劇場公開日 2025年11月14日

「お涙頂戴の浪花節」港のひかり パンダさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5 お涙頂戴の浪花節

2025年11月18日
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鑑賞方法:映画館

冒頭からエンディングまで、あり得ない説明セリフばかり。

12歳くらいの小学生が、オジサンに
「刑事だったときの一番の思い出は何?」
なんて聞くか?

古株の刑事が主人公に言う。
「今度は誰のためにムショに入るんだ?」

本作のテーマは「誰かのために生きる」だが、それをいちいちセリフにしてくるから、鬱陶しくて堪らない。

しまいには拝金主義の今ドキ組長(椎名桔平)に、「誰かのために生きるだと? 分からねえな」なんてわざわざ言わせたりする。

映像も実にわざとらしい。
(どう? 渋い男でしょう?)
(彼の哀しみが分かるでしょう?)
これに演歌チックな劇伴がつく。

映画に説明が避けられないのは分かる。広く万人をターゲットにすれば、分かりやすさが求められるのも分かる。

しかし本作は度が過ぎる。良く言えば古風だが、現代ではこれは「大人の絵本」。
役者も製作陣も相当割り切ったと思う。

ー追記ー
舘ひろしの佇まいは格好良い。特に、スーツを着た立ち姿は圧巻で、目黒蓮ですら敵わない。

斎藤工、ピエール瀧、MEGUMIは「孤狼の血」から続くヤサグレ役。

仁義を尊ぶ昔ながらの任侠を演じるのは、宇崎竜童、舘ひろし、ピエール瀧だから全員ミュージシャン。

カメオ出演にはかなり驚かされる。しかも、かなりいい味を出している。
本作にもまた松浦祐也が出ている。
こんなところは楽しめた。

パンダ
トミーさんのコメント
2025年11月25日

共感ありがとうございます。
893映画の解釈は、現在だとこうなるのかもしれませんね。目新しい所があまり感じられません、カメラは力入ってる様でしたが。

トミー
満塁本塁打さんのコメント
2025年11月23日

返信お気遣いありがとうございます♪😊マジ同感👍です。監督より撮影の人が圧倒的に大物だとなんか勘繰ってしまいます。

満塁本塁打
クリストフさんのコメント
2025年11月21日

あの代行運転のシーン、ビックリしましたね。全然重要な役でもなく顔出して、電話で居なくなって、ホントにゲストでしたね😱
話は、見た目も含めて、寒かったです🥶

クリストフ
満塁本塁打さんのコメント
2025年11月21日

イイねありがとうございます。確かに お涙頂戴 浪花節で 昭和の場末の雰囲気で全く泣けませんでした。
ただ やさぐれ陣は良かったです。😊

満塁本塁打
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