あまろっくのレビュー・感想・評価
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私の涙腺にアマロック効かず。。。
家族ホンワカものかなと普段ならスルーするところを友人たちの勧めを信じて鑑賞。結果、めちゃめちゃ泣けた。想像していたよりも深く長いストーリー、ご都合主義も数々あれど、関西弁のつるべ打ち(ここわかって)に押し流されるマタゾウ。涙腺のアマロックを超えてボロボロに落涙、今年初めての5点を献上。
あえてマイナス要素を上げさせてもらうと、中条あやみが美しすぎるのと20歳という設定が若すぎる。30歳設定でもう少し普通の顔でも全然通用する話だし、たとえはめられてしまった(笑)としても20歳では竜さんも思いとどまるんじゃないかなあ。あとアブダビ君も男前高スペックすぎて、この二人は外の世界に引き合いが無かったことがちょっと納得いかず。江口のりこはいくら何でも後ろ向きな期間が長すぎる(8年間!)。
と、そんないつものないものねだりを踏み越えての落涙ということで。みな前向きで明るい、ファンタジックともいえる尼崎でした。それにしても中村ゆりは今回もまた美しい。海外にもぜひ展開いただきたい一作でした。
あやみがアマロック
鶴瓶より中条あやみの方がアマロックではないか。父と娘をつなぎ、娘の夫を見付け、工場を守ろうとした。こんなに若くてきれいで、しっかり者の女性を世の男性が放っておくはずない。そこだけはファンタジー。あと思ったけど、ジョギング中に心臓発作するなら、あやみに迫られたときに腹上死(性交死)してもおかしくなかった。
ひと咲き まち咲き あまがさき
通常スクリーンで鑑賞。
私は生まれてこの方(約30年間)、ずっと尼崎市に住んでいる生粋の尼っ子である。尼崎閘門(尼ロック)については小学4年生の時、社会科の時間に学習した記憶がある。
小4の社会科は1年間を通して尼崎市の産業や地域の特色、歴史などについて学ぶ時間だった(今もそうなのかな?)。
劇中で言及される室戸台風やジェーン台風の時の被害についても勉強したし、尼崎市役所の敷地内には、当時押し寄せた高波の水位を示したモニュメントが建っている。
最近ドラマのロケ地で使われることの多くなった尼崎だが、ついに「ご当地映画」と言える作品が出来た。映画が大好きの尼っ子としてこれほど嬉しく、感慨深いものはない。
下町ならではの人情味が描かれていて心地良い。何かと悪いニュースで話題となりがちな尼崎ではあるが、いいところもあるんだよと全国にアピール出来る絶好の機会だな、と…
馴染みのある場所が映画に出て来るのって、なんだか嬉しくなる。会社のすぐ近所でロケをしていただなんて全然知らなかったのが悔しい。中条あやみとニアミスしていたとは(笑)。
崖っぷち娘と父の再婚相手の心の交流が笑いあり涙ありで描かれ、なかなか手堅いドラマに仕上がっていて面白かった。
中条あやみがキュートで、内心悶絶しまくりだった。
「家族団欒や!」「自慢の旦那さんや!」とか、セリフの言い回しがとにかくかわい過ぎたし、表情も良かった。
父親の死因がよく分からなかった。もしかしたら、誰か困っている人を助けようとしていたのかな、と想像している。
家族の絆について思いを馳せ、考えさせられる。
「人生で起きることはなんでも楽しまな」。いい言葉。まさに金言である。尼っ子(30歳)の心にぶっ刺さった。
[余談]
鋼材の下敷きになるシーンについて。鉄鋼関係で働く者として、工場ではあんな風に鋼材を保管しないのではないかなと思った。ラックに横に寝かせて置いたりだとか、もし立て掛けるならチェーン等で転び防止の措置をしているはずだ。
長年続いている工場と見受けられるので、創業当初からあの置き方ならば今まで事故が起きなかったのは奇跡だろう(もしくは起きていた?)。展開的に事故を起こさないといけないのは分かるが、杜撰な管理の果てなのが残念である。
[以降の鑑賞記録]
2024/09/22:Amazon Prime Video
※修正(2024/09/22)
江口のりこさん演じる近松優子の物語です
笑福亭鶴瓶さんと中条あやみさんの年の差婚、舞台が尼崎ということに興味をひかれ見てきました。予告編も面白そうだったので。
結論をいうと、映画の核となるストーリーは江口のりこさん演じる近松優子(鶴瓶さん演じる近松竜太郎の娘)の心の成長を描いた作品となっており、後半は不覚にも涙してしまいました。
「あまろっく」という言葉は初めて聞いたのですが映画のタイトルだけではなく実際に意味が有り、冒頭部分にも描かれていますが勉強になりました。尼崎市には海抜0メートル地帯があり、昔は台風時などに市内に海水が流れ込む災害があったのを今では尼崎閘門(あまがさきこうもん)が守っているのですが、この尼崎閘門の通称が尼ロックらしいのです。そしてこの映画の重要なキーワードとなっています。
ストーリーは子供時代の優子から始まり、やがて成長し、京大でボート部と華々しい経歴で社会人となり仕事も社内表彰されるくらいバリバリできるのに周囲との協調性に欠けるという理由でリストラされ、挫折してしまう。。。
そして父の竜太郎のもとに転がり込んで来るのだが、竜太郎はそんな優子を温かく迎え入れる。ニート状態のまま毎日ダラダラと暮らす優子に、竜太郎はある日再婚話をするのだが優子はたいした興味も示さずオッケーする。まさか二十歳の自分より年下の美女を連れてくるとは露知らず。。。
中条あやみ演じる早希が意外としっかり者で優子に負けず言い返したり、自分を煙たがる優子から決して逃げず母として愛情を持って接しようとするところがえらいなと感心させられました。
そんな新婚の2人と優子の奇妙な同居生活が竜太郎の突然の死によって終わりを告げる。
えっ、鶴瓶さん途中退場なんだ!とビックリしましたが、その後も回想シーンで頻繁に登場するのでご安心を。
これから話どうなるんだろうという私の心配をものともせず、見合い写真で優子を気に入ったイケメン男の登場、そして早希の妊娠の発覚、近松工場のベテラン職人の大怪我といろんな問題が発生していく中で、早希と優子はぶつかりながらも絆が深まり本物の家族になっていく。。。
そして幼い頃から家でぐうたらしてる風にしか見えなかった父の本当の思いを知った優子はある決心をする。。。
江口のりこさんが非常に良かったです。すみませんちょっと舐めてましたが、この映画で見直しました。中条あやみさんも意外と骨のある女性の役を見事に演じておりました。鶴瓶さんはいうまでもなく、親子共演の駿河太郎さんも優子の幼馴染みの屋台の主人役、良かったです。あと若かりし頃の竜太郎を演じられた松尾諭さんもいい味だしてましたね~。
「人生に起こることはなんでも楽しまな!」
この竜太郎さんの言葉が印象に残ります。
人生に行き詰まってる人がちょっと前向きになれる良質の映画でした。オススメです。
最後にこの映画でベテラン職人を演じられた佐川満男さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
想定外に泣けました
たまたま尼崎に馴染みがあったので
軽ーい気持ちで見に行ったら、、、
ストーリーがあまりにも心にスッと入ってきて、
気づいたら泣いてました。笑
前半は、江口のりこさん演じる優子に、
こういう人いるよなぁ、、、学校とか会社とかの集団生活だと生きづらいよなぁと、自然と感情移入して苦しかったです。笑
そして鶴瓶さん演じるお父ちゃんの、明るすぎる励ましや
再婚相手のさき(中条あやみさん)のいきなりすぎるお母さん感に、優子同様、辟易としていました…。
ですが、お父ちゃんが亡くなったあたりから、
さきの生い立ちや、
"家族団欒が一番の幸せ"という曲がらない信念を追いかける姿に感動しました🥺
亡くなったお父ちゃんも、阪神淡路大震災の、
人が人を助け合うという、
人として1番大切なことを身をもって体現している姿に心を打たれました。
人間はやっぱり助け合わなきゃ☺️ということと、
何が起こっても楽しむのが人生!
っていうメッセージがまっすぐ入ってきました🌟
人生色々あるけど、難しいことは置いといて、
すごく前向きになれる映画でした!
見に行ってよかった!!また近々おかわりしにいきます✌️
登場人物の設定が気になります
江口さん目当てで鑑賞しました
家族の会話は良かった
『あまロック』のくだりも、そこに繋げるんだなぁ…と
江口さんの、目の演技も判りやすかった
でも脚本が昭和の話し?または人生経験浅い人が書いた?と感じる事多い
あえてコメディ調にしたのかな
鶴瓶さんを簡単に思い出の人にしないで欲しい(話しを急展開させたい時に良くやる手)
エリート?が中東に新幹線を売りに…の会話…へぇそうなんですかと感服…
そして旦那も会社辞めて鉄工所に勤める
そうかこれは○○新喜劇ベースだったんだと気が付く
作品を貶すつもりはまったくありませんが、気になった事が多くてコメントしてしまいました
甘ろっく
何となくそんな気はしていたが、自分には合わなかった。
総じてキャラ付けが“いい人”っぽ過ぎて嘘くさい。
冒頭の過去パートが長く感じ、子役の台詞回しが微妙なのも手伝っていきなり躓く。
(表情芝居は江口のりこに寄せてて上手かった)
早希の登場からも、3人がマイペース過ぎてイライラ。
優子は偉そうなこと言ってもアラフォーニートだし、早希は義娘とはいえ20歳近く上の相手にちゃん付けタメ語。
竜太郎はちゃんと2人を取り持ちなさいよ。
安直に人の死や震災を絡める話運びもイマイチ。
ボートのシーンは尺と回数に見合うほど活きてない。
矢印出てそうなおでん屋の兄ちゃんも、結局ただの愚痴をこぼす場所というだけで終わってしまうし。
南雲は実直であるのはいいが、あそこまで童貞臭くする必要はあったのか…
おまけに大プロジェクトを放り出して転職とは、『四月になれば彼女は』の弥生より無責任。
鉄蔵さんが怪我する原因となった若造に触れなかった上に、最後偉そうに再登場してモヤモヤ。
完全コメディならまだしも、演技は総じて力不足。
度重なる無音の演出、あからさまなBGM、無駄にドローンを使ったカメラアングルなども鼻についた。
そんな心境だからか、エンドロールの露骨な尼崎推しにも白けてしまう。
65歳と20歳の結婚は字面のインパクトにしかなってなかったし、優子と同年代の方がよかったのでは。
キャストを関西出身で固めたせいか、配役と脚本もハマってなかったように思いました。
見てよかった…
この映画の存在を知らなかったのですが、
映画好きの友達がオススメしてくれて、見に行きました。
見てよかった‼️
オススメしてくれた友達に感謝‼️
泣いて、泣いて、泣きまくりました…
そして、最後の最後…
え?え?
そうなん??
おめでとうーーーー‼️‼️‼️
よかったね‼️
と、またまた涙、涙…
久しぶりに心揺さぶられる映画に出会いました✨
私もこの命が終わる日まで
息子のあまろっくでいる。
面白かった
面白かったです
江口のりこさんと、中条あやみさんの関西弁の会話劇が面白かったです
なんとなく吉本新喜劇の人情物のような雰囲気でした。映画の中で次から次へとイベントが発生して、そういうところも新喜劇っぽかったです
バカして笑ってる意味。
通称「尼ロック」と呼ばれる尼崎閘門(水門)、その水門(水害から)に守られてる町に住む近松家の話。
仕事は出来るがパワハラがちの39歳優子、それもあってか突然のリストラで実家に戻る事に、笑って迎え入れてくれる父竜太郎との生活に戻る、母は19年前に他界…、しばらくすると竜太郎から再婚する事になったと打ち明けられ、優「まだ住ませてもらえるなら…」、竜「あたりまえやろ」で再婚相手に会ってみたら39歳優子より若い20歳の早希だった…。
始まって早々アヒルボートに乗る家族3人の姿から「あっ!これ好きな雰囲気、作品!」で終始ワクワクで楽しめた。
ちょっと人とのコミュニケーションが苦手で素っ気ない感じの優子と、いつもニコニコ笑ってバカやってる竜太郎と、家族団欒ご飯は家族で食べようと明るく振る舞う早希だったけど。
ざっくり書いたら、いきなりこられるとちょっとな優子と、最初から懐に入ろうとする早希の真っ直ぐな性格で噛み合わないんだけど、マラソンへ逝った竜太郎の事もありで…、二人の関係性がいい方へ変わり、早希の家族を思う気持ちが本気と分かった優子もいつの間にか早希の存在が大きくなってて。
早希の家族団欒を夢見る理由と竜太郎のいつもバカやってた理由が分かった時には涙。
鶴瓶さん駿河太郎と親子共演(笑)
一緒のシーンはなかったけど。
とりあえず温かい家族ドラマで終始面白かったです。
あなたもいつかは、誰かのあまろっくになるのだと思います
2024.4.20 MOVIX京都
2024年の日本映画(119分、G)
尼崎を舞台に、65歳の父と20歳の再婚相手の結婚生活に振り回される39歳の娘を描いたヒューマンドラマ
監督は中村和宏
脚本は西井文子
物語の舞台は、兵庫県尼崎市
そこで鉄工所の娘として生まれた優子(江口のりこ、幼少期:後野夏陽)は、ぐうたらで働かない父・竜太郎(笑福亭鶴瓶、若年期:松尾諭)を反面教師として、京都大学を卒業し、東京の企業への就職を果たした
そこでも優秀な成績を収め、社長(浜村淳)から表彰を受けるほどになったが、ある日突然リストラを宣告されてしまう
優子がやむを得ずに実家に戻ると、父は「祝・リストラ」の横断幕で出迎え、「人生で起こることはなんでも楽しまなあかん」と言い切った
それから数年後、優子は働きもせずに脛をかじる生活をしていて、幼馴染の太一(駿河太郎、幼少期:宇治本竜ノ介)からも苦言を呈されてしまう
ある日、父から「再婚する」と聞かされた優子は、「この家にいても良いなら構わない」というものの、20歳の女性・早希(中条あゆみ)との結婚として困惑してしまう
自分の半分くらいしか生きていない年下がいきなり母親ということになり、早希の望む朝夕の団欒をブッチし、太一のおでん屋で時間を過ごすハメになる
だが、太一から「邪魔者はお前のほうなんやぞ」と言われてしまい、現実を直視せざるを得なくなるのである
物語は、歳の差結婚に困惑する行き遅れが描かれ、早希のお節介でお見合い話が起きて、さらにややこしい展開を迎えることになる
だが、そのお見合い相手の南雲(中林大樹)は、優子と同じ大学に通っていて、彼はその時から優子に興味を持っていた
そこで南雲は、彼女の思い出のうどん屋で接近を図り、そこからデートをするまでに漕ぎ着ける
南雲は「優秀な人と話すと自分の至らないところが見える」と恐縮し、優子も話の通じる南雲との会話を楽しむようになってくるのである
映画は、前半のギスギスした関係が、中盤に起こるある事件によって、変化する様子を描き、優子自身が「家族とは何か」を考えるように動いていく
そして、竜太郎の言葉「人生に起こることは何でも楽しまなきゃあかん」の真の意味が描かれていく
このシーンで真相を語る鉄工所のベテラン社員・高橋鉄蔵を演じる佐川満男は映画公開を控えて急逝されたのだが、彼がこの言葉を伝えることで、映画はメタ的な構造へと進化していく
そのネタバレは控えさせていただくが、中盤のある事件などのネタバレもない状態で鑑賞した方が感慨深いので、興味のある方は「ネタバレ封印」で臨んでほしいと思う
なので、ネタバレレビューではあるものの、作品への敬意を表し、これぐらいで結ばせていただくとする
いずれにせよ、映画の予告編で「関西の人は絶対見にきてな」と言っていた鶴瓶の言葉もメタ的なものになっていて、その言葉の真意を汲み取ることもできる
その上で、家族とは何かとか、人生とは何かを考えるきっかけになると思うので、そう言った意味において、とても貴重な映画になっていると思った
この映画は尼崎が舞台になっているが、他の地域でも同じことを感じられるのが日本という国なので、関西弁に抵抗があっても、そこは脳内変換をして鑑賞していただければ良いのではないだろうか
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