「救われたのは誰か」白日青春 生きてこそ ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
救われたのは誰か
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孤独なタクシー運転手、アル中で息子との関係もギクシャクしていた。荒れた生活の中でおこしてしまった交通事故により1人の不法滞在の男が死んだ。事故の原因も完全に自分の保身のため。
けれど、亡くなった男の家族をみて自分のしでかしたことの大きさを知るのだ。1人でグレているだけなら誰にも迷惑はかからないが、自分のせいで不幸になる家族を目の当たりにして、助けようと動き出す。
その家の男の子は,たくましく生きていたけれど,当たり前のように悪い組織のに使われていた。救い出し,外国に送り出すまでの過程で,彼は人としての心を取り戻していく。少年を救っているようで,救われたのは彼だ。
話はここで終わるけれど、彼はこのあと,自分の息子や過去と向き合っていくだろう。身体はお酒でボロボロになっているけれど、豊かな最後になると思った。
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