「ハートフルコメディーと思わせて、感動のラストへ」マンガ家、堀マモル bionさんの映画レビュー(感想・評価)
ハートフルコメディーと思わせて、感動のラストへ
マンガ家の卵と幽霊たちのハートフルコメディーという雰囲気から始まり、徐々に「マンガ家、堀マモル」の物語に繋がっていく。
脚本が上手いんだよね。1人1人の幽霊のエピソードで伏線を張りながら涙腺を弛ませる。マモルが過去と向き合う本筋では、伏線を回収しながら感動のエンディングへ。
主人公のマモルを演じる山下くんは、素人っぽさが演技プランなのか、元々なのかはわからないが、この作品のテイストにあっている。幽霊たちに過度なリアクションをするわけでもなく、ごく自然にマンガ家としての興味を優先しているように感じる。
幽霊である少年たちは、成仏はするものの死んだ原因については何も言わない。死因について言わない理由が、この作品のミソでもあるので、見てのお楽しみでございます。
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