ディア・ファミリーのレビュー・感想・評価
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実話か、すごいなあ
どこまで泣かすねんていうくらい泣かされる映画。一番最初のレポーターまで最後の最後に伏線回収しにくる。
そのシーンが一番泣いてしまった。
素晴らしい家族、工場の従業員の皆さん、医療研究者たち、みんな泣かしにくる。
絶望的な状況の度に自分もつらいのに気丈にそれで、「次はどうするの?」と励ます妻。
妹の前ではいつも明るく振る舞ってるのに陰で泣いてる長女。
なによりも「私の命は大丈夫だから、その知識を他の人のために使って欲しい」と言った佳美。など書いてたら切りが無い。
医大教授の冷たさには憤りを覚え医療従事者たちの頑張りを余計に光らせてくれる。
最後に、教授が仕方なしに謝るシーンは「あほ!ボケ!」と心の中で叫んでた。
医学に貢献するのは何も医者だけじゃないというのが理解できたし
MRIやCTなど医療機器は色んな業種の人たちによって開発されている。
この映画を見るまではIABPバルーンカテーテルの存在は知らなかったけれどお医者さんにはぜひ見て欲しい映画やなあ。
最後まで笑いを取りに行かなかった大泉洋さん、「次はどうするの?」
見終わったら自分も何か諦めない物を見つけたいなあと思った。
それに向かっていったら自分の人生も少し輝いて見えるかも知れない。かな?
未来へ繋げる
思った以上に感動的。「あきらめの悪さ」の素晴らしさ
国際線の映像サービスで鑑賞。
人工心臓なんて無謀な挑戦なのは明らかで、うまく行かない話なんて面白くないだろうと思って観ていませんでした。でも、主人公のセリフにもあった「あきらめの悪さ」が、この映画の大きなテーマで、泣かされました。
そのあきらめの悪さの元は、娘の健気な性格があり、説得力があります。特に彼女の日記が感動的です。
後半の人工心臓から方向転換するところも物語のポイントで、説得力があります。一言では説明できない事情があり、方向転換の決断に共感しました。
映画冒頭のインタビュアーが、実は・・・というのは、ちょっとやりすぎと感じました。この場面のセリフや演出も現実にはあり得なさそうで、不自然さを感じたので、少しだけ減点しました。
美談ではあるが
娘役の福本莉子ちゃんが良かった
大切な娘の一人が心臓疾患を抱えてなかったら、もし姉妹の様に健康体だ...
大切な娘の一人が心臓疾患を抱えてなかったら、もし姉妹の様に健康体だったら、筒井宣政氏は大動脈内バルーンカテーテルの研究はやらなかっただろう。そうすれば世界で17万人の命を救ったIABPの開発は何年も遅れていたかも知れない。いや、もしかすると日本での開発は無理で その後海外で開発されて日本人は国内での手術は無理で高額の治療費で海外まで手術しに行かなければならない世界になっていたかも知れません。
観ながらそう思いました。
主人公のモデルとなった筒井宣政氏と20年以上にわたり親交のあるノンフィクション作家の清武英利による膨大な取材ソースを基に林民夫が脚本を書いて映画化した実話物語。
映画ならではの脚色も有るのでしょうが、筒井氏の奥様の存在も大きく、研究に関わる人達全ての協力があってこその成功。
だからこそ光石研さん演じる石黒にはイライラさせられました。
心が貧乏な奴には理解出来んやろうな
損得勘定しているのはつまんない。
命はお金じゃ買えないんだから。
でもそのお金を上手く使えば命を延ばせるかもしれない。
何歳まで生きたら満足?そんなのはエゴでしかない。
だけど若い命を、小さな手に寄り添える大きな大人の手を差し出すのが先人の務めではないのかな。
夢や目標を共に叶える。達成出来なくとも最後までやり遂げる。
そして『次は?』
まさに貪欲に求め邁進する。
昭和の年寄にそんなのが沢山いたわ。
でもそんな日本人が大好きです。
平成令和にもそんな泥臭い頑固な日本人がいて欲しいな。
初老なじじいの戯言でした。
熱意と挫折、知識と人材
IABPカテーテルで叙勲となった坪井宣政。彼の娘である佳美は、先天性の心疾患だったが治療法がなかった。そのため樹脂加工工場を営んでいた彼は、人工心臓を作ろうと決意。医学に全くの素人だった彼は猛勉強し、大学病院に掛け合い試行錯誤と資金投入を重ねていく。
ものすごい熱意とバイタリティ、そして挫折も。残念ながら坪井の願いは叶わなかったけれど、その過程で得られた知識や人材がIABPカテーテルとなって結実し、10万人以上の命を救うことになります。今作では、IABPカテーテル制作の詳細については触れていません。そこもドラマがあるのだろうと思いました。プロジェクトX 案件ですが、あの時間では収まらなさそう。
序盤少しユーモアもあり、お母さん面白い。
一言「父の熱意は、岩をも溶かす」
学校、行きたいなぁ。
途中から本作観てまた後で全部観ようと思いつつ、
後半、
涙が出過ぎ、
涙腺弱過ぎる自分が作品鑑賞では滅多に涙が出ない。
数少ない作品だけ。
後半1時間ほど、涙が出っ放し。
セリフにグッと来るのかな?
何度も断念すべき事態に直面しつつ、諦めたら0だからと
また手段を考えやってみるお父さんの姿かな。
幼い頃から両親や姉妹や会社の人やお医者さんに愛されて、辛い治療にも耐えつつ弱音を吐かず、
自分の為に働く父の姿に感謝する
健気な佳美ちゃんの姿かな。
再度鑑賞する前に、会社概要も読んでみた。
実際の振り袖姿の佳美さんの写真も掲載されていた。
前社長が娘の為に人工心臓の開発に8年、8億円かけ、
動物実験はパス。
しかし、人間にとなると、
まだ2•3,000億円かかるとわかり断念した旨記載されていた。また、医療従事者と関わる中で欧米製のバルーンカテーテルが日本人には合い辛くまた使い辛い点も耳にしていた為、10年近く医療機器の勉強研究に費やしたノウハウを応用できないかと取り組むことにした、と。
さらには、赤ちゃん用のバルーンカテーテルが欲しいと希望する医師の声も聞き需要僅かの儲けとか度外視で作り届け赤ちゃんの命を救ったことも。
一人でも多くの命を救いたい、という企業理念を
打ち出しておられる。
この会社概要を読むだけでも涙滲みました。🥲
そして、全編。
日本全国の心臓病研究の病院を周り娘の病気を治してくれと頼むがどこも無理。アメリカ迄足を伸ばしても無理。
医療従事者の話を聞き、残された時間の無さを痛切に感じ、自分で作ろうと決意。数千万円の装置を入れて作って行くが、アメリカの失敗に人工心臓の先が見えなくなり、
大学の協力も無くなり、また娘の身体には無理だと知らされ費用の莫大さから断念せざるを得なくなる。
娘に告げると、私の命は大丈夫だから。と言う。
その意味は、あと数年ぐらいで命が尽きてもいい。
ということではないか⁉️
あまりに残酷な言葉を娘から言わせてしまった❗️
更に、苦しんでいる人を助けて、と。
あの病室で親しかった春香ちゃんの心臓病に適切なバルーンカテーテルがあれば、‥。
以前見知っていた富岡医師の研究対象でもあったので、
相談して作成に取り掛かって行く。
富岡医師も医学を目指した原点を思い起こしたのだろう。
完成し、現場で使って貰い信頼を得て来た。
17万人を救って来た、とエンドクレジットに。
娘の命を救えなかったが、多くの人の命を救えた。
しかし、親としてはたった一人のその命を救いたかっただろうなあ。
蛇足;
表彰式でインタビュアーに有村架純さんが出ていましたが。実際、17万人も救ってられるのですがら、出会う機会は少なくないと思います。しかし、有村架純さんを起用してのあの演出は、蛇足に感じました。とってつけた、という印象。興醒めしました。
もっと顔を知られていない方がされた方が効果があったと感じます。
こんな家族素晴らしすぎます
今まで「感動作」などと紹介されて、素直に感動したことなどほとんどな...
家族を思う大切さ
ストーリーはいいけど大泉洋の演技はオーバー!
配信(DMMTV)で視聴。
よくある人工心臓開発に関する家族の秘話だが、色々考えさせられた。
ただ、ストーリーを観ていて気になったのは坪井役の大泉洋は明らかにミスキャスト。演技もわざとらしいし、この作品には合わない。
ただ、tohoシネマの幕間ガール福本莉子はよく頑張って演技をしたのでおまけ。
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