「さあ、次はどうする??」ディア・ファミリー サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
さあ、次はどうする??
いい意味で予告とは違った。
よくある邦画特有のお涙頂戴系映画と思いきや、丁寧な話運び、綺麗事では無いリアルで美しい言葉選びによってしっかりと泣かされる、正当な人間ドラマだった。しかも、このテイストであのラストはすごい。余命もの、難病ものというにはかなりかけ離れている。次はどうする??って、魔法の言葉。思いっきり背中を押してくれる、素晴らしい作品でした。自分にしろ、誰かのためにしろ、何かに全てをかけて挑む人って、何にも変え難いカッコ良さがあるな。。。
大泉洋の演技力にやられる。普段のキャラクターもあってかコメディのイメージがかなり強いが、実は今回のような真面目で、たくましく、家族愛に溢れた人物だって最高。「月の満ち欠け」は作品そのものが酷かったから印象が薄いが、本作は演出力の神・月川翔がメガホンを撮っているため素晴らしい作品に仕上がっているし、大泉洋の実力も見事に発揮されていた。いやぁ、上手い...。
医療ものの観点から見ると若干たじたじでおぼつかないところはあるものの、こんな映画みたいな物語、本当にあったのか...と衝撃から涙が溢れ出てしまう。
映画的な演出を優先するがあまり、重厚感が薄れてしまって心にドンとくるところに物足りなさを感じてしまうけど、上品な作りと役者陣の最高のパフォーマンス、そして何度も言うようにこのジャンルからは想像できないラストに反射的に感動してしまった。非常に良くできた作品。にしても松村北斗、日に日に磨きをかけているよな...。
みかずきです
ラストでも次はどうする?と呟く主人公の妻。
仰る様に、主人公にとって魔法の言葉でしたね。
人生って結果は大事ですが結果で一喜一憂していては次に進めません。
常に高い目標を立てて挑んでいくプロセスこそが人生の醍醐味であり人生が活性化する時だと思います。主人公のように。
目標に向かって奮闘している時って大変ですが、モチベーションが高くなって、無我夢中になれ、生きてる実感が強くなるので私は好きです。
では、また共感作で。
ー以上ー