「良い映画とも思われましたが、現在性には疑問が‥」あまろっく komagire23さんの映画レビュー(感想・評価)
良い映画とも思われましたが、現在性には疑問が‥
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(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
映画を通して良い映画だとは思われました。
特に、中条あやみさんが演じた実際の家族の愛情を知らないのに明るく常に振舞っている早希は魅力があり、主人公・近松優子(江口のりこさん・後野夏陽さん・別所美紀さん)の父の近松竜太郎(笑福亭鶴瓶さん・松尾諭さん)も魅力ある人物だっと思われます。
ただ一方で、描かれている内容は、古き良き(専業主婦的)家族へのノスタルージー暗喩と感じられ、果たして現在に耐えられる映画になっているのかは個人的には大いに疑問はありました。
(事実、主人公・近松優子の母(近松愛子(中村ゆりさん))は亡くなっていて、父の近松竜太郎も映画の早々に亡くなり、今は無きノスタルジー暗喩の表現になっています)
そして(魅力的な人物だとは感じながら)早希(中条あやみさん)の描写は親の愛情を知らないはずなのに、ちょっと理想的描写過ぎるのではとは思われました。
個人的には、この作品の良さは踏まえた上で、とても現在に耐ええる内容とは思えないと感じられ、シビアに今回の点数となりました。
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