ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突のレビュー・感想・評価
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怪獣映画の是と非
やっぱりウルトラマンブレーザーは面白い。
身勝手な大人たちの悪の巣窟、霞が関と国会議事堂をぶっ壊せ! ミニチュア特撮の火を守れ! 他のウルトラマンが出てこないのがイイ
冒頭に、ドラマシリーズのこれまでのダイジェストが流れるので、「アースガロン」登場編でリタイヤしてしまった初心者や、アースガロン登場編でリタイアしたので「アースガロン」がイケメン声でしゃべるのにびっくりした私のような者でも安心して観れます。
他のウルトラマンが出てきたり、わけのわからない劇場版スペシャル武器や、劇場版スペシャルフォームが出てこない、エピソードの1本として完結するのがいい。
ドラマ同様のオープニング主題歌も流れます。
敵侵略宇宙人は、まず、地球環境破壊を続ける地球人の中枢、霞が関と国会議事堂の破壊を目指す。
飯田基祐の登場だけで、暗雲立ち込めるストーリー展開が予想できてしまうw
本作の見せ場は、国会議事堂のミニチュア破壊!!
大スケール25分の1で、壊れるときレンガ状に崩れる芸の細かさ。
霞が関周辺の実景合成の破壊シーンも超リアルで、違和感全くないのが素晴らしいです。
冒頭でTVシリーズの簡易総集編をやってくれたので、最終回の時点まで...
野暮は言いたくないがウルトラマン…なのかなぁ
現代的で重いテーマが貫く
面白かった。
物語的にはTVで前後編くらい、実質の第26〜27話といったところ。
一応、TVシリーズをアマプラなどで慌てて観なくても、冒頭にダイジェスト&設定説明がある親切設計でもありましたが、完全初見は少し厳しそう。
霞ヶ関の各所のミニチュアセットなど、予算的には映画だったからよかったって感じ。
また、テーマが実に現代的。
「大人は責任取らず、欲望にまみれ、問題は大きくして子どもたち次世代に押し付けている」
「大好きなお父さんは仕事ばかりで僕たち子どもはどうでもいいんだ」
なんとなくハッピーエンドだけど、描かれないところでは機密漏洩と、補償問題などで、凄まじい責任がやってくるはずで、実はかなり重い。
なんといっても、登場人物の人間ドラマがしっかりあって、そのもつれが怪獣となり、科特隊ならぬSKaRD(スカード)が事件解決に取り組むという、(ウルトラマン任せウルトラマンの物語ではない)初代『ウルトラマン』のような構造が嬉しかった。
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