帰ってきた あぶない刑事のレビュー・感想・評価
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知らない人でも入りやすいのでは?
往年ファンの期待にも応え、
本放送を全く知らない世代にも入りやすかったのではなかろうか。
一番難しいハードルを軽々越えてきた感触にニンマリしてしまった。
そもそも二人が探偵でカムバックしてきた地点で新シリーズなのだから、さもありなんだ。
そして本編、軽妙でクールなコンビに今回は老いが加味されるわけだが、
尖りまくっていた若かりし頃とは異なり
「マイルドな余裕」が自然、醸し出されるかたちとなっており、
これが新しい魅力となってとてもいい。
年上男性からのパワハラ、セクハラ、モラハラとうるさい時代だが
不思議なほど二人の間から微塵も感じることはなかった。
この空気感だけでも一見の価値ありである。
またスピーディー、トリッキーで物量戦なガンアクションもいいが、
本編でのシンプルなここぞ手練れのガンアクションにも見惚れた。
「役でやっている」のではなく、そういう人物が存在しているような説得力に満ちて見え、
とても鮮明に映った。
タカとユージは本当にどこかにいるんじゃないのか。
思わずにおれない。
それはきっと「演技」が百パーセントのキャラクターではないからだと思える。
こうしたエンタメが減った今、本当に楽しかったし、見てよかったと振り返る。
そして今回、女性陣も本当にくまなくイイのだな!
ABUDEKA IS BACK!
次は是非探偵モノで!
視聴してまず心配になったのは、果たしてこの作品を若い世代の...昭和あぶ刑事を知らない人たちが見たらどう思うのだろう?と。僕らリアルタイム世代が見て憧れた頃よりはだいぶマイルドな味付けですが。
でも、こちらのレビューを読む限りでは概ね受け入れて頂けてるようで安心しました。
言っとくけど38年前はもっとハードだったからね?笑
街角でチンピラを理由も無くいきなり殴り飛ばしたり、女湯で犯人と格闘したり、スタッフの車がカースタントの餌食にされたり...今では考えられないような事を色々やってたよな、と改めて隔世の感。それが当たり前として刷り込まれてきた世代です。
もし興味を持って貰えたら是非TVシリーズのDVDなんかも見て頂いて、当時の若い世代が夢中になった彼らの魅力を少しでも感じ取って頂けると嬉しいです。
僕らオジサン達の評価は別に良いのよ。どうせいつも真っ二つに分かれるんだから笑
個人的には、可能性は薄いと思うけど今はなぜか80年代ブームのようですし、二人も刑事から探偵になったので...
かつて恭兵さん主演で映画化された「べっぴんの町」のような世界観で、思いっきりビンテージなハードボイルドタッチの探偵モノなどもスピンオフ的にアリではないかな〜と妄想しています。
何はともあれ、令和の世になってもまだ会えるとは思っていませんでした。
それだけで、この映画を作って頂けたことに本当に感謝しています。
オープニングで高揚感満載!
8年ぶりに横浜に帰ってきたタカとユージは最高にかっこよかった。
最近の映画はとかく感動ものやリアリティを追求するものが多いが、あぶデカは往年のTVシリーズをの彷彿させてくれる作品だ。オープニングはTVシリーズのShe's So Goodに始まりアドレナリン出まくりで物語に引き込んでくれる。エンディングもこれまた当時のエンドロールを使用しれくれるというファンを理解してくれている演出が心憎いしファンに対する徹底したサービスに感服した。物語の内容には賛否があるようだが、ワタシには少なくとも、これまでのシリーズよりも「人間・タカ&ユージ」を魅せてくれ、新たな一面を垣間見た気がした。おてんばな彩夏に翻弄されつつも、ナツコを探す2人は往年の躍動感と「いま」のタカ&ユージを魅せてくれる。タカとユージのアドリブの利いた掛け合い、そこにトオルと薫がまじりあう。変わらぬ軽妙感が物語を必要以上に重たくさせずにエンディングまで導く。途中には近藤課長や若かりしタカ&ユージが現れる、本当に昔からの熱烈ファンにはたまらない。ユージが走るシーンに感動し、ラストのタカのハーレーに乗る姿、そこからのショットガンには本当に鳥肌もので涙がでてしまうほどのかっこよさ。観客の年齢層が高いが、若い人たちこそ、こういう通常の生活では成立しない世界を感じてもらいたい。これこそがエンターテインメントということを知ってもらいたい。踊る大捜査線という大ヒット映画が世にでたり、様々な規制によって警察、刑事ものはこれまでとは様変わりしたが、令和となってもあぶデカがこれだけ支持を得るということを制作関係者も一考してほしい。今回タカ&ユージがスクリーンで活躍、街を駆け抜け事件を解決する様を見てそう感じたし、この映画はファンを裏切ることはなかった。忘れちゃいけない敵役の方々もお上手だった。できうるならもう一作、トオルの言う「あぶタン」をやってほしい。そして新たな世界を確立してほしいと思うのはワタシだけか。
痛快、痛快!
探偵の工藤ちゃん、大門軍団も、七曲署も大ざっぱに言えばこの時代でしたっけ?!日本列島改造論、高度成長期を遠い昔に過ごし、バブルに向けて真っしぐらの古き良き時代でした。
私はすいませんが(いや謝ってるんじゃなくて)あんなにスパスパ煙吐いてたんですね!今の若い子たちには想像できないことでしょうね。後輩たちからよく「marimari パパさんってバブルご存知でしたっけ?」などとふざけた質問を受けましたが「もう営業してたよ!」って威張ってました。
いやあ痛快ですね。もちろんフィクションだから突っ込もうとすればどれだけでも突っ込めますが、🎵違う、違う、そうじゃな〜い🎵んですよね、この手の作品は!
前の日の夜中、番宣を兼ねて深夜に『もっとあぶない刑事』だっけの最終回放送してて思わず翌日の出張のことなど気にもせず観入ってしまいました。左右に黒く太い柱が立っててそこに番宣タイトルがずっと出っぱなし!コンパクトで観やすい画面でした!(ホントか?)
いやあそれにしてもお二人とも頑張ってますよね!インディジョーンズのごとく。若いですね、とは到底言えませんが、でも舘さんの方が見られる(失礼!)お顔立ちでダンディとはこのことか!って感じでした。柴田恭平さんはカッコいいんですがお顔の皺がちょっと、ちょっと、ちょっと、でした。アクションは申し分ないんですけどね。
トオルちゃんも相変わらず舎弟してましたし。この手の役がいたについてる感じですよね。『家売る女』でもヘタレでしたし。
土屋太鳳さんもカッコよかったですね。薫(W浅野の温子さん)ほとんどお化けでしたよね、夢見そう!よく引き受けましたよね。でも無しじゃ締まらないですもんね。
監督さん、38年前の『あぶ刑事』テレビ初回放送時はまだ生まれてなかったんですね。時代を感じますが、かえってやりやすかったかも?あたま空っぽにして大画面で楽しむ映画でした。
余談
舘ひろしさんは我が家の近所にお父様が開院された舘クリニックがあって高校の大先輩なんですよ。当時のラグビー部監督(体育教師)に私も体育教わりました。姫野さんちも近いんですよ。(名古屋のジモトーク)
ナチュラルなユージも素敵
70代とは思えない色気とアクション!
あの空気感が素晴らしいし、今の日本ではない拳銃ぶっ放しまくる日本人。刑事ですらないのにw
トオル課長も押収品の銃を毎度持ってきちゃうしw
こんなことやってるから万年課長なのではw
でも横浜の街を動き回るタカユージはいいなぁ
今回は娘かもな子が現れて、引退して営む探偵事務所の、少しだけユージの生活が伺えるシーン(洗濯物干したり、少しラフなナチュラルな服装のユージ)があって、でも世界観を壊さないというか、柔らかいゆっくりとした感じのユージがよかったなぁと思います。
吉瀬さんとタカのラブシーンもかっこいい
タカさんはあくまでミステリアス
昔ヨボヨボになってもあぶない刑事って言ってたけど、70代でもヨボヨボしてなくて笑 すごい
浅野温子さんの扱いがかなりひどいのでもっといいシーンもあっていいんじゃないのって思うけど笑
岸谷五郎さんすごいよかったし、早乙女太一のキレ気味なのも狂気感があってよかったかなわかりやすいヴィラン。
もう一回くらい見たい
本当に帰ってきましたね
こういうのでいいんだよ
視聴してきました。
ちゃんと聖地巡礼の意味を込めて桜木町のブルク13で…。
突然ですが私は浜っ子です。
だから勿論バイアス込の評価ですが最高です。
内容としては今までのあぶ刑事映画を想像してみてください。
はい、そうです。
二人がドンパチして事件を解决。
そういう内容です。
でもそれでいいんです。
自分が産まれる前からやっていた映像シリーズ。
しかし、小さい時から再放送や映画版のロードショー公開で慣れ親しんだ作品。
その映像の中の二人の刑事の髪は真っ黒でしたが令和の時分…真っ白になっています。
しかし、その真っ白い髪を震わせながら二人はあのときの様に横浜中を駆け巡ります。(あるシーンのロケ地は大人の事情で神戸らしいですが。どおりで見覚えない訳だ。)
40年経ち横浜の街並みも変わりました。
だけれど二人はまるで、あの時のままみたいにスクリーンで暴れまわります。
それが見れただけでも良い作品です。
できることならもう一作くらいみたいかなぁ…。
ちょくちょく映る若手俳優がセクシーでもダンディでもないので差し引いて星4.5で!
観客が観たい映画作りに徹している
あぶない刑事シリーズの第8作。令和時代を反映してはいるが、第1作から変わらず、昭和テイスト満載で、観客を楽しませるという作り手の揺るぎない意志を感じた。観終わって満足感に浸ることができた。8年前に、『さらばあぶない刑事』を観た時、いずれ復活するなと感じたが、その通りになって嬉しい。
本作の舞台は横浜。定年退職後ニュージーランドに移ったが、訳ありで日本に帰国して探偵業を始めた個性的な二人の元刑事、タカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)が主人公。ある日、二人の事務所に永峰彩夏(土屋太鳳)という若い女性が訪れ母親・夏子探しを依頼する。夏子は二人の旧知の女性だった。タカは、既に、夏子に似た女性(吉瀬美智子)を見掛けていた。二人は夏子捜索を開始するが、警察も容易に手を出せない犯罪組織が二人の前に立ちはだかってくる。二人の巨悪との戦いが始まる・・・。
二人の軽妙なやり取り、カーアクション、格闘シーン、銃撃戦など、お約束の見処は満載。設定は現代だが、TVシリーズ当時の昭和テイストに溢れ堪らなかった。二人とも70歳代になった。顔のシワは役者としてのキャリアの証。体のキレ、姿勢の良さには脱帽。老いたというよりは上手に歳を取った感が強い。おしゃれ、粋、軽妙でありながら、強い正義感を持った二人の活躍は爽快だった。二人の軽妙なやり取りは歳を重ねて円熟味を増している。
作り手が、観客にテーマ、メッセージを提起して、観客に考えさせるという作品が今の映画作りの主流だが、本作は観客が観たいものを作るという娯楽性重視の映画作りが明確であり、映画の娯楽性を再認識できる作品に仕上がっている。我々観客は、娯楽として楽しみたいから劇場に足を運ぶのである。娯楽性を重視した本作の作品コンセプトは映画作りの原点である。
人生100年時代であり、舘ひろし、柴田恭兵はまだまだ現役である。二人の創り出すショータイムをまたいつの日か観られることを期待したい。
あぶデカ祭りです。
3 楽しい
懐かしい
懐かしさだけやなかった 「令和もあぶない刑事」
前作から8年、個人的には有終の美を飾ったと思っていた。しかし燻ぶっていたのか、彼らは自分の年齢を鑑みずにスクリーンに帰ってきた。自分も“あぶ刑事ファン”の一人であり、「これは是非とも観なければ」と即座に思ったのだが、同時に
「正直大丈夫か?」と思った。
ポスターや事前情報の画像から漂う「老い」と「くすみ」。そらそうや。お互いもう古希を超え、後期高齢者の一歩手前。個人的に思う“あぶない刑事”とは、疾走感と重厚感とはっちゃけ感が混在するシリーズ。なのに2作前より老いを感じるシーンが目立ってきてさらに、なんですよ。これは成り立つのか?という不安も抱えつつ鑑賞したんですが・・・、
見事なブラッシュアップ!
いや正直驚きました。昔のような感じは残しつつ、「あれ、これは新しいな」と思うところも多い。その新しさは、主演の二人よりも、脇役のハマりの良さが大いに貢献しているかと。土屋太鳳の疾走する様、早乙女太一、岸谷五朗が織りなす重厚な雰囲気、そして舘ひろし、柴田恭兵がそもそも持っていたはっちゃけ感。今にして思えば脚本も各々が持つ魅力を上手く引き出したかのような展開。新しい風が古臭さを脱臭し、老いた二人がその風に乗って二人がさらに輝きを取り戻しているんです。ゆえに面白い!ちゃんと走るシーンもバイクでぶっ放すお決まりの展開あるし!
しかし、残念ポイントがあるのもたしか。特に気になるのはアクションシーンのお決まり感の明らかさ。お笑いシーンは別として、もうありえんやん、そんなんならんやんと思ってしまう展開がそこそこあり、特にクライマックスであった鼻にくる展開はもう少しならんかったか。そこは昭和やないんやし、あざとさやスマートさがもっと欲しかった。でもこれはこれであぶない刑事らしいのか。
それでも、最初の心配は杞憂に終わりました。まさかここまで面白かったとは。古参と新風が混ざり合った本作は「懐かしくも新しさを感じる良作」と思い、“あぶ刑事ファン”の自分は満足しました。
良かった。
半身刑事
長年愛されているシリーズなだけあって、他の刑事ものとは安定感が段違い。昭和臭い!もこの映画に関しては最高の褒め言葉。令和の時代になれど、そのハチャメチャなスタイルは一切変わらず。タカ&ユージ、永久不滅の名コンビ。2人とも70超えていい歳してるのに、この役を演じれば子どもみたく若々しくなる。元気が1番!歳をとっても、若い時のようにドーンと構えて人生楽しんでいれば、全く衰えて見えないよね。世のおじいちゃんに勇気を与えてくれる、舘ひろし&柴田恭兵の大活躍劇。評判通り、いい作品だ。
ただ、本筋に難アリ。
探偵になった2人が、自分を捨てた母親を探して欲しいという娘っ子の依頼を引き受けるのだが、その母親は実はタカ&ユージの元恋人だった!?という、なかなかに面白い設定なんだけど、コメディとシリアスのバランスが非常に悪く、笑えるのに本筋のストーリーにいまいちワクワク出来ない。その上、早乙女太一演じる海堂が面白くなさすぎて、結構キツイ。浅野温子の出るタイミングも悪い。
せっかく面白い設定で、楽しいパートも多いのに、なんか上手く乗れなかった。ファン向け感が強いし、こりゃ映画イッキ見して再挑戦しないとな。ただ、仲村トオルはマジで最高!変態役ばっかりだったから、こんな可愛い演技が出来るなんてビックリ。今日から好きな俳優に仲村トオルが加わりました😁
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