「ヒロインのマッケンナ・グレイスの将来が楽しみ!」ゴーストバスターズ フローズン・サマー 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ヒロインのマッケンナ・グレイスの将来が楽しみ!

2024年4月8日
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鑑賞方法:映画館

40年の歴史を刻むゴーストバスターズ。いよいよ新人たちが飛躍する時を迎えたような気がします。この作品でも、過去に活躍したゴーストバスターズのメンバーが、助っ人として賑やかに登場しますが、そろそろ新しい時代のゴーストバスターズの魅力だけで十分にひっぱれるような気がしてなりません。今回のラズ・ボスは、ニューヨークを氷の世界にしてしまう今までにないほど強い敵でした。これに立ち向かって、メインとなって倒したのはマッケンナ・グレイス(15歳の少女の設定)でした。ですので彼女を中心に、若い世代が大活躍するゴーストバスターズのシリーズ新作を、大いに期待したくなりました。この作品では、ヒロインと家族の問題が縦糸とすれば、横糸は市長がゴーストバスターを解散させたいという流れです。それらが微妙に絡まっていて、モヤモヤ感の中で、ゴーストのラス・ボスが迫ってくるというものですが、ゴーストバスターズが総力を上げて戦って相手を倒した時、全ての問題が解決して溜飲が下がるシーンは、お決まりのラストなのですが、十分に満悦至極でした。あと、作品の中で「量子力学」の話が時々出てきます。現時点では魂や幽霊について「量子力学」で解明されては居ませんが、いずれ人類は魂や幽霊の存在を科学的に認めざるを得なくなると思われます。そんなことも考えさせてくれる楽しい作品なので、ぜひ皆様映画館で観ることをお勧めします。

三輪