「こういうジャンルはまだ健在だったか」三日月とネコ Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
こういうジャンルはまだ健在だったか
三人暮らしをしてる登場人物たちを「それで良いんですよ」って描く映画だね。
三人に関わる人たちが「それで、良いんだよ」って言ってくれて、果たしてそんなに都合が良いことがあるだろうかと思うんだけど、いいんだよ。
「丁寧な暮らし」みたいのも全肯定されてるね。
登場人物の想いみたいなのは、シーンを通じて察するとかなくて、みんな台詞でやってくれるから分かりやすいね。全部、台詞でやるとつまんなくなるんだけど、必ずそれを食事のシーンでやるからか、なんかもつの。発明だね。
そんな感じで「うん、うん」「それで、いいな」「それでいいんだよ!」という感じで話は進むね。ほんとにそれでいいかは知らないよ。登場人物にそこまで感情移入ができないので「うん、好きにしたら良いと思うよ」しかなくなるね。
話の設定にマイナス要因があると思うんだけど、安達祐実と倉科カナがなんとかしちゃう。すごいね。
安達祐実は年相応の役だったね。少しメイクに凝るといまだに女子高生役もできたりするから、逆に、むしろ老けメイクという感じで45歳を演じるのが新鮮だった。
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