劇場公開日 2025年11月14日

「倉庫からでるとそこは大雪だった」港のひかり たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 倉庫からでるとそこは大雪だった

2025年11月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

舘ひろし主演と言う時点であらかじめ諦めてはいたがいろいろ中途半端で残念な作品。何より許せないのはMEGUMIの出番初日に12年後のシーンから先に撮ったこと「むしろ若返ってないか?」という違和感の理由を知り唖然とした。ストーリー自体は悪くないけれど脚本が浅くて無理筋のだめだめでこんなに簡単に自分の人生を投げ出せるほど少年に尽くす「おじさん」の心情がこれっぽちも描かれていない。藤井道人監督が出世作「新聞記者」からずっとタッグを組む河村光庸プロデユーサーが企画に名を連ねてはいるが2022年6月に亡くなられていることを考えるとどこまで脚本や制作に関与しているのかは疑問で撮影監督に木村大作を起用して35㎜で撮ることにどれだけの意味があったのか?もしくは老害によるマイナスの方が大きくないかと勘繰る。メイキングでヤクザ事務所のシーンに即席のクレーンを手作りしているエピソードが紹介されていたけれど老人の自慢話でしかなく本編でその移動ショットが全く無意味であったことを確認しやるせなかった。「名カメラマン」の洗礼を受け藤井監督も自分たちのやり方に確信が持てたのではないだろうか?次回作を楽しみにしたい。

たあちゃん
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