VESPER ヴェスパーのレビュー・感想・評価
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ちょっとナウシカかな
大規模遺伝子汚染後で従来の生態系が破壊され、怪しい生物たちが跋扈するディストピア設定のSF。 生命工学が極端に進んだ世界設定のようで、発電から有機部品使用のドローンやコンピューター、バイオロイドなどが登場する。ブレードランナーと風の谷のナウシカを足したような世界観かな。
主人公は独学で生命工学を学び、遺伝子操作した植物?を試作したりしている天才少女。この女優さん、エキセントリックでかつボーイッシュな風貌で本作品の世界観によくマッチしてました。 彼女と常に行動をともにする飛行ドローンは、最初AIかと思ってたら、体が不自由な主人公の父親の外部感覚器官だった。
ディストピアものの常で、暗いエピソードが延々と続き、結構説明のない設定も多い。ラストに明快なカタルシスはなく一般向けじゃあないんで、★は3つにしておく。
理解はし難い
雰囲気と設定は好き。
世紀末よりの、衰退した世界。
主人公の、設定も悪くは無いんだけどちょっと都合が良いかな。
なんでそんなに賢いのか裏設定が欲しかった。
というか、この作品は雰囲気を楽しむものなのかも。全体的に説明不足。
音楽で、発見した!とか盛り上がりは見せてくれるんだけど、なんでそうなるのかの背景と過程がはっきりとは描かれていないので、なるほど!とかやった!とかいう感じはない。
なので雰囲気を楽しむものなのかと。
まぁタネが大事ということでw
種蒔き。
オマージュではなく模倣
鑑賞時点での「IMDb」の評点は6.0、
「Metascore」の方は70と
なんとも微妙なところ。
それでも
「ブリュッセル国際映画祭」で「最高賞(金鴉賞)」等の情報を信じて
鑑賞に行ったのだが・・・・。
〔風の谷のナウシカ〕で『宮崎駿』が提示した世界観。
崩壊した地球
文明の分断
人類に牙を剥く昆虫や植物
それを変えようとする少女
対抗勢力
そうした諸々が
カタチを変えて本作でも繰り返され、
目新しさの点では皆無。
加えて、今居る閉塞した場所からの脱却もテーマとして取り込まれ、
これもかなり手垢の付いたモチーフ。
舞台は近未来の地球。
主人公は荒廃した土地に住む少女『ヴェスパー(ラフィエラ・チャップマン)』
彼女は戦争で四肢が動かなくなった父親の面倒を看ながら、
狂暴化した植物を従順化させる実験に時間を費やす。
また、
富裕層が住む都市「シタデル」から供与される
撒いても種ができない穀物の遺伝子情報を解き明かし
飢えのない世界を創ることも。
が、それに横槍を入れて来る
叔父の『ヨナス(エディ・マーサン)』の存在は目の上のたん瘤。
なまじ地域の有力者且つ「シタデル」ともつながりがあるだけに始末が悪い。
ある日、墜落した「シタデル」の飛行艇から
権力者の娘という『カメリア(ロージー・マキューアン)』を救い出したことから
物語りは動き出す。
タイトルの形式は勿論、
主人公のモチベーションや発端までもが
先の作品をなぞっていることに先ずは驚愕。
些細なエピソードを含め、
あまりにも似すぎている。
一方で、実際には、世界を変えるほどの大きなことを成し遂げようとしているのに、
その広がりがまるっきり感じられないのには脱力。
現実には壮大な世界観も、
狭い世界の、小さな個人のお話に収斂させてしまった恨みもある。
二時間ほどの尺に多岐に構築された設定を詰め込んだにもかかわらず、
言葉や描写による説明は過少のため
鑑賞者はかなり多くを想像でふくらませる必要が。
それでも
ディテールの辻褄が合わないように感じられるし
役割が明示されないまま残った群があるように思えるのは
たぶん独り善がりではないのでは。
圧倒的に、時間が足りていない。
とは言え、親が身を挺して子供の世代に伝え委ねるとの、
自然界の輪廻を巧みにストーリーに取り込む上手さはあり。
また、支配層であり、現在の文明を司る「シタデル」の住人が
下層からの簒奪を基に死生の理に抗おうとしていることは
爛熟した文明が陥りがちな欲望への痛烈な風刺でもある。
本作でのディストピアは
イマイマの世界の延長線上に在るのだから。
どこでそんな知識得たの?
世界観とルックはよい
世界観とルックはよい。だけど、富裕層と底辺層の格差を描くだけで満足しちゃったのか、SF的なリアリティに欠ける。
シタデルの周辺で生活する底辺層に大人が見当たらない。食料不足の環境では、子供の間引きが当たり前なのに、元気な子供がいっぱいいて、大人が極端に少ない。
ポンコツのバイオ発電機と妙な人工心臓器のバランスはよかったんだけど、超未来型DNA分析機が突然出てきたりして、テクノロジーレベルが一定していない。
盛り上がりに欠けるストーリーだから、物語が進むにつれてお眠になってしまった。
可愛いお父さんドローンとか、ガラクタをひたすら集めている放浪者とか、雰囲気はよかっただけに、ちょっと残念な作品でございます。
細部に宿る生命の息吹
見慣れたVFX至上主義的な
SFとは一線を画し
生々しく作り込まれた世界観に
惹き込まれるダーク・ファンタジー。
植物や研究室、デバイスなど
想像力溢れる拘りの造形が素晴らしい。
派手なアクションではなく
絶望の中で諦めない人間のドラマ。
ほぼほぼよくわからん。
思った通り・・・。でも見ちゃうんですよねーこの手のものは
VESPER/ヴェスパー 生態系が崩壊し荒廃した地球が舞台。設定は...
VESPER/ヴェスパー
生態系が崩壊し荒廃した地球が舞台。設定は魅力的に感じて楽しみにしていたのだが身内同士のトラブルがメインで終始続き、この荒廃した世界を体感できるわけではないので退屈に感じてしまった。
展開も鈍く、ヴェスパーの成長も感じにくい。ストーリーの鍵も唐突に入れてくるので中々作品に入れない。
個人的にはあまり面白くなかったかな。
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7 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
8 葬送のカーネーション 2.2
9 VESPER/ヴェスパー 1.5
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