劇場公開日 2024年1月26日

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「ゲール語⁉️初めて聞きました。」コット、はじまりの夏 グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ゲール語⁉️初めて聞きました。

2024年1月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ラストシーンは思わず泣きそうになります。
途中経過がどうあろうとも。
(あと、もしかしてその後に、〝歩いてくるもう一人のダディー〟による不穏な状況もあるのかないのか、心配でもあります)

コットを演じる少女がシアーシャ◦ローナンのようで、まるで白い妖精。
寡黙な演技が自然体そのものなので、見ているこちらまで、ここはどう接したらいいのだろう?と本気で身構えてしまいます。

外部からの音と言えば、のどかに漂ってくる牛の鳴き声、風に共鳴する梢の揺らぎや小川のせせらぎ…
ヒーリングビデオのようでもあります。
なので、お疲れの方、睡眠不足の方は、体調を整えてからの鑑賞をお勧めします。

風邪を引いたの?とまるで犯罪を責めるような厳しい口調で問いだだす親が、私は嫌いです。かつて、かなり身近でそういう一種の虐待の現場を経験したことがあります。
(子どもが、親に叱られるのを怖れて体調が悪いことすら言えなくなるほどに追い込むのは虐待です)
作品全体の流れとは別に、引っかかってしまいました。

グレシャムの法則
かばこさんのコメント
2024年2月5日

こんにちは
共感とコメントをありがとうございます。
うちの父は上の娘(私です)だけを、何もしていなくても自分の機嫌次第で鬼の形相で大声で怒鳴って追い詰め、そのうち平手打ち数発かますか蹴りを入れる男で、私は子供の頃、「おとうさん」という単語も身震いするほど嫌いでした。コットがショーンを思わず「ダディ」と呼んでしまったとすると、ダディという単語が実父とリンクしていないんだ?と思いました。

かばこ
ひろちゃんのカレシさんのコメント
2024年1月30日

コメントありがとうございました。
そうなんですよ。そして,柵の開閉というのが幾つかの場面でコットが「一皮むける」象徴として上手く使われていると思いました。

ひろちゃんのカレシ