「Meit」ゴーストバスターズ フローズン・サマー ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Meit
前作のアフターライフである程度完結していましたし、オリジナルメンバーも登場していたりとやる事やったのに続編やるんだ?と半信半疑の状態でしたが、ハリウッド大作の鑑賞はお布施のようなものなので、今作もしっかりと鑑賞。
果たして今作は必要だったのか…。そう何度も首を傾げる出来になっていました。基本前作と同じ流れで色々とやってはゴタゴタに巻き込まれて(もしくは巻き込んで)…みたいな感じで新鮮味は一切感じられませんでした。
冷気を操るゴーストが登場するまでの前振りがいくらなんでも長すぎるのも欠陥のある作りだなと思いました。
今作はフィービーがメインで進んでいくんですが、彼女は基本的に何かをやらかしては他の人と一緒に解決していくっていうのを今作だけで何回もやるので、その度にまたかよ…と呆れてしまいました。彼女自身はしっかり成長はしているんですが、幽体離脱〜をマジでやって迷惑被るシーンはちょっとイラッとしました。そこに巻き込まれる一家が可哀想でした。
前作でも不満点であったゴーストとの戦闘がこれまた少なくなっているのがとても惜しかったです。
序盤こそ街中でゴーストドラゴンを捕まえる流れはワクワクしましたが、そこからラスト30分くらいまで全然ゴーストを捕まえない時間が続くので、ゴーストバスターズのパロディを観ているのかな?というもどかしい気持ちに陥りました。
オリジナルメンバーをわざわざ呼んだ割には、活躍シーンが終盤にちょろっとあるだけなのももどかしかったです。
前作で区切りをつけて、心機一転、一家でのゴーストバスターズを見せつけてくれるなら良かったのに、それぞれの見せ場が中途半端かつ、新キャラもそこまでの見せ場なし、ラスボスもあっさり撃破と、画変わりがほぼしないのもあって、単調なものでした。
そこから市民に讃えられて、市長に詰められたかと思いきや、なんかうまくいって大歓喜〜みたいな流れ、どこかで観たことあるんだよなぁという既視感に襲われてしまいました。
エンドロール後の映像からしてまだ続編作る気満々っぽいんですが、これでまた同じ流れでやっても仕方がないのでは?と思ってしまいました。
あと字幕版で観たのでダメージは皆無だったんですが、吹替版だと日本版主題歌を付けるという悪い癖が滲み出ていたみたいで回避して良かった〜と思いました。
鑑賞日 3/31
鑑賞時間 18:40〜20:50
座席 I-2