「胡散臭いのは何故でござろう」もしも徳川家康が総理大臣になったら グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
胡散臭いのは何故でござろう
愚昧な民衆どもよ。
思考停止もいい加減にして、早く目を覚ますのじゃ!
家康殿!
貴殿のおっしゃること、いちいちごもっとも。
されど、いかんせん胡散臭さを感じるのは何故でござろう?
ここ10年とか20年は、経済効率性最優先の政策がどんどんひとり歩きして、進学も就職も友人関係もなんでもかんでもコスパ優先!
あれこれ疑問を待ったり、立ち止まって考えたりする人は〝面倒くさい奴〟とスミにやられ(いわゆる大器晩成型タイプの人はその力を発揮する前に非効率な存在として組織の保守本流から排除される)、とにかく要領のいい人が、いい学校、いい会社に入って、〝勝ち組〟になる。
そんな勝ち組の人たちが支配層にいたら、自分たちが勝ち組になれるような社会制度は維持したほうがいいし、既得権を失うような改革なんてされたくない。
となれば、民衆が愚昧なままの方がいい。
効率化優先の思考法が定着すると、自分の一票が世の中を変えるまでの道筋なんてあまりにも遠回りでコスパが悪い。
その点、アメリカの大統領選挙のように、自分の思うような世の中にしてくれると思わせる各陣営のパフォーマンスは良くも悪くも凄いと思う。
諦めざるを得ないから投票にもいかない多数の人たちも一緒くたにして、信頼してますぞーと言われてもなぁ。
コメントありがとうございます😊
実際そういう方多いんでしょうね。確かに、コメディ色が強いばっかりに、偉人たちに対して嫌悪感を抱く方は少なからずいる気がします。
共感ありがとうございます。
家来に助けられてたとは言え、現在では考えられない位の独裁者オンパレード内閣ですよね。🐑化してしまうのも無理ないですかね、家康氏の演説も大分噛み砕いてたのか、秀吉氏の不満も解るんですが・・。