「音楽演出の妙。」型破りな教室 ちはやさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽演出の妙。
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新春1本目。
メキシコの貧困、犯罪と子供たちの未来実話を基に映画化。
「教えない」授業で先生と子供達が学ぶことに目覚めていくライド感がテンポ良かったですね。所々あるジョークと現実との緊張緩和のバランスも見ていて心地よかった。
間違いなく自分が好きで且つ秀作。だからこそ、唯一気になったのが後半の演出過多。具体的には、試験時の円陣を組むシーンなどはもう少しあっさりしても良かったのかな。
(本作、絵面は日本では考えられない地獄絵図(ゴミ、麻薬等)が終始続くのですが、テンポ展開に合わせて、和やかな音楽が流れます。「ここは安心して観られるシーン」「ここは子供が未来に向かっていくシーン」など言葉で説明なくても音楽が客側にそれを訴える。目立たないですが音楽演出にも気にかけて頂きたい、大満足の一作でした)
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