「茶番感」もしも徳川家康が総理大臣になったら コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
茶番感
『飛んで埼玉』の3作目といっても不思議じゃない、茶番感あふれる展開。
それもそのはず、『飛んで埼玉』でも組んでいた監督・武内&脚本・徳永コンビでした。
歴史上の偉人たちが打ち出した政策は、すべて後出しでの「こうすればよかったのに」の集積なので、さほど目新しくもない。
そもそも、偉人たち自体、AIのプログラムに過ぎない疑似人格だから、プログラミングした人の思考・偏向などが混ざってないかも疑問。
そのAI偉人たちが、自分のことを「偉人」とかいうと、「俺、偉い奴」って自画自賛ぶりがすごすぎて、鼻につくのもあったりするけれども。
ただ、政治家に官僚、マスコミ、国民一人一人に対する、批判精神がベースにあり。
説教じみた「政治を他人事ととらえ人任せにする愚かさ」「自分のこととしてちゃんと考えろ」というメッセージを込めながら、笑わせる仕上がりは、悪くない。
そして何より、浜辺美波がかわいい。
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