あまろっくのレビュー・感想・評価
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その打ち明け方は、ツボです
鶴瓶と江口のり子であることが全面に押し出されているから、笑っちゃうし、ほろっときてしまう。
60過ぎの町工場経営のおっさんの再婚相手が、20歳の美人?
そんなファンタジー設定も、演者の力量で飲み込めてしまうから不思議。中条あゆみも2人に負けない顔圧で頑張ってます。
家族に対しては、自分のできる範囲でしか関わらない。そんなドライな考え方を持っているから、ことさら家族を強調する早希にはイラッとするし、優子の決断に共感してしまう。
だけど、お約束の大団円を受け入れてしまう自分には、昭和的家族へのノスタルジーがあるのかもしれない。
「何が起きても、人生は楽しまなあかん」竜太郎の言葉は、阪神大震災を経ているからこそ、心に響く。トラブルが舞い込んできても、竜太郎イズムで頑張ってみよう。
そのタイミングで、大事なことを打ち明けますか?
鶴瓶と江口のり子とも大爆笑でございました。
禍福は糾える縄の如し
「人生に起こることは何でも楽しまな。」
阪神淡路大震災を生きぬいて来た方々はこうして力強く明るく前向きに暮らして来たのですね。
エンドロールで尼崎市の皆さんが紹介されたのは自慢になるしうれしいでしょうね。
実力を発揮するより周りとの調和を優先する、他の人にペースを合わせる事は大事だとは思う。でも矯角殺牛、有能が活かされないなんて残念な事だ。
家族はまずは一緒に居て同じ食卓を囲むことから始まり、互いの信頼が出来たら離れて居ても大丈夫なんだよね。思う気持ちは簡単に無くなるものではない。
禍福は糾える縄の如し、それにしても二人共がエリートを投げ捨てて愛する家族と一緒に居ることを選ぶとは思わなかったなぁ。そうした展開を読めないなんて未熟だわ。もっと映画を見なきゃ。
見終わって佐川光男さんの訃報を目にしました。ご冥福をお祈りいたします。
贔屓あり
56本目。
あまろっく?
スルー作品だったけど、戻って2年、住んでたのが2年弱の尼崎。
作品名の言葉は聞いた事ないし、正直尼崎の事を良く知った訳でもないけど愛着はある。
で、どこが出てくると思ったら、阪神の方。
あちゃ、真逆だし、さっぱり。
でも城は懐かしい。
鶴瓶が早々に、ああなっちゃうとは思わなかったけど、そこからの距離感の縮まり方、展開が心地良く、笑顔の裏にある信念が分かってくると、オジサンの涙腺を緩ませるのは容易い訳で。
関西弁で喋ってるせいもあるんだろうけど、中条あやみが生き生きしてるのが、見ていて楽しめたかな。
エンディング曲、聞き慣れたサウンドと思ったら、ユニコーン。
一番好きだし、サプライズな感じで嬉しかった。
組み合わせ
主役3人の組み合わせが良いですね。観る前はチグハグな感じもありましたが、このメンバーの選定の妙がありました。尼崎に数年住んでましたが、尼ロックは知りませんでした。笑いあり、しょんぼりありで、面白かったです。
鶴瓶の家族に乾杯‼️❓A studioなの‼️❓
伝えようとすることは、わかるんですが、いまいち心に響かない。
家族讃歌のようで、町おこし的な感じが強い。
なんでかな、中条あやみ、が、違和感、どちらかとゆうと、大阪では、小芝風花、が、純情、一途で、ハマり役かも。
鶴瓶も、若い子と恋愛するようにも見えない、役所広司くらいならリアルなんだろうけど。
まあ、監督も脚本家の素人レベルだけど、演技は上手いので、そこそこ、うるうる、ハートフル、にさせられる。
ところで、鶴瓶は、すぐ、死んじゃうので、江口のりこの独壇場です。
北大阪の人と、鶴瓶と江口のりこを好きな人は、どうぞ。
私は、南河内の出なもんで、かな、違うかな。
すごくよかった!!
率直にまずはこの感想です
ほんとうに観てよかったです
話のテンポがよいので
つっかかりを感じることなく
安心して観られる映画でした
大きな悲しみを経験した人ほど
たくさん笑いながら
前向きに生きているんだな
すべての人が
そういうわけではないと思うけども…
一緒に同じ時間を過ごすなら
いつもイライラしてて文句ばかりの人より
いつも明るくて励ましてくれたり
褒めてくれたりする人のほうがいい
「人生はなんでも楽しまな」
楽しいことも、辛いことも、悲しいことも…
生きて人生を歩んでいるから経験できる
まるごと楽しめるようになれたらいいな
そんなふうに思えました
笑うところはちゃんと笑えて
泣けるところはちゃんと泣けて
いろんな感情を感じることができて
モヤモヤが晴れました
突然の報告のくだりは
みんな我慢?できなくてゲラゲラでした
親子はそんなところも似てしまうのか…笑
鶴瓶さんと江口さんだからこそ醸し出せる
あの空気感だったのかもしれないです
少しでも気になっている方はぜひ観てください
観ないと後悔する部類に入ります
え〜映画や〜
いきなりエセ関西弁風タイトルでしたが…
本当にナカナカ良い作品でした!
何か、江口さんとあやみちゃんと鶴瓶さんのために制作されたと言っても過言では無いような
未だ未見の方は先ずはYouTubeでこの作品の舞台挨拶をご覧になると 良い取っ掛かりになるかと…
其れに加えて脇を固める役者さんも誰一人としてハマってない人がいなくて、それもホント良かった
特に何気に中林大樹さん演じる ゆうこチャンの見合相手がワタシ的にはGoodでした
な…だけに終盤(何でついて行かんねん!※エセ②)って思うトコロはありましたが、
でもでも……結果は丸く収まるといった展開を含めても
とにかく良い作品でしたネ⤴
ええ家族やね。あんたもな!
尼ロックなる物は初めて知りました。
家族を守る存在として尼ロックを自認する自由人の父親とその娘、そして父親の再婚相手の若い娘の物語。
最初に言ってしまいますが、想像していた物を遥かに越えた素敵な作品でした。
全編に愛が溢れてました。家族への愛、仲間への愛、社会への愛。
愛がたくさんです。
阪神淡路大震災当時の描写がありましたが、亡くなった人たちのためにも生き残った人間は笑って生きて行こうと心に決めた父・竜太郎の覚悟が物語の柱となっているのですね。
協調性がなく和を乱す存在として描かれている娘・優子と、家族団らんに強い憧れを持つ後妻の早希。自分より遥かに年下の小娘を母として認められる訳も有りません。でもそんな二人がお互いをとても大事だと思う存在に変わって行くのも父・竜太郎に起きた出来事から。
やはり父は尼ロックだったのですね。
江口のりこさん、中条あやみさん、鶴瓶さん、とても良かったです。若いころの竜太郎を演じた松尾諭さんも全く違和感有りませんでした。大好きな中村ゆりさんも出てたし、佐川満男さん演じた鉄蔵さんがかっこよかったです。あと、優子の同級生のおでん屋役の駿河太郎さんもGOODでした。
早希の年齢がハタチの設定でしたが、母親を早く亡くしたわりに料理が上手そうだったり、家事もテキパキこなしていたので、二十代でももう少し上の設定でも良かったのではと感じました。
南雲さんは大学時代から優子が好きだったのかな?
笑いあり涙あり、心温まる本当に良い映画を見ました
追記
佐川満男さんが亡くなられたと言う報道を見ました。今作が遺作となられたのですね。
ご冥福をお祈りします
リストラ
小さい頃から優秀で、会社でも表彰される人物だったのに、友だちはいなかった。
お父さんの突然の死はビックリです。
お見合いの相手は、理想的でしたね。アブダビに行って大活躍が予想されたけど、仕事辞めて日本で結婚とはビックリしました。
あまろっく二世ですね。
何とも暖かい
採点3.9
尼崎市を舞台にした、性格も世代もバラバラな家族を描いたヒューマンコメディ。
W主演の江口のりこと、中条あやみの組み合わせが実に良い。
特に江口のりこに引っ張られたのか、中条あやみの芝居がすごく良かったです。
設定や展開に突っ込みたい所が色々あるのですが、それすらも本作の人情物語の一部な気がしました。
細かい演出は気が利いており、コブラ返りからのプロポーズ報告なんて、父の生写しで大笑いしました。
全編にお涙と笑いがうまいバランスで散りばめられており、それがくどすぎずちょうど良いです。
尼崎市出身の人達は特に響いたでしょうね。
何とも暖かい作品でした。
期待度◎鑑賞後の満足度◎ 関西人なら★五つ上げない訳にはいかないでしょう。しかもとてもキレイな○○○○○が漏れなく付いてきます。ポップコーンの塩が付いた指で泪を拭ったら目ェ痛いわ。
①東京で“シバキ倒すぞ”と言うたら、そらネエサン、パワハラですがな。
②江口のりこという逸材がいないと成り立たない映画でもありました。
③浜村淳、どこに出てましたっけ?
④演出に秀でた上手さは感じなかったが、脚本が結構細かいところにも目が届いていて上手いと思った。
⑤笑福亭鶴瓶の若い頃を駿河太郎が演じるのを観てみたかった気もするが、松尾諭はやはり芸達者だもんね。
⑥“和を以て貴しとなす”の日本ではなかなか生きづらかった優子ちゃん。
でも根っこはやっぱり関西のオバチャンでしたね。
⑦関西のちょっとケッタイな家族の話、という感じがよく出ていた。
♪人生に起こることはなんでも楽しまな♪
人生は何が起こるかわからない。いい事ばかりではなく、悲しいこともふりかかる。
それをどう捉えるかということだ。
被害者妄想で出来事のせい、人のせいにして生きるのもひとつの生き方だが、それって人生損してんで!
ってことを満面の笑みで俳優・鶴瓶が教えてくれる。
彼以外にだれがこの役をやってもこうはいかない味がある。
また、若い頃を松尾諭が演じていて本当に若き日の鶴瓶に見えるのが素晴らしかった。
♪人間食べて寝たら何とかなるもんや。♪と父が娘に差し出す種入りの父の梅干し握り飯は、食べることイコール生きることの象徴だとおもう。
ガリっと出てくる硬い梅干しの種が人生の辛さ、理不尽だ。
上手くペッと吐き出して握り飯のような素朴な人生をおいしくいただきましょう。
娘の江口のりこと義母の中条あやみの組み合わせも最高!
プレゼン資料は1分で見る人、5分で見る人の目にも留まるようにとは人の立場にたてる優子ちゃんの一面でもあるんだろうけど、言い方がキツイのと、賢すぎて浮いてしまうのよね。
そんな優子の頭の切れ味を面白がるお見合い相手を演じている中林大樹に注目せずにはいられなかった。
この映画にふさわしい人選だ。
コロナ禍の時に、妻の竹内結子を亡くし、連れ子と自分の産まれたばかりの子どもを引取り暮らす父。この映画の人情そのものを地でやってる人だからふところの深い微笑みにも説得力が増す。
こういう訳は不倫俳優がやっても説得力ないからね。
紅萬子さんは久しぶりに観たら知らぬ間に紅壱子さんに変わってて驚きました。
私がアップデートできてなかっただけなんだがm(_ _)m
それを言うなら尼ロックのこともこの映画を観るまで不勉強で知りませんでした。ごめんなさい。
阪神・淡路大震災については、観て辛くしんどくない程度にされど伝わるようにちょうどいいさじ加減で描かれていた。広島や長崎の原爆の被災者を映像化せず1分の語りで済ませたオッペンハイマーや、東日本大震災で亡くなった母を描いたものの配慮が足りず、映画館内でフラッシュバックを起こした人もいたすずめの戸締りに比べるとよくできた取り扱い。
あまろっくのような家族を、まわりの社会を守れる素敵な大人になりたいな。
本編ではアレンジされたユニコーンABEDON作曲のあまろっくが静かにかかり、エンディングでは、奥田民生作詞
、ABEDON作曲のユニコーンのあまろっくがかかりました。曲の余韻もあいまって生きる勇気、血の繋がりを超えた家族の絆を大事にしようと思わせる作品でした。
いや・・・アブダビ行けよ!!
古き良き人情モノの映画でした。ラストは晴れの舞台で大団円。めでたしめでたし。
いい映画ですが、ツッコミたくなるような所もしばしばありました。
潰れかけの鉄工所のハゲたおっちゃんの所に、20歳で美人で性格の良い嫁がやってきて、社会不適合者でニートになってしまった娘の所に、京大出のエリートサラリーマンが見合いにやってきて、ハゲたおっちゃんは死んでしまったけど、子供産まれるし、みんなで鉄工所を盛り上げていこうという話。
エリートサラリーマンは「砂漠に新幹線を走らせたい!」とか言ってたのに、鉄工所の兄ちゃんに「おい!新入り!遅えぞ!!」とか言われて幸せなんだろうか?とふと思ってしまった。
まあでも細かいところは気にせずに、主人公が幸せになって良かったね。でいいかな。
天使すぎる20歳の再婚相手
こんなヤツおるかい?いいたくなる設定で、現実はこんな人おらんと最初はシラケ気味で観てました。
若干劇っぽいセリフ口調に松竹新喜劇ぽさは感じましたが、やっぱ人情喜劇はこれぐらい分かりやすい方がいいのかも! 結果感動させられまくりました。
見終わって絶対いい気分になると思います、おもしろかったっ。
人情モノ、
震災ポルノと言いたい人は言っとけ。泣けるんだから、それは正義。中条さん萌える〜結婚したばかりはやっぱ違うねー。大ピンチの理由もありそうで良かった。荒い地元言葉は上手く使うとハマりますねぇ。
兵庫県で起きた特定の震災についての描写があるので注意
今年151本目(合計1,243本目/今月(2024年4月度)25本目)。
(前の作品 「フレディ・マーキュリー The Show Must Go On」→この作品「あまろっく」→次の作品「陰陽師0」)
大阪市在住の私ですが、尼崎に行く機会があまりなく(尼崎で必要なものは大半大阪市で買えるため)、逆に尼崎から大阪市はベッドタウンという扱いで「人の流れ」が極端なようです。
…といっても私も尼崎市のこの「尼ロック」のことは全然知らず(ごく一部において実話を参照している。実際「尼ロック」がなかったことの尼崎の描写が写真ベースである)、この「尼ロック」をメインとしながら再婚するだのしないだの、誰かを好きになるだのといった話に流れていきます。
実質的には尼崎市(兵庫県)の「ご当地映画」の色彩が強く、映画として見たとき他の作品と比べてどうか…と思った点はあるものの、この点のいわゆる「ご当地もの」は多少の差はあってもそうなることが多く、多少変かなと思う点はあるもののそこまで突っ込んでも仕方がないのであまり厳しくはみませんでした。
といっても、今からもう25年ほどになりますが「兵庫・大阪が被害になった震災」について触れているシーンがあり(本質論ではないが、映画の一つのストーリー上の展開になる)、そこは何らか配慮が欲しかったです(日本では震災ものは何らか注意しましょうという描写が入るので)。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.2/震災に関する配慮不足)
もう25年も前のことだし、他の大きな震災(特に東日本大震災ほか)に比べるとどうしても後者のほうが日本では強めに大きく評価されることがありますが、この点は今でも時期になると取りあげられることもあり、映画のタイトル他からこの展開は想定できませんので、何らか「注意書き」が欲しかったです。
(減点0.2/自宅と不動産を売る)
民法上は177条の扱いですが、宅建業者?から資料をもらってきて「ほら、ここに印鑑を押して」などと言われますが、土地の売買は他の売買と違うので(土地だけでも不動産登記法という特別法があるし、工場に関しては工場抵当法という特殊な法律がある)、ここは「ただのお買い物」ではありませんので、正しく描写して欲しかったです。
(ただ、この点厳密に「描きすぎ」で混乱させたのが「シャイロックの子供たち」でこちらはこちらで司法書士の資格持ちじゃないと理解できないんじゃないかというレベルで難易度が極端だったのですが、土地・工場ほかの不動産の得喪(177条ほか)を単に「ハンコを押して」というのはちょっと違うんじゃないかというところです)
尼っ子は皆見るべき作品!!
尼崎が舞台になった映画と知り、尼崎で生まれ育った私は絶対に見ないとと思い鑑賞してきました。
尼崎の人なら、皆んな小学校で学んだ、尼ロック…題材が地味だなと観るまでは思ってましたが、感動的なラストで尼ロックを題名にした理由がわかります。
尼崎が今まで以上に好きになれる作品です!
都会にはない、下町の人情味溢れる人々の温かみが感じられ、笑いあり涙ありで、見終わった後はほっこり温かい気持ちになれますよ。
尼崎で生まれ育った方々には、ぜひ一度見ていただきたい作品です。
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