「野暮なツッコミは忘れて、軽く楽しむコメディ作品」もしも徳川家康が総理大臣になったら sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)
野暮なツッコミは忘れて、軽く楽しむコメディ作品
まず、配役がうまい。世の中の最大公約数的な「この役ならこの人」のイメージを上手にとらえて、言わせるセリフも出てくるテロップも、「制作にNHK絡んでるんだっけ?」と思うくらいシャレが効いている。
そもそもの設定からぶっ飛んでいるので、言い出せばツッコミ所は多々あるが、それはひとまず置いておいて、軽く世界観を楽しむ作品だと思うし、実際コメディとして色々と面白かった。
ただ、「人の言うことを鵜呑みにせず、自分の頭で考えろ」「人任せにせず、自分から行動しろ」いうメッセージ自体が、ストレートにわかりやすくという思いからだろうが、いわゆる世間一般のステレオタイプなイメージをベースにしたはりぼて感を感じさせてしまうところがある。そこが、しばらく前の都知事選の某候補みたいに、現実的な政策は薄っぺらくとも、勢いのある言葉だけで支持を受けることにつながったような現実の闇を逆に想起させてしまって、そういう意味で、ちょっと皮肉っぽいと言えば皮肉っぽいかもしれない。
個人的には、どういういきさつでそうなったのかわからないが、冒頭で大江戸捜査網のテーマが使われた時に、かなり高まったのでプラス0.5。
全体として、楽しく観れました。
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トミーさんのコメント
2024年8月3日
コメントありがとうございます。
死して屍・・を連呼しながら歩いていく、♪パーパッパ・・のメロディに乗ってバッサバッサ、そして名乗り! やはり井坂十蔵ですね。今作で足利義満や徳川吉宗になんか目が行くのと似た感じですね。
トミーさんのコメント
2024年8月3日
共感ありがとうございます。
偉人に言われにゃ解らんのか! この🐑! って気持ちもちょっと出ますけどね。
ググッたらあのドラマ、最初はアンタッチャブルって付いてたんですね。
死して屍拾う者無し!