「種をまく人」VESPER ヴェスパー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
種をまく人
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寝たきりの父は何故か可愛いドローンによって言葉を発し、いつもヴェスパーに忠告を与えている。そして伯父にあたるヨナス(マーサン)は子どもの血を集めているとか、食物に必要なのかよくわからないし、特に人造人間に関してもっと説明が欲しい。背中に穴を開けて指を突っ込むとその人が主人になるみたいな?
そんな独特の世界観で気持ち悪いほどの昆虫だとか、ミミズも食ってるんだから癒やされるわけもない。生態系が崩れているのはそういうことなんですね・・・動物もいないし。
富裕層の住む城塞都市“シタデル”という設定が生かされず、唯一無線を持っているヨナスにしても人造人間や子どもたちから搾取を続けるのが悲しいところ。未来的な建造物がラストにしか登場しないのはともかく、さらなる捕食者=権力者を描いてほしいものだ。映画を見る限りでは、外の世界の人間が少なすぎるし・・・
シタデルから買う種子は一度しか育たないようで、それを研究していたヴェスパーは偉い!植物研究なんて考えると、ナウシカまで思い出してしまった。
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