内英樹の監督作は観ないと固く決意した次第。前半はイケイケで楽しくてそれは予告編でさんざん見せられた通りなのだが、そこから先がつらくてクライマックスで家康が観客に長説教するくだりで唖然、もはや映画ではなくこんな演出が許されるなんてある意味凄い。あんたの説教で選挙に行かなきゃと目覚める若者がいるのだろうか?コメディがシリアスになってはいけないとは思わないが、所詮左右いろいろ忖度しまくっての玉虫色雰囲気だけ熱い演説が心を揺さぶることはできず。三谷幸喜の「記憶にございません!」の方がずっとまし。

たあちゃん