「娘の夢を叶えて、みんなへ繋ぐ《バルーンカテーテル》を開発した父親の実話」ディア・ファミリー 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
娘の夢を叶えて、みんなへ繋ぐ《バルーンカテーテル》を開発した父親の実話
娘の命から、みんなの命に切り替えて、バルーンカテーテルを改良・実用化したお父さんの実話。
お父さん(大泉洋)は、心臓病の娘のヨシミ(福原莉子)のために、
全くの医学の素人なのに、「人工心臓を作ってやる!!」と
ヨシミに約束します。
しかし人工心臓というものが心臓の代わりにはならないもの、
その現実を知り、お父さんはメゲます。
しかし心臓の代わりにバルーンを拡張・伸縮して心臓の動きを助ける
バルーンカテーテルが、輸入品は日本人の体格には、フィットせず
事故を繰り返していた。
そこで切り替えが早いのがお父さんです。
町工場の技術を応用して頭をフル回転。
日本人の体格に合ったカテーテル改良に成功。
(結果として世界の17万人を救うことになる)
やっと完成したバルーンカテーテル。
ここからは腹が立ちました。
医学の世界の常識とメンツと、権威主義、事なかれ主義、
そんなものが押し寄せてきます。
立ちはだかる都市医科大学・教授の石黒(光石研)。
光石研が石頭で本当に憎々しくて、怒り心頭でした。
坪井は私財を投げ出し寝食忘れて頑張って改良したのに、
《そんなものが使えるか‼️》って言うんですよ。
しかしその時、医師の冨岡(松村北斗)の力技の突破が、道を開く。
絶対に諦めない父親(大泉洋)を支える妻(菅野美穂)の存在。
坪井が煮詰まった時、菅野美穂が別の角度から、打開策を捻り出したり、
姉の川栄李奈もヨシミの日記を手渡し、娘の感謝と信頼そして
約束を思い出させるのです。
『ディア・ファミリー』
その題名通りの家族みんなの物語でした。
《諦めない》をスローガンにして体育会系のチームワークで
突き進んでいくお父さんと、信じて付いていく家族の
信頼と愛の物語でした。
何回も込み上げるものがあり、何度も涙ぐみました。
琥珀糖さん共感ありがとうございます
今のところ今年1番いい映画だと思ってます
あと半年、まだいい映画あるかな?と楽しみにしてます
これからもレビュー楽しみにしてます
コメントありがとうございました。
光石研さんの憎々しいながらも小者感溢れる演技は良かったですね。
上には弱く、下には強いタイプの典型で、考えてみれば身近にもいるなと思ってしまいました。
なるほどー。本当に生まれた時期とか年代に左右されますよね、悔しいですね。ガンとかも今は治る時代。
光石研さん好きなんですが、今回の役はほんとに見ててイライラしましたよね。
こんにちは。いつもありがとうございます。
確かに、移植の話はなかったですね。これは原作読んでないので気になりますが、実際はそういう話も出たかもしれませんね。
光石研さんの教授は、最初から煮え切らない感じでしたね。バルーンカテーテルできてからのあの態度の変わり用…政治家にも多い、本当に権威主義の悪いところですね。
琥珀糖さん、こんばんは
この作品にはとても感謝しています
あの教授に一矢報いる演出にはスカッとしました。
長年、企業に所属していた者としては
あの教授の立場も理解できます
きっとあの教授も守るべきものを抱えているだろうし
などと考えてしまう自分もいます
でも、映画って本当にいいものですね
共感とコメントいただきありがとうございます