ディア・ファミリーのレビュー・感想・評価
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これはヤバい…ずっと泣きそうになった。
『ディア·ファミリー』鑑賞。
*主演*
大泉洋
*感想*
医療知識ゼロの町工場の父親が心臓疾患を抱え、余命10年と宣告された娘を人工心臓を作ろうと奔走する物語。
大泉洋さんが演じる坪井さんが凄すぎる。どんだけ不利な状況でも、娘を救う為ことなら絶対に諦めない。妻や娘たちに支えられ、ずっと家族愛に満ち溢れてたし、ずっと泣きそうになりそうになりました。。
大泉洋さんの演技力が熱く、思わず感情移入してしまいました。娘役を演じた福本莉子さんの演技にも脱帽しました。一つ一つの台詞にグッときましたし、思わず涙を誘う場面もありました。
僕は冒頭〜終盤までずっと泣きそうになりました。ストーリーはシンプルなんですが、感情移入して、めちゃめちゃ感動して、心が震えるぐらい傑作でした!
家族の絆×ものづくりへの情熱
登場人物全員、演技がくど過ぎてシラケてしまい私は泣けませんでしたが、周りからはズビズビ聞こえてきて泣いてる人が多かったと思います。
(抑えの演技をしてこそ、ぐっとくる話だと思うんですがね…)
ストーリーはほぼ予告映像通りです。
限られた時間やお金……ある程度内容を把握した上で鑑賞を判断する人が多いので仕方ありませんが、自分はネタバレし過ぎな予告を流してる作品は見る気が失せます…
70年代の服装や小道具など、美術さんのお仕事は素晴らしかったです。
タイミングが悪く、主題歌が今炎上しているバンドで…余韻に浸れない(笑)歌詞が頭に入ってこない(笑)
⭐︎4.3 / 5.0
娘を助けたい。ただそれだけが始まりの物語です
何と大きな大きな家族の愛の物語なんでしょう。
小さな町工場を経営する坪井さんが、余命10年と宣告された自分の娘を救うため、人工心臓を誰も作れないなら自分で作ろうと始める、信じられない奇跡のようなお話でした。
次女・佳美を助けたいと何が何でもあきらめないお父さん。でも壁に当たった時の「次はどうする?」と、やはり前向きなお母さんの言葉が大きな力に成りましたね。
妹を守るため弱音は吐かない長女・奈美。ただ一人、佳美に甘えてくれる可愛い末っ子の寿美。そして何よりこんな家族が大好きな佳美。この三姉妹もお互いを想い合い温かかったです。
「私の命はもう大丈夫だから」の佳美の言葉は、家族の愛の大きさを象徴する言葉だと思います。
もう一つ印象的なシーンは、「私にもバルーンカテーテルをいただけないでしょうか?」の石黒教授の言葉に、外で一人ガッツポーズする坪井さんの姿です。やったーと痛快な気持ちになりました。
結局佳美の命は救えませんが、決して悲しいだけの終わりではありません。
それはその先に続き、そして今もどこかで誰かの命を救い続けると言う事実に繋がっています。
奇跡はもう奇跡ではなくなりましたね。
演者さんたち、それぞれのポジションを表現して皆さん素晴らしかったです。
僕自身は前から応援している福本莉子ちゃんが佳美を演じてくれてとても嬉しかったです。
最後の有村架純さんもこの偉業に感謝を伝える多くの中の一人としての言葉に感動を隠せませんでした。
ハンカチを手にして映画見たのいつ以来だろう?
愛が溢れた素晴らしい作品でした。
いい映画を見ました
熱い想いが未来を変える
よかったです!
公開初日の夜ということもあり、予告編もいっぱい観てきたのでさぞや大混雑?って思いながら仕事帰りに飛び込んでみると客席は数えられる程度の入り!やはり名古屋の映画館事情は特別です。東京で話題作をタイムリーに鑑賞したいなら足を伸ばして名古屋までお越しください、全国の映画ファンの皆さん。
実話をもとにしたノンフィクションということで実話ならではの変な装飾もない展開で、ある意味淡々と進んでいきます。若干まどろっこしさを感じるほど。池井戸潤さんなら劇的な展開を埋め込むんだろうなぁ、なんて思いながら。
お涙ちょうだいな作りなのかな?みたいに勘違いして鑑賞に臨みましたが、決してそうではなく、本当にたくさんの命を救った『プロジェクトX』や『情熱大陸』的なお仕事中心のお話だったので心構えを誤ったみたいです。
ただ長女の川栄李奈さんが洗い物をしながら密かにむせび泣くシーンにはやられてしまいました!あと有村架純さんのくだりも。(ここはフィクションかも?)
『思い、思われ、ふり、ふられ』で初めて観た時「この子は誰?」みたいに感じた福本莉子さん、透き通って綺麗でした。大泉洋さんの少しオーバー気味な雰囲気とそんな夫を支える妻(菅野美穂さん)の「次はどうするの?」とても印象的でした。『絶対諦めない』ことの大切さと父の強さ、母の想いを痛感しました。本当に憎たらしく感じさせる光石研さん、いい役者さんですね。松村北斗さんもアイドル歌手にしておくのはもったいない(いい意味ですよ!)気がします。前にも書いた気もしますが『あんちゃん!』の頃の江口洋介さんを思い出します。満島真之介さんもいい味出してくれました。でも一番は妹を思いながら、父の(母も?)暴走を抑えようとする長女、川栄李奈さんですね。本当にいい女優さんです。(最近は男女区別せず『俳優』さんっていう傾向が強いですね)
思わず嗚咽してしまうようなことはありませんがいい映画でした。
追伸
メガネ、みんなナス型でした!当時の古い車たちや新幹線(鉄ちゃんにはたまらない?)がたくさん走っていたり、地元である名古屋の古い街並み、みんながタバコ吸ってるところ、どこかの政治家さんみたいな帽子とトレンチコート等々時代をきちんと描写してましたよね!
技術開発への理解と医療権威主義との葛藤
家族愛に溢れた良い映画
映画館は咽び泣きの声で溢れていました
終始前向き、ポジティブなカットが続く。事象や年月、場面展開もかなり...
実話は泣けますね~
ほぼ無条件におすすめ&第二の視点。
今年214本目(合計1,306本目/今月(2024年6月度)14本目)。
(前の作品 「風の奏の君へ」→この作品「ディア・ファミリー」→次の作品「」)
実話を題材とした内容で、若干ですが医療関係に明るいと有利かもしれませんが、専門用語には説明が入りますので大丈夫です。
映画で述べられていることは現在(2024年)の日本においてもそうであり、その先駆けとなるこの技術が町工場(後述)で生まれたという実話は史実に基づくところですが、ここは特殊な論点があるので(これも後述)、ここは触れておいて欲しかったなというところです。
映画では誰かが極端に悪く描かれることもなく(助けたいという気持ちがあっても、厚労省(現名称)の治験などを経ないとこれらの医療器具は原則使えない)、この点は良かったかなというところです。
個人的には、映画では少しだけ描かれる部分がありますが、若干別の見方をしました。この点については後述します。
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(減点0.2/この映画が実話たるになった経緯の説明が若干不足気味)
この映画は愛知県が舞台です。愛知といえば個人経営や小規模な工場が多く、個の技術力では大企業にまさる技術を持っているところも多数あります(ほか、ここ大阪では、東大阪市は中小企業の町として知られる)。映画のストーリーが実話たりえたのはそうした背景(および、他の同じような小規模工場との連携)があったのであり、この点はしっかり描いても良かったのではと思います(一応、「実話をもとにしたフィクションです」とは流れるが、愛知である点をことさら隠す必要がないため)。
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(減点なし/参考/1970~1980年代の当事者の教育事情と保護者のかかわり)
日本では1979年に養護学校(当時)ができ受け入れが始まるまでは、就学免除・猶予という名の「就学拒否」がまかり通っていました。この映画で描かれる時代はその過渡期にあたります(79年以降は、暗に養護学校を勧められたりといった排斥が見られたのは事実。私も重度2級ですがそうした「排斥行為にあった」当事者です。なお、願いが通じて小中高、大学、大学院まで行けた)。ただ、映画内で小中高と通っている部分はそこからわかる通り、親がぜひ「教育は普通教育で」と積極的に粘って説得したものと思います。
当時の養護学校は、簡単に言えば「障害のある子が来るところ」でしかなく、それぞれの特性など一切考えずにカリキュラムが作られていたので、高等部(日本の高校にあたるところをそのようにいう)まで出ても小学5~6年の知識しか身につかず(本人の責任というより、全員にあわせる授業をするとどうしてもそうなる)、そこからさらに大学へとなると、本人が努力するのは当然として、塾に通わせる、親が教える等相当な知識が必要でした(当時の養護学校からの大学進学率は少しずつ増えるものの、黎明期で2~5%だった)。
しかしいずれにせよ、この映画がいうように「いつまで生きられるかわからない」一方「いつ技術が発達してきのうまでの不可能が当たり前に可能になるかわからない」状況においては、当事者にはできるだけ「楽しい思い出、正しく学力をつけて、正しく友達をつくって…」というのが、一般論としえ父親も母親もそうでしょうし、この映画でも明示的に書かれていませんがそうでしょうし私の母親もそうでした。
特にこの時期はまだ養護学校が黎明期だった事情もあり、「最低レベルにあわせて授業をするとまるでなり立たない」といった苦情が来た(特に身体障がいの場合は、知的な遅れはないので)のは事実で、一方で「最低レベルの子に合わせる」以外の選択肢がなかったため、やがて少しずつ「少しの配慮でよいのなら小学中学も普通教育で」という考え方が一般的になっていきましたが(※後述)、この映画のように(明示的には描かれないものの)「普通学校か、養護学校か」で、明示的には描かれないものの、「普通教育を受けさせて学べるだけ学べさせたい」という考え・思想があったものと思います。こうした点はたとえ短い人生であったとしても、その友達を作った記録や、たとえば卒業アルバム等が代表例ですが、本人の大切な「思いで」となるものなので、こうした「普通教育か、養護学校か」がまだ残っていたこの時期にそれを選んだこと(選んだことや、県教委等に相談したようなシーンはないが)は、この点でも「見識の高い親だったのだな」と思います。
(※) 少なくとも、法律上義務教育とされる小中に関しては、現在では親・当事者の意向が現在では優先されるようになっています。高校は現在では「準義務教育」とも言いうる立ち位置のため、客観的にわかる事情等(医師の意診断書等)を出せば公立高校についても配慮のある都道府県もあります(実は、ここ大阪府がそう。定員割れ不合格をさせない運用)。
一方、この配慮は本人にとって不利にもなりえます。上記の通り、何らかの配慮を要する場合、体育がほとんどできないからです(私もそうだった)。この場合、都道府県ごとにいわゆる「内申点と公立高校のテストの得点比率」は異なりますが、内申点がどうしても下がるので(体育ができない)、1ランク下の公立高校等に行ったというような話はまぁあります。ただ私はそれでいじめからも解放されたし悪かった点だけではありません。
家族の願い
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