「国民とメディアに対する風刺映画?」もしも徳川家康が総理大臣になったら トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
国民とメディアに対する風刺映画?
ビジネス小説を原作にした映画らしいが
原作本は未読です
そこまでコメディ要素は感じなかったし
後半になると作風が一気に変わる
コロナ禍の日本が舞台なので
どうしても現実と重ね合わせてしまう
コロナ禍2020年の日本で
内閣でクラスターが発生し総理大臣が亡くなってしまう
そのためにAIとホログラムで
日本の偉人たちを復活させて
1年限定で政治をしてもらうという手段にでる
現実では国会議員は立憲の人が亡くなったくらいなので
日本では与党議員は速攻で最高の医療を受けられるから
コロナで総理が亡くなるのは現実的ではなく感じた
日本政治というよりも
政治に対する国民、メディアの姿勢を風刺しているように感じる
最初は懐疑的でもすぐ手のひらを反して
メディアも内閣を追求することを避けている感じに見えた
国民もSNSで簡単に熱狂的になることに対しての風刺をしているように思った
ひろ●きっぽいパロディもあった
ジャーナリストの西村理沙は
なんとなく龍馬など偉人内閣に近すぎる気がするが
現実の記者もあんなもんなのか?
偉人はもっと危険な時代を生きていたから
「コロナは風邪」という方向の政策になるかと思ったら
ロックダウンとか50万円給付とかベーシックな方法になった
当然、布マスクはくばらない
本作ではオリンピックはどうなったのかわからないが
ロックダウンと国産ワクチンで
コロナを抑え込んだので2021年は普通のできそうな感じだった
農業政策を推進をするのは時代的な価値観があるのかな
寝ている国会議員を起こしたら国民が拍手喝采するのは石●市長を思い出した
小籔の番組は「ミ●ネ屋」を思い出す
偉人内閣に最初は懐疑的であった国民は
コロナ禍での成功を見て、熱狂的な支持をして推し活っぽい感じになっている
後半では織田信長が消滅し
豊臣秀吉がその黒幕で
秀吉のプログラムにはバグとウイルスがあり、ほかの偉人を消滅させることができる
綱吉は犬にされてしまった
家康のバクとキングのメッセージイラストについては
キングの内容は凝っていたのに
バクは「バグの隠喩」というはアンバランスな感じ
この映画のメッセージは
最後の家康の演説に凝縮されていると思う
つまり、「選挙にいこう。目指せ投票率70%」になるのか?