「全員容疑者」劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
全員容疑者
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マーダーミステリーなんて知らなかったが中国が本場のミステリーゲームらしい、参加者が物語の登場人物になりきって、会話や情報交換を通じて殺人事件などの謎を解き明かす体験型ゲーム。だから、本作も犯人捜しのミステリーだが役者さんにはキャラクターの設定書が渡され役者さん自身がゲームプレーヤーになってアドリブで他の役者さんと交わって結末へ導くという奇抜な撮り方です、エンドロールでも五階堂猛役の高橋克典さんは「アドリブが苦手でバラエティに出るたび落ち込んで帰るタイプだから、この仕事が来たとき断り続けていた」そうです。でも出演者たちは必死だった半面、役者冥利に尽きて楽しかったと笑っていました。
兎に角、話が進むと探偵の劇団ひとりさん以外は誰が犯人でもおかしくない異様な展開、劇中では劇団ひとりさんも容疑者の一人なので探偵とは名乗りませんでしたね。二人も殺されているのに村までの一本道が土砂崩れになったとかで警察が出てきませんが余りにも不自然、実際には誰も110番していないと思わせるくらい怪しい人物ばかり、真犯人とは別に毒を盛った殺人未遂犯が二人もいたくらいですもんね、だから最後に真犯人が解っても驚きが無かったし、最後の洞窟の奥にいた麗子がいつ、誰に殺されたのか曖昧なのが不満かな。
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