「メキシコの厳しい現状」型破りな教室 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
メキシコの厳しい現状
実話ベース&主演のエウヘニオ・デルベス(『コーダ あいのうた』の音楽教師役)が先生役という
ことが鑑賞動機です。
主人公フアレス先生と校長先生の関係性が徐々に熱い友情になっていくのが、すごく胸熱でした。
また、生徒のパロマ(実在の天才少女)、ニコ、ルペ、この3人にスポットを当てて
物語を進行させていき、この3人の学問への興味・向かい合おうとする姿勢が
フアレス先生との出会いによって変化していくところも、すごく胸熱でしたね。
ただ、メキシコという国の状態、それぞれの家庭環境、この国の文化、が、
なかなか教育・学問で素晴らしい成績をおさめたり、天才的な子どもがいても、
世に出ていくのが難しかったりするのでしょうね。
そういうことを思うとやるせなくなったりもしました。
でも、胸が熱くなる、すごく良い作品でした。
フアレス先生・校長先生をはじめ、子どもたちの俳優陣の演技も素晴らしくて、
良い映画を観たなあと、うれしく思いました。
こういう作品との出会いがあるから、映画鑑賞は楽しいですし、人生が豊になるように思いますね。
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