「アイヴァン・ライトマンに捧ぐ。ゴーストバスターズがNYに帰って来た。新旧メンバー勢ぞろい+あのゴーストたちも登場。ラッカが強いのに地味、予告編以外に活躍がほぼ無しなのが残念!」ゴーストバスターズ フローズン・サマー ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
アイヴァン・ライトマンに捧ぐ。ゴーストバスターズがNYに帰って来た。新旧メンバー勢ぞろい+あのゴーストたちも登場。ラッカが強いのに地味、予告編以外に活躍がほぼ無しなのが残念!
「ゴーストバスターズ」の一員だったスペングラーの娘の一家は、ニューヨークに引っ越し。
あの旧消防署に住んで「ゴーストバスターズ」を稼業にしていた。
NY市長から15歳の長女のフィービーの労働が問題視され、メンバーを外されてしまう。
「アフターライフ」の続編で、今回は長女、長男の成長物語。
実質主役のフィービー役、マッケナ・グレイスが好演。
しかし、ゲイリー(ポール・ラッド)は一家に同居し、同じバスターズ稼業についていて、2年経つのに結婚はしていない。
なのに、フィービーに対して親のように接したいと思って軽く悩んだりするのが、非常に中途半端。
結婚していないのは、スペングラーの姓を残したいという物語上の都合・・・じゃないですよね。
1,2のメンバー総出演で、前作に出なかったニューヨーク市長まで登場。
前作は、故人旧オリジナルメンバーのイゴン・スペングラー博士役ハロルド・ライミスに捧げられましたが、本作は、1,2の監督アイヴァン・ライトマンに捧げられました。
(さすがにもうシガーに―ウィーバーは出ない。)
但し、2016年の「ゴーストバスターズ 」が、「黒歴史」扱いで、どこを見ても、なかったことにされているのが非常に疑問です。
また、お馴染みゴーストたちも登場し、グッズ要員のグロ可愛いミニマシュマロマン、スライマーも健在ですが、特に図書館ゴーストとダン・エイクロイドの再会は嬉しい限りです。
肝心のラスボス・ガラッカは最強なのに、その脅威が、これまで何度も観た予告編のシーン以上のものが無い!
さらに、巨大マシュマロマンが出現したり、自由の女神が歩いたりするような、象徴的なクライマックスシーンが無いのが非常に残念で、そのために盛り上がりに欠ける。
さらに、「地面から生えるツララがタクシーを貫く!」というシーンは、ビジュアルインパクトは面白い!が、人が一切刺されない(刺されるシーンが無い)のは、悲惨な話にならい配慮、大人の都合なのは、まるわかりですが、あまりに不自然ですよね。
もっと事件が起きて、NY市民に応援されて、バスターズ出動ならもっとよかったけれど。
「アフターライフ」は復活のお祭りでしたが、本作は「通常の続編」としては楽しめました。
あの歌が流れると、やっぱり盛り上がりますね。