18歳のおとなたちのレビュー・感想・評価
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18歳のこどもだまし
冒頭、話しかけるより先に道を塞ぎ、飲食店かと思いきや家に連れ込み、そのまま住まわせる菜摘。
(TVめちゃデカかったし、世間知らずのお嬢様かな?)
まぁきっかけは強引でも後がよければ、と思ったが、やはり色々おかしい。
半袖で出所したと思ったら、いつの間にやら冬。
仲間集めもなかなか進まず、かと思えば再会から抱える問題の解決まではアッサリ。
一番映画づくりに詳しそうな翔は特に活躍しない。
一向に映画を撮らないと思えば、何故か翠の家庭問題を深堀り。
いや、時間ないんだから出歯亀してないで準備しろよ、と思ったらまさかのその模様を上映。
オラついてた奴らも「カット」の一声で鎮静化。
実はもう一本撮ってました〜、で、それは見せずに終了。
これ、どこまでが実話なんでしょ。
賠償金とクラファン金額が完全一致で、撮影開始日まで一円も手を付けてないって、本当ですか?
誠の母が毎日食事を作ってくれてた件はよかったのに、家に帰るどころか過去以外で会話シーンすらない。
(ってか、あの母ならいくら邪険にされようが出所のとき迎えにいくだろ)
菜摘が、翔の想いを察しつつ誠に送らせる展開で、翠から矢印があるのかと思えば恋愛要素もそれきり。
成人年齢引き下げも契約問題にしか絡んでおらず、ハタチだろうが文化祭だろうが成り立つ内容。
菜摘のお仕事要素まで入れるから、18歳の青春群像としても薄くなってたし。
最後のみんなの表情からして完成した作品は迷作っぽかったけど、何が“奇跡”だったのだろう…
意外とコミカル
鑑賞前に想像していたよりも、コミカルな感じがしたんです。
そのおかげでしょうか、設定の細かい事が気になりませんでした。
自分が18歳だと想像したら、あんな可愛らしいお姉さんの部屋に泊まったら・・・(以下自粛)
そんな事も無く、健全でした。
それでですね、そんな感じだからあまり感動出来ないかなと思って観ていたんです。
だけど、あの食事と書き置きメモのシーンで涙腺やられましたよ。
あのシーンの為だけに、この映画が有ると言ってもいいくらいに。
多感な十代半ばを漸く抜けようかという18歳なんて、親から見たらまだまだ子供ですよね。
成人になっていろいろ責任を負わされるけど、まだ大人に甘えて良いと思うの。
それと、この映画で印象に残ったのが、マコトの幼少期を演じた上野山夢輝くん。
カッコイイよね。
二股からの一通。
北関東少年院から出所した18歳、成田誠の話。
少年院外で待ってた見知らぬ女性(山田菜摘)にお願いがあると言われ…、飯に釣られて自宅にて話を聞くと「成人式の実行委員」になってくれと言われるも断る誠、その菜摘に「やりたい事なかったの?」と言われ、小学生時代に書いた脚本の事を思い出し、成人式で流す短編映画を製作する事に…。
小学生まで一緒に脚本書いたり映画ネタの構想を練った仲間(カケル)との数年ぶりの再会と再友、中学に上がり誠は不良、カケルは変わらず真面目と方向性が違い…。
そんなカケルとも短編映画を製作でまた一緒になり、インフルエンサーで幼馴染みでもある翠も交じり、菜摘も含めた4人で製作する事になるんだけど、ちょっと安っぽさも感じたり、脚本の流れに違和感を感じる部分はあったけど、普通に面白くて。
誠と翠には親問題も少しありで、ラストの翠と母(雛形あきこ)のシーンで、途中から割ってはいる誠の言葉「家族ってめんどくせぇんだよ」ってツッコミには何か涙出ちゃって(笑)
あと、いつ自宅に戻るか分からない誠の為に毎晩用意してくれてた夕飯とメモ、母ちゃんの優しさにも涙。普通に面白くて何か泣けてで正直全く期待してなかったんだけど飽きずに面白かった。
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